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かつをきてたまをいだく【褐を被て玉を懐く】🔗🔉

かつをきてたまをいだく【褐を被て玉を懐く】 すぐれた才能を世間に知られないように隠していることのたとえ。 ◎「褐」は粗末な衣服、「玉」はすぐれた才能のこと。粗末な服を着ていて身なりこそ貧弱だが、うちにはすぐれた才能を抱いているの意から。 〔出〕老子

かてばかんぐん まければぞくぐん【勝てば官軍 負ければ賊軍】🔗🔉

かてばかんぐん まければぞくぐん【勝てば官軍 負ければ賊軍】 戦いに勝ったほうが結局は理屈を抜きにしてすべて正しいということになり、負けたほうはすべて悪いということになるというのが世の常だということ。 〔較〕Might is right.(力は正義である)/Losers are always in the wrong.(負けた者はいつも悪いとされる)

かでんにくつをいれずりかにかんむりをたださず【瓜田に履を納れず李下に冠を正さず】🔗🔉

かでんにくつをいれずりかにかんむりをたださず【瓜田に履を納れず李下に冠を正さず】 人から疑われるようなまぎらわしいおこないは避けよということ。 ◎瓜畑(うりばたけ)で履き物を履き直そうとかがめば、人から瓜を盗んでいるのではないかと疑われ、李(すもも)の木の下で冠をかぶりなおせば、李を盗むのではないかと人から疑われかねない。だから、人から疑われるようなまぎらわしいふるまいは慎めという意から。「瓜田李下」「李下の冠、瓜田の履」とも言う。 〔出〕古楽府(こがふ) 〔例〕「瓜田は元よりこたつもいましめる」(古川柳)

かどまつはめいどのたびのいちりづか【門松は冥土の旅の一里塚】🔗🔉

かどまつはめいどのたびのいちりづか【門松は冥土の旅の一里塚】 門松は正月を祝うめでたいものだが、門松を飾るたびに年を取って死へ近づいていくのだから、言わば門松は死への旅の一里塚のようなものだということ。 ◎「冥土」は「冥途」とも書き、死者の魂が行くとされているあの世のこと。「一里塚」は、昔、街道に一里(約三.九キロ)ごとに設け、里程の目安にしたもの。なお、このことばは一休禅師作という説があり、このあとに「めでたくもありめでたくもなし」と続けても言われる。 〔較〕The more years you have,the nearer your grave.(歳を重ねるにつれ近ずくのが墓)

ことわざ ページ 735