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あやめ-の-ひとえがさね ―ヒトヘガサネ [8] 【菖蒲単襲】🔗🔉

あやめ-の-ひとえがさね ―ヒトヘガサネ [8] 【菖蒲単襲】 襲(カサネ)の色目の名。表は青,裏は紅梅。

あやめ-の-まくら 【菖蒲の枕】🔗🔉

あやめ-の-まくら 【菖蒲の枕】 端午の節句に,邪気を払うまじないとして,ショウブを枕の下に入れて寝ること。「たちばなに―かをる夜ぞ/千五百番歌合」

あやめ-の-ゆ [5] 【菖蒲の湯】🔗🔉

あやめ-の-ゆ [5] 【菖蒲の湯】 ⇒しょうぶゆ(菖蒲湯)

あやめ-ぶき [0] 【菖蒲葺き】🔗🔉

あやめ-ぶき [0] 【菖蒲葺き】 端午の節句の前の晩,軒にショウブを挿すこと。火災をまぬがれるという。

あやめ-ゆかた 【菖蒲浴衣】🔗🔉

あやめ-ゆかた 【菖蒲浴衣】 長唄の一。1859年二世杵屋勝三郎作曲。勝三郎と五世芳村伊三郎とのけんか和解の記念曲で,浴衣売り出しの宣伝もかねていたという。

あや-め [0] 【文目】🔗🔉

あや-め [0] 【文目】 (1)模様。色合い。「常の,色もかへぬ―も,今日は珍らかに/源氏(蛍)」 (2)物事の道理。筋道。「あやめぐさ―も知らぬ恋もするかな/古今(恋一)」 (3)物の区別。「山陰は何の―も見わかねど/浜松中納言 3」

――も知ら🔗🔉

――も知ら 道理・善悪の区別などがわからない。「けふくれど―ぬ袂かな/新古今(哀傷)」

――も分か🔗🔉

――も分か (1)暗くて物の区別もつかない。「―ぬ暗(ヤミ)の夜なるに/自由太刀余波鋭鋒(逍遥)」 (2)物事を筋道だてて考えられない。思慮分別がない。「あらはれていとど浅くも見ゆるかな―ずなかれけるねの/源氏(蛍)」

あや-め 【漢女】🔗🔉

あや-め 【漢女】 古代,大陸から渡来して,機織(ハタオ)りに従事した女性。「―をすゑて縫へる衣ぞ/万葉 1273」

あや・める [3] 【危める・殺める】 (動マ下一)[文]マ下二 あや・む🔗🔉

あや・める [3] 【危める・殺める】 (動マ下一)[文]マ下二 あや・む 人を殺傷する。「誤って人を―・めた」

あゆ 【東風】🔗🔉

あゆ 【東風】 東の風。あゆのかぜ。あい。「―をいたみ奈呉(ナゴ)の浦廻(ウラミ)に寄する波/万葉 4093」

あゆ [1] 【鮎】🔗🔉

あゆ [1] 【鮎】 サケ目の淡水魚。普通は全長20センチメートル内外。代表的な川魚で,姿が美しい。背面はオリーブ色,腹面は白色で,鰓(エラ)の後方に黄色の斑紋がある。川底の石につく藻類を餌(エサ)とする。産卵は秋,下流の砂礫(サレキ)底で行われ,孵化(フカ)した稚魚は海で冬を過ごし,翌春川を上る。夏,美味。簗(ヤナ)漁や鵜飼いのほか,釣りの好対象魚。養殖もされる。アイ。[季]夏。 〔アユの肉は香気を帯びるとされて「香魚」と書かれ,また寿命が普通一年であるところから「年魚」とも書かれる〕

大辞林 ページ 138322