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こちゅうのてんち【壺中の天地】🔗🔉

こちゅうのてんち【壺中の天地】 俗世間とはかけ離れた別世界・別天地のこと。また、酒を飲んで俗世間のことを忘れる楽しみのこと。 ◎中国漢の費長房(ひちょうぼう)が、壺公(ここう)という薬売りの老人が夜になると、店先に掛けた壺の中に入って寝るのを見て、頼み込んで老人といっしょに壺の中に入れてもらったところ、そこにはりっぱな御殿が建ち並び、酒や肴(さかな)がふんだんにあったので、二人して飲み楽しんだという故事から。 〔出〕後漢書(ごかんじょ)

こちょうのゆめ【胡蝶の夢】🔗🔉

こちょうのゆめ【胡蝶の夢】 現実か夢か、夢か現実かがはっきり区別できないこと。また、人生が夢のようにはかないことのたとえ。 ◎「胡蝶」は蝶の美称。昔、荘子(そうし)が蝶になった夢を見たが、夢から覚めたあと、自分が夢の中で蝶になったのか、あるいは蝶が夢の中で自分という人間になったのかその区別がわからなくなったという故事から。 〔出〕荘子(そうじ) 〔較〕When you have counted your cards you will find you have gained but little.(持ち札を数えてみれば大した得点なし)

コックがおおすぎるとスープができそこなう【コックが多過ぎるとスープができそこなう】🔗🔉

コックがおおすぎるとスープができそこなう【コックが多過ぎるとスープができそこなう】 あれやこれやと口出しをする人が多すぎると、事は成功しないというたとえ。 ◎英語のToo many cooks spoil the broth.から。 〔類〕船頭多くして船山に登る

こってはしあんにあまる【凝っては思案に余る】🔗🔉

こってはしあんにあまる【凝っては思案に余る】 ものごとにあまり凝りすぎると、かえってよい考えが浮かばなくなり、冷静な判断を下せなくなるということ。 ◎「思案」は考えの意。「凝っては思案に能(あた)わず」とも言う。 〔例〕「こっては思案にあたわずとやたら飲み」(古川柳)

ことわざ ページ 814