から 【柄】
(1)同じ血のつながりをもつこと。血縁関係にあること。「うから(族)」「やから(族)」「はらから(同胞)」などの複合語として用いられる。
(2)本来備わっている性質。本性。また,そのものの由来するところ。「やまから(山柄)」「かむから(神柄)」などの複合語として用いられる。「讃岐の国は国―か見れども飽かぬ神(カム)―か/万葉 2220」
(3)(多く「からに」の形で)ある事柄の原因・理由を表す。「手に取るが―に忘ると海人(アマ)の言ひし恋忘れ貝言にしありけり/万葉 1197」
→からに
→ものから