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うき-ドック [3] 【浮き―】🔗🔉

うき-ドック [3] 【浮き―】 船を修理するためのドックの一種。鋼鉄製の大きな箱形の船台。水を入れて沈め,船を中に入れたのち,排水して浮き上がらせ,船の修理・改装などを行う。浮き船渠(センキヨ)。 →乾ドック

うき-な [0][1] 【浮(き)名・憂き名】🔗🔉

うき-な [0][1] 【浮(き)名・憂き名】 (1)(「浮き名」と書く)男女間の恋愛・情事のうわさ。艶聞(エンブン)。「―を流す」「―が立つ」 (2)根も葉もないうわさ。悪い評判。「あたり隣も―立て/浄瑠璃・国性爺合戦」

うき-なえ ―ナヘ [0] 【浮(き)苗】🔗🔉

うき-なえ ―ナヘ [0] 【浮(き)苗】 田植え後まもなく,根が田の土に固定しないで浮いてくるイネの苗。

うきながし-しき [0] 【浮(き)流し式】🔗🔉

うきながし-しき [0] 【浮(き)流し式】 ノリの養殖で,(ヒビ)を水面に浮動させる方法。

うき-に [0] 【浮(き)荷】🔗🔉

うき-に [0] 【浮(き)荷】 海難に遭った船から海中に投げ捨てられたり,風波のために船からさらわれたりして海上に漂っている貨物。うきにもつ。

うき-にんぎょう ―ニンギヤウ [3] 【浮(き)人形】🔗🔉

うき-にんぎょう ―ニンギヤウ [3] 【浮(き)人形】 子供の玩具。ビニールなどで作った小さい人形や魚・鳥を試験管状のガラス筒に入れ,筒の上部に空気を残して薄いゴムで密閉する。指でこのゴムを押すと人形が水の中を浮き沈みする。[季]夏。《水面にぶつかり沈む―/星野立子》

うき-ぬなわ ―ヌナハ 【浮き蓴】🔗🔉

うき-ぬなわ ―ヌナハ 【浮き蓴】 〔葉を水面に浮かべるので〕 ジュンサイの別名。「あが情(ココロ)ゆたにたゆたに―/万葉 1352」

うき-ね 【浮き根】🔗🔉

うき-ね 【浮き根】 〔「うき」は泥地の意〕 泥中に生えた水草の根。アヤメ(現在のショウブ)についていう。多くは「憂き音(ネ)」にかけていう。「―のみ袂(タモト)にかけしあやめ草引たがへたる今日ぞうれしき/栄花(浦々の別)」

うき-ね 【浮き寝】🔗🔉

うき-ね 【浮き寝】 (1)水鳥が水の上に浮いたまま眠ること。また,水上に停泊した船中で寝ることにたとえていう。「浮き」に「憂き」の意をかけて,不安な思いで寝る意を表す場合が多い。「海原に―せむ夜は/万葉 3592」「しきたへの枕ゆくくる涙にそ―をしける恋の繁きに/万葉 507」 (2)かりそめの添い寝。「かりなる―のほどを思ひ侍るに/源氏(帚木)」

大辞林 ページ 139251