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おおおとこそうみにちえがまわりかね【大男総身に知恵が回りかね】🔗🔉

おおおとこそうみにちえがまわりかね【大男総身に知恵が回りかね】 大男はあまり体が大きすぎて体全体に知恵が回らない。 《参考》 あざけって言うことば。

おおかぜがふけばおけやがよろこぶ【大風が吹けば桶屋が喜ぶ】🔗🔉

おおかぜがふけばおけやがよろこぶ【大風が吹けば桶屋が喜ぶ】 《大風が吹くと砂ぼこりが立ち、その砂ぼこりが目に入って盲人が多くなる。盲人が多くなると、盲人は三味線をひくから三味線の皮を張るために猫(ネコ)の皮が入り用になり、猫がたくさん殺されて減る。猫が減るとねずみが増えておけをかじり、おけ屋がもうかって喜ぶということから》意外なところに影響が及ぶことのたとえ。また、あてにならない物事を期待することのたとえ。「風が吹けば桶屋がもうかる」とも。

おおきいつらをする【大きい面をする】🔗🔉

おおきいつらをする【大きい面をする】 大きな顔をする

おおきいやかんはわきがおそい【大きい薬罐は沸きが遅い】🔗🔉

おおきいやかんはわきがおそい【大きい薬罐は沸きが遅い】 すぐれたものや大人物は、やすやすと完成するものではないということ。

おおきなおせわ【大きなお世話】🔗🔉

おおきなおせわ【大きなお世話】 人を不快にさせる、余計な助力や助言・発言のこと。いらぬおせっかい。「大きにお世話」とも。 《例文》 「おれの女房の口が大きかろうが小さかろうが、大きなお世話だ。」

おおきなかおをする【大きな顔をする】🔗🔉

おおきなかおをする【大きな顔をする】 えらそうな、おうへいな態度をすることのたとえ。 《例文》 「社長になって大きな顔をしていられるのは、いったいだれのおかげだ。」 悪いことをしながら、平気な態度をすることのたとえ。 《例文》 「さんざんあくどいことをして今の財産を作ったのに、いつも大きな顔をして暮らしている。」 《類句》大きい面(ツラ)をする。

おおぐちをたたく【大口を叩く】🔗🔉

おおぐちをたたく【大口を叩く】 えらそうにおおげさなことを言うことのたとえ。 《例文》 「大口をたたいていながら、いざとなったら何もできないとは情けない。」 《類句》大口を利く。

おおしものあさってはあめ【大霜の明後日は雨】🔗🔉

おおしものあさってはあめ【大霜の明後日は雨】 大霜の降りた2日ぐらいあとには雨が降るということ。 《類句》大霜の三日目に雨。

おおでをふる【大手を振る】🔗🔉

おおでをふる【大手を振る】 《手を大きく振って威張って歩くように》だれに遠慮することもなく、壮快な態度で物事を行うことのたとえ。 《例文》 「嫌疑(ケンキ゛)も晴れて、大手を振って商売ができるようになった。」

おおどこのいぬになるともこどこのいぬになるな【大所の犬になるとも小所の犬になるな】🔗🔉

おおどこのいぬになるともこどこのいぬになるな【大所の犬になるとも小所の犬になるな】 《裕福な家の犬になっても、貧しい家の犬になるなの意》身を寄せるならば勢力のある者を選ぶべきであるということ。また、物事を行うときは大きな相手や確かな主人を選ぶべきであるということ。 《類句》犬になるなら大所の犬になれ。

おおなたをふるう【大鉈を振るう】🔗🔉

おおなたをふるう【大鉈を振るう】 混乱した物事を解決するために大幅に規模を縮小して整理するなど、思い切った処置をとることのたとえ。 《例文》 「革進派の知事が就任して県政予算に大なたを振るった。」

おおぶねにのる【大船に乗る】🔗🔉

おおぶねにのる【大船に乗る】 信頼できるものに頼り任せてすっかり安心することのたとえ。「大船に乗ったよう」「親船に乗ったよう」とも。 《例文》 「私が引き受けた以上、大船に乗ったつもりでいなさい。」

おおぶろしきをひろげる【大風呂敷を広げる】🔗🔉

おおぶろしきをひろげる【大風呂敷を広げる】 ほらやできそうもないことなどをえらそうに話すことのたとえ。 《例文》 「ヨーロッパ旅行は今度で30回目だなどと、彼は例の大ぶろしきを広げ始めた。」

おおみえをきる【大見得を切る】🔗🔉

おおみえをきる【大見得を切る】 はでな言動をして自分を誇示することのたとえ。また、自信をもって公に言うことのたとえ。 《例文》 「なんでも持ってこいみんな買ってやるぞなどと、大見得を切ってしまって、あとで困るんじゃないかしら。」 《参考》 「見得」は、役者が芝居の大事な場面などで見せる、大げさな演技。

