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す・む [1] 【澄む・清む】🔗🔉

す・む [1] 【澄む・清む】 ■一■ (動マ五[四]) (1)空や液体に曇りや濁りがなくなって,透き通ってみえる。 ⇔にごる 「水が―・む」「秋は空気が―・んで感じられる」「月が―・む」 (2)まじりけがなくなる。 ⇔にごる 「―・んだ色」 (3)音がよく響きわたる。さえる。「―・んだ笛の音」 (4)清音で発音する。 ⇔にごる 「この語は―・んで読む」 (5)雑念がなくなる。「―・んだ心」 (6)静かになる。「人―・みてのち三人ながら車より下りぬれば/今昔 28」 (7)すましこむ。「舟の楫取りたる男ども,…いといみじう―・みたるさまなり/更級」 (8)道理が明らかになる。「理ノ―・マヌコトヂャ/日葡」 (9)沈んでいる。くすんでいる。「中には萱草など―・みたる色を着て/源氏(手習)」 〔「澄ます」に対する自動詞〕 ■二■ (動マ下二) (1)道理を明らかにする。決着をつける。「理ヲ―・ムル/日葡」 (2)濁りを去りきれいにする。「心ヲ―・メテ世ノ塵ニケガサレザル/ロドリゲス」 (3)気持ちを納得させる。「あい,と―・めぬ顔して猫をさすつて居る/歌舞伎・お染久松色読販」

大辞林 ページ 147444 での澄む単語。