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つるなきゆみにはぬけどり【弦なき弓に羽抜け鳥】🔗🔉

つるなきゆみにはぬけどり【弦なき弓に羽抜け鳥】 どうしようもないこと、また、まったく役に立たないことのたとえ。 ◎弦のない弓では矢を射ることはできないし、羽の抜けた鳥では飛ぶことができないことから。

つるのはぎもきるべからず【鶴の脛も切るべからず】🔗🔉

つるのはぎもきるべからず【鶴の脛も切るべからず】 ものにはそれぞれ固有の性質があるから、それを無視してむりに変えようとしてはならないということ。 ◎「脛」は、すねの意。鶴の長いすねも鶴にとって必要な長さなので切ってはならないの意から。「鴨(かも)の足も継ぐべからず、鶴の脛も切るべからず」と続けても言う。 〔出〕荘子(そうじ)

つるのはやし【鶴の林】🔗🔉

つるのはやし【鶴の林】 釈迦(しゃか)の死のこと。 ◎釈迦の死を悲しみ、常緑樹の沙羅樹(さらじゅ)が鶴の羽のように白くなり、その林がまるで鶴の群れのように見えたという故事から。「鶴林(かくりん)」とも言う。

つるのひとこえ【鶴の一声】🔗🔉

つるのひとこえ【鶴の一声】 ああだこうだと大勢が議論してまとまりのつかないときに、ぴしゃりと制して事をまとめる、権威・実力ある人の一言のたとえ。 ◎「雀(すずめ)の千声鶴の一声」とも言い、雀のように取るに足りない鳥の千の鳴き声よりも、鶴のようなすばらしい鳥のたった一声のほうがすぐれているということから。

つるはせんねん かめはまんねん【鶴は千年 亀は万年】🔗🔉

つるはせんねん かめはまんねん【鶴は千年 亀は万年】 鶴は千年、亀は万年生きるということから、長命できわめてめでたいことを祝うときのことば。 〔例〕「亀四匹鶴が六羽の御縁日」(古川柳―浅草の四万六千日)

ていきん【庭訓】🔗🔉

ていきん【庭訓】 家庭における教育のこと。 ◎孔子が庭を走り過ぎようとした息子の伯魚(はくぎょ)を呼びとめ、詩や礼について学ぶように教えたという故事からで、「庭での訓(おし)え」の意。 〔出〕論語

ていしゅかんぱく【亭主関白】🔗🔉

ていしゅかんぱく【亭主関白】 一家の中で亭主が絶対的権力を握っていることのたとえ。 ◎「関白」は関(あずか)り白(もう)すの意で、昔、天皇を助けて政治をおこなった重職のこと。「亭主関白の位(くらい)嬶左衛門尉(かかあさえもんのじょう)」などとも言う。 〔例〕「亭主の理屈おれをなんだと思う」(古川柳)

ことわざ ページ 948