おおむこうをうならせる【大向こうを唸らせる】🔗🔉

おおむこうをうならせる【大向こうを唸らせる】 その分野のすぐれた専門家の賞讃を得ることのたとえ。 《参考》 「大向こう」は、歌舞伎(カフ゛キ)などの舞台の正面後方にある一幕見や立見の観客席。いちばん安い席であるが、芝居好きの鑑賞眼のすぐれた観客が集まるといわれる。したがって、大向こうの観客が感嘆の声を出すようでなければ、よい演技とはいえなかった。 巧みな芸で大衆の人気を得ることのたとえ。

おおめにみる【大目に見る】🔗🔉

おおめにみる【大目に見る】 相手の過失などについて、本来とがめるべきであるが、特に寛大に扱うことのたとえ。 《例文》 「小さな違反だから、今回は大目に見よう。」

おおゆきはほうさくのきざし【大雪は豊作の兆し】🔗🔉

おおゆきはほうさくのきざし【大雪は豊作の兆し】 大雪が降ることは豊作の前兆であるということ。 《参考》 大雪が降ると虫害は少なく、灌漑(カンカ゛イ)用の水が多くなってその年は豊作となることが多い。 《類句》雪は豊年の端(シルシ)。 《対句》大雪は凶作。

おおうそはつくともこうそはつくな【大嘘はつくとも小嘘はつくな】🔗🔉

おおうそはつくともこうそはつくな【大嘘はつくとも小嘘はつくな】 大きな嘘はだれが聞いてもはじめから嘘ではないかと疑って信用しないから、存外実害は少ないが、小さな嘘はいかにも本当らしく思われて信じ込まれる危険性があるから、注意せよということ。

おおおとこ そうみにちえがまわりかね【大男 総身に知恵が回りかね】🔗🔉

おおおとこ そうみにちえがまわりかね【大男 総身に知恵が回りかね】 大男はからだが大きいだけに全身に知恵がいきわたらず愚かだということ。からだばかり大きくて、頭の働きのにぶい男を皮肉って言うことば。 ◎→小男の総身の知恵も知れたもの 〔類〕独活の大木/大男の殿(しんがり) 〔較〕Big head,little wit.(大頭に小知恵)

おおおとこのしんがり【大男の殿】🔗🔉

おおおとこのしんがり【大男の殿】 からだばかり大きいくせに、なにをやっても人に後れを取る男をあざけって言うことば。 ◎「しんがり」は最後尾・びりの意。 〔類〕独活の大木/大男総身に知恵が回りかね 〔較〕Great bodies move slowly.(大きな図体(ずうたい)は動きがのっそり)

おおかぜがふけばおけやがよろこぶ【大風が吹けば桶屋が喜ぶ】🔗🔉

おおかぜがふけばおけやがよろこぶ【大風が吹けば桶屋が喜ぶ】 ものごとがめぐりめぐって意外なところに影響を及ぼし、思いがけない結果を招くたとえ。また、あてにならないことを期待するたとえ。 ◎大風が吹くと砂ぼこりが舞い上がって目に入り、目を病んで目の不自由な人が増える。目の不自由な人たちの多くは三味線を弾いて生活をするので、三味線に使う猫の皮がたくさん必要になる。そのために多くの猫が捕らえられ、猫が少なくなると鼠(ねずみ)が増える。鼠は桶をかじるので、桶がよく売れて桶屋が繁盛して喜ぶという話から。「風が吹けば桶屋が儲(もう)かる」とも言う。

おおかみにころも【狼に衣】🔗🔉

おおかみにころも【狼に衣】 まるで狼が僧衣を着たように、残忍な人間が慈悲深い善人のように見せかけることのたとえ。 ◎「狼が衣を着たよう」とも言う。 〔類〕鬼に衣 〔較〕a wolf in sheep"s clothing(羊の衣を着た狼―ねこかぶり)

おおかわをてでせく【大河を手で堰く】🔗🔉

おおかわをてでせく【大河を手で堰く】 大きな川は手で堰き止められるはずがないのに、それをあえてするような、無暴で不可能なやり方のたとえ。 〔類〕大海を手で塞ぐ

おおきいやかんはわきがおそい【大きい薬缶は沸きが遅い】🔗🔉

おおきいやかんはわきがおそい【大きい薬缶は沸きが遅い】 大人物は、普通の人間より大成するのに時間がかかるということ。 ◎大きい薬缶は容量が大きく有用だが、それだけに沸くのは遅いの意から。 〔類〕大器晩成 〔対〕小鍋はじきに熱くなる

おおきないえにはおおきなかぜ【大きな家には大きな風】🔗🔉

おおきないえにはおおきなかぜ【大きな家には大きな風】 大金持ちの家は裕福だから、なんの心配もないように見えるが、内実はそれなりの悩み事を抱えているものだ。人にはそれぞれの境遇に応じた悩みがつきものだということ。 ◎家が大きければ大きいなりに風当たりも強いの意から。 〔較〕The greatest seas have the sorest storms.(海大なれば嵐も強し)

おおきのしたにおぎそだたず【大木の下に小木育たず】🔗🔉

おおきのしたにおぎそだたず【大木の下に小木育たず】 強大な庇護(ひご)や恩恵の下ではりっぱな人物は育ちにくく、また、すぐれた人物も集まりにくいということ。 ◎大きな木の下は採光や通風もよくないし、養分も少ないから小さな木でさえ育たないの意から。 〔対〕大木の下に小木育つ

