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す・む [1] 【済む】 (動マ五[四])🔗⭐🔉
す・む [1] 【済む】 (動マ五[四])
〔「澄む」と同源〕
(1)物事が終わる。終了する。「仕事が早く―・む」「宿題がまだ―・まない」「この車はまだローンが―・んでない」
(2)事態が解決・解消する。かたがつく。「はしかも軽くて―・んだ」「大事に至らずに―・んだ」
(3)用が足りる。まにあう。「暖かいのでオーバーなしで―・む」「電話で話が―・むような簡単な用件」
(4)気持ちがおさまる。気持ちがはれる。「それでは私の気が―・みません」
(5)他人に対して義理がたつ。申し訳がたつ。多く打ち消し・反語の形で,相手に謝るときに用いる。「謝って―・むことではない」
〔「済ます」に対する自動詞〕
→すまない
→すみません
す・む [1] 【澄む・清む】🔗⭐🔉
す・む [1] 【澄む・清む】
■一■ (動マ五[四])
(1)空や液体に曇りや濁りがなくなって,透き通ってみえる。
⇔にごる
「水が―・む」「秋は空気が―・んで感じられる」「月が―・む」
(2)まじりけがなくなる。
⇔にごる
「―・んだ色」
(3)音がよく響きわたる。さえる。「―・んだ笛の音」
(4)清音で発音する。
⇔にごる
「この語は―・んで読む」
(5)雑念がなくなる。「―・んだ心」
(6)静かになる。「人―・みてのち三人ながら車より下りぬれば/今昔 28」
(7)すましこむ。「舟の楫取りたる男ども,…いといみじう―・みたるさまなり/更級」
(8)道理が明らかになる。「理ノ―・マヌコトヂャ/日葡」
(9)沈んでいる。くすんでいる。「中には萱草など―・みたる色を着て/源氏(手習)」
〔「澄ます」に対する自動詞〕
■二■ (動マ下二)
(1)道理を明らかにする。決着をつける。「理ヲ―・ムル/日葡」
(2)濁りを去りきれいにする。「心ヲ―・メテ世ノ塵ニケガサレザル/ロドリゲス」
(3)気持ちを納得させる。「あい
,と―・めぬ顔して猫をさすつて居る/歌舞伎・お染久松色読販」

,と―・めぬ顔して猫をさすつて居る/歌舞伎・お染久松色読販」
大辞林 ページ 147444。