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広辞苑の検索結果 (5)
かい‐きゅう【階級】‥キフ🔗⭐🔉
かい‐きゅう【階級】‥キフ
(古くはカイギュウとも)
①[後漢書文苑伝下、辺譲]地位・官職・俸給などの等級。「―章」
②(class)主に生産関係上の利害・地位・性質などを同じくする人間集団。資本家階級・労働者階級・地主階級など。広義には階層2に同じ。山路愛山、現代金権史「日本にては何時頃より此―を生じたるや」。「中産―」「知識―」
③生物(特に動植物)の分類上設けた各群で、相互の間に上位・下位の位置を規定したもの。上位から、界・門・綱・目・科・属・種に大別、必要に応じてそれぞれの下に亜門・亜綱などをおく。分類階級。
生物の分類階級(表)
④〔数〕統計資料などの度数分布をつくるときの各区間。
⇒かいきゅう‐いしき【階級意識】
⇒かいきゅう‐こっか【階級国家】
⇒かいきゅう‐せいとう【階級政党】
⇒かいきゅう‐とうそう【階級闘争】

かいきゅう‐いしき【階級意識】‥キフ‥🔗⭐🔉
かいきゅう‐いしき【階級意識】‥キフ‥
(class consciousness)同じ階級に属する人々が共有する意識。その階級の共通の利害を反映するものとされる。また、ある階級が自らの歴史的・社会的位置や使命を自覚し、これを実現しようとする意識。
⇒かい‐きゅう【階級】
かいきゅう‐こっか【階級国家】‥キフコク‥🔗⭐🔉
かいきゅう‐こっか【階級国家】‥キフコク‥
国家を特定の階級による支配の機関と見なす国家観。
⇒かい‐きゅう【階級】
かいきゅう‐せいとう【階級政党】‥キフ‥タウ🔗⭐🔉
かいきゅう‐せいとう【階級政党】‥キフ‥タウ
特定の階級の立場や利害を代表する政党。特に、労働者階級を基盤とする政党をいう。↔国民政党。
⇒かい‐きゅう【階級】
かいきゅう‐とうそう【階級闘争】‥キフ‥サウ🔗⭐🔉
かいきゅう‐とうそう【階級闘争】‥キフ‥サウ
(Klassenkampf ドイツ)政治上の権力をめぐって支配階級と被支配階級との間で行われる闘争。マルクス主義では歴史発展の原動力と見なす。
⇒かい‐きゅう【階級】
大辞林の検索結果 (8)
かい-きゅう【階級】🔗⭐🔉
かい-きゅう ―キフ [0] 【階級】
(1)社会や組織の中での身分・地位などの段階。特に,軍隊での位。「―が上がる」
(2)生産手段や生産から得る利益などに関して対立する関係にある社会的集団。封建制下の領主と農奴,資本主義社会における資本家と労働者など。「無産―」
(3)一定の社会で,身分・職業・学歴・財産などを同じくする人々によって形成される集団。階層。「中流―」「知識―」
(4)〔数〕
〔class〕
統計資料を,調べる内容に応じて,ある一定の範囲でいくつかに分けて表(度数分布表)をつくる時の各区間。
→度数分布表
(5)物事の順序。ふむべき段階。「即是れ人類の当(マサ)に経過す可き―なり/文明論之概略(諭吉)」
かいきゅう-いしき【階級意識】🔗⭐🔉
かいきゅう-いしき ―キフ― [5] 【階級意識】
〔(ドイツ) Klassenbewu
tsein〕
それぞれの階級が自らの社会的地位・経済的利害・歴史的使命に対してもつ社会的自覚。また,それに基づいて自分の属する階級を発展向上させようとする意識。

かいきゅう-こっか【階級国家】🔗⭐🔉
かいきゅう-こっか ―キフコク― [5] 【階級国家】
国家は,ある階級が他の階級を支配あるいは抑圧するための機関である,とするマルクス主義における国家の概念。
かいきゅう-せいとう【階級政党】🔗⭐🔉
かいきゅう-せいとう ―キフ―タウ [5] 【階級政党】
特定階級の立場・利益を代表する政党。多く,労働者階級を基盤とするものをいう。
→国民政党
かいきゅう-ち【階級値】🔗⭐🔉
かいきゅう-ち ―キフ― [3] 【階級値】
度数分布表で,各階級の中央の値。
かいきゅう-とうそう【階級闘争】🔗⭐🔉
かいきゅう-とうそう ―キフ―サウ [5] 【階級闘争】
〔(ドイツ) Klassenkampf〕
経済的・政治的に対立する階級間の争い。特にマルクス主義において,歴史の基本的な動因とされる。
かいきゅう-ほうげん【階級方言】🔗⭐🔉
かいきゅう-ほうげん ―キフハウ― [5] 【階級方言】
ある社会階層に属する人だけが特徴的に用いる言葉の総称。武士言葉・遊女言葉・宮廷語など。
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