くるま‐かし【車貸し・車借】 ①車で物を運んで賃銭を取ること。また、それを業とする人。今昔物語集29「その辺には―といふ者あまたあり」 ②車を貸して賃銭をとること。また、その人。 ⇒くるま【車】

くるま‐しゃっきん【車借金】_{‥シヤク‥} 江戸時代、数人連帯で借金し、毎月輪番で月賦でかえしたこと。 ⇒くるま【車】

しゃ‐しゃく【車借】 中世、荷車による運送業者。鳥羽と京都との間などに特に発達した。→馬借_ばしゃく

くるま-かし [3] 【車貸し・車借】 〔「くるまがし」とも〕 （１）車を貸してその使用料をとること。また，それを業とする人。 （２）車で物を運んで賃銭をとること。また，それを業とする人。「大津・坂本の馬借，鳥羽・白河の―/庭訓往来」

くるま-しゃっきん ―シヤク― 【車借金】 江戸時代，数人が連帯証文で借金し，毎月輪番で月賦で返済したこと。

しゃ-しゃく 【車借】 中世，牛馬のひく荷車を用いて物資の輸送にあたった運送業者。車力。 →馬借