おおきのしたにおぎそだつ【大木の下に小木育つ】🔗🔉

おおきのしたにおぎそだつ【大木の下に小木育つ】 強大な人物の庇護(ひご)を受けてこそ弱い者は生きてゆけるし、また、いろいろな人物もたくさん集まるということ。 〔対〕大木の下に小木育たず

おおしすくなしこさんにん【多し少なし子三人】🔗🔉

おおしすくなしこさんにん【多し少なし子三人】 子供は三人だと、多いようでもあり少ないようでもあるが、まあちょうどよいと言えるであろうということ。 〔類〕足らず余らず子三人/子三人子宝

おおだてもの【大立物】🔗🔉

おおだてもの【大立物】 ある社会・分野の中で、図抜けた実力を持ち、重きをなしている人のこと。 ◎もと、歌舞伎などで、もっとも有名ですぐれた役者の意から。

おおづかいよりこづかい【大遣いより小遣い】🔗🔉

おおづかいよりこづかい【大遣いより小遣い】 一度にまとまってする大きな出費よりもふだんのこまごました出費のほうが、一見目立たないようだが、かえって大きい金額になりやすいということ。 〔類〕出遣いより小遣い/塵も積もれば山となる

おおづかみよりこづかみ【大掴みより小掴み】🔗🔉

おおづかみよりこづかみ【大掴みより小掴み】 一度にたくさん儲(もう)けようとするより、少しずつ確実に儲けていくほうが結局は堅実だということ。 〔類〕大取りより小取り

おおどころのいぬになるともこどころのいぬになるな【大所の犬になるとも小所の犬になるな】🔗🔉

おおどころのいぬになるともこどころのいぬになるな【大所の犬になるとも小所の犬になるな】 同じ配下・部下になるなら、頼りがいのある、勢力・権力のある相手の下につけということ。 ◎「大所」は「おおどこ」とも言い、勢力の大きい者、「小所」は「こどこ」とも言い、勢力のない者の意。

おおどりよりこどり【大取りより小取り】🔗🔉

おおどりよりこどり【大取りより小取り】 一度に大きく儲(もう)けようとするより、少しずつ着実に儲けていくほうがよいということ。 〔類〕大掴みより小掴み

おおなべのそこはなでてもさんばい【大鍋の底は撫でても三杯】🔗🔉

おおなべのそこはなでてもさんばい【大鍋の底は撫でても三杯】 スケールの大きなものはやはりそれだけのことはある、大したものだということ。 ◎大きな鍋は底に残ったものを集めただけでも三杯分もあるの意から。

おおぶねにのったよう【大船に乗ったよう】🔗🔉

おおぶねにのったよう【大船に乗ったよう】 信頼できる人にすべて任せることができて、危険や心配がなくなり、すっかり安心するようすの形容。 ◎難破するおそれのない大きな船に乗ったようだの意から。

おおぶろしきをひろげる【大風呂敷を広げる】🔗🔉

おおぶろしきをひろげる【大風呂敷を広げる】 大きなほらを吹いたり、大言壮語したりすること。

おおみえをきる【大見得を切る】🔗🔉

おおみえをきる【大見得を切る】 大きなことを自信満々に言ったり、はでな言動で自分を誇示したりすること。 ◎「見得」は、歌舞伎役者が最高潮に達した場面で動きを止め、ことさら目立つ表情や身ぶりをする演技のことで、「大見得」はそれをさらに大げさに演じること。

おおみずにのみみずなし【大水に飲み水なし】🔗🔉

おおみずにのみみずなし【大水に飲み水なし】 物はたくさんあってもほんとうに使える物は少ない。人も大勢いるが、ほんとうに役に立つ人は少ないというたとえ。 ◎洪水の水はたくさんあるものの、飲み水としては使えないことから。「火事場に煙草(たばこ)の火なく大水に飲み水なし」とも言う。

おおむこうをうならせる【大向こうを唸らせる】🔗🔉

おおむこうをうならせる【大向こうを唸らせる】 一般大衆を感嘆させて、大いに人気を博すこと。 ◎「大向こう」は舞台の正面後方の観客席で、いちばん安い席だが、鑑賞眼のすぐれた芝居好きが集まる席で、そこの目の肥えた観客を唸らせるような演技をするの意から。

おおめにみる【大目に見る】🔗🔉

おおめにみる【大目に見る】 少しくらいの欠点や誤りを、あまりとがめだてしないで寛大に扱うこと。 〔対〕毛を吹いて疵を求む

おおやといえばおやもどうぜんたなこといえばこもどうぜん【大家と言えば親も同然店子と言えば子も同然】🔗🔉

おおやといえばおやもどうぜんたなこといえばこもどうぜん【大家と言えば親も同然店子と言えば子も同然】 借家人からすれば家主は親と同様の存在であり、家主からすれば借家人は子供同様の存在だということ。 ◎「店子」は借家人の意。昔の家主と店子の関係を言ったことば。

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