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うち-き [0] 【袿】🔗🔉

うち-き [0] 【袿】 〔「うちぎ」とも。「内着」の意か〕 (1)平安時代の女房装束で,唐衣(カラギヌ)の下に着る衣服。多くは袷(アワセ)仕立てで,色目を合わせて何枚も重ねて着た。普段には表衣としても用いた。 (2)平安時代,男性が直衣(ノウシ)や狩衣(カリギヌ)の下に着る衣服。

うちき-すがた 【袿姿】🔗🔉

うちき-すがた 【袿姿】 唐衣・裳(モ)を略したくつろいだ姿。「いとなまめかしき―,うちとけ給へるを/源氏(松風)」

うちき-はかま [4] 【袿袴】🔗🔉

うちき-はかま [4] 【袿袴】 ⇒けいこ(袿袴)

うち-き [0] 【内気】 (名・形動)[文]ナリ🔗🔉

うち-き [0] 【内気】 (名・形動)[文]ナリ おとなしく,遠慮深い性質。人前ではきはきしない,気の弱い性質。また,そのさま。「―な人」 [派生] ――さ(名)

うち-き [0][3] 【打(ち)気】🔗🔉

うち-き [0][3] 【打(ち)気】 野球で,打者が積極的に打とうとする気持ち。「―にはやる」「―満々」

うち-ぎ 【内着・打ち着】🔗🔉

うち-ぎ 【内着・打ち着】 (1)日常の着物。ふだん着。「―のまま順慶町で正月の買い物/洒落本・虚実柳巷方言」 (2)下着。「おまへも其着物(ベベ)着かへと―の帷子を渡せば/洒落本・南遊記」

うち-ぎ 【打ち衣・擣衣】🔗🔉

うち-ぎ 【打ち衣・擣衣】 ⇒うちぎぬ(打衣)

うち-ぎき 【打ち聞き】🔗🔉

うち-ぎき 【打ち聞き】 (1)ちょっと耳にはいった言葉。ふと聞いた話。「深きすぢ思ひ得ぬ程の―には/源氏(常夏)」 (2)ちょっと聞いたことを書きとめたもの。「人といひかはしたる歌の聞えて,―などに書き入れらるる/枕草子 276」

うちぎきしゅう ―シフ 【打聞集】🔗🔉

うちぎきしゅう ―シフ 【打聞集