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うしろみ-だ・つ 【後ろ見立つ】 (動タ四)🔗⭐🔉
うしろみ-だ・つ 【後ろ見立つ】 (動タ四)
後見(コウケン)役のように振る舞う。「もてあがめて―・つに/源氏(東屋)」
うしろ・みる 【後ろ見る】 (動マ上一)🔗⭐🔉
うしろ・みる 【後ろ見る】 (動マ上一)
背後にあって世話をする。後見(コウケン)をする。「今参りの差し越えて物知り顔に教へやうなる事言ひ―・みたる,いとにくし/枕草子 28」
うしろ・む 【後ろむ】🔗⭐🔉
うしろ・む 【後ろむ】
■一■ (動マ上二)
〔上一段動詞「うしろみる」の上二段化〕
後見(コウケン)する。「なま宮腹にて―・むる人なからむよりは/狭衣 3」
■二■ (動マ四)
〔名詞「うしろみ(後見)」を四段に活用させた語〕
{■一■}に同じ。「いとかく―・むべきにもあらず/寝覚 3」
うしろ-めた・い [5] 【後ろめたい】 (形)[文]ク うしろめた・し🔗⭐🔉
うしろ-めた・い [5] 【後ろめたい】 (形)[文]ク うしろめた・し
〔「後ろ目痛し」の転〕
(1)後ろ暗いところがあって,良心がとがめる。やましい。「私には―・いところはない」
(2)あとのことが気懸かりだ。将来が心配だ。なりゆきが不安だ。
⇔後ろ安し
「をみなへし―・くも見ゆる哉あれたるやどにひとりたてれば/古今(秋上)」
(3)気が許せない。油断がならない。「これほど―・う思はれ参らせては,世にあつては何かはし候ふべき/平家 2」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
うしろめた-な・し 【後ろめたなし】 (形ク)🔗⭐🔉
うしろめた-な・し 【後ろめたなし】 (形ク)
「うしろめたい」に同じ。「かくてのみ有るを―・し/落窪 4」
うしろ-やす・し 【後ろ安し】 (形ク)🔗⭐🔉
うしろ-やす・し 【後ろ安し】 (形ク)
あとのことに心配がない。将来のことが安心だ。
⇔後ろめたし
「―・く恥なき人は世にかたはものとおぼしならひたり/紫式部日記」
うしわかまる 【牛若丸】🔗⭐🔉
うしわかまる 【牛若丸】
源義経(ミナモトノヨシツネ)の幼名。
う-しん [0] 【有心】🔗⭐🔉
う-しん [0] 【有心】
(1)思慮のあること。わきまえのあること。「世にもいみじく―に深きものに思はれて/寝覚 5」
(2)趣向をこらすこと。「あまり―すぎてしそこなふな/枕草子 35」
(3)歌学の用語。藤原定家以後,中世の歌人に最も重視された理念の一。定家によれば,対象に虚心に対してその境に没入し,よく本質を観じた作歌態度をいうが,時代変遷や歌人個々による様々なとらえ方がある。連歌についてもいう。心あり。
(4)(狂歌を「無心」というのに対して)伝統的な和歌。また,有心連歌のこと。
(5)〔仏〕 執着する心をもつこと。有所得(ウシヨトク)の心のあること。妄念。「―は生死の道,無心は涅槃(ネハン)の城なり/一遍上人語録」
⇔無心
大辞林 ページ 139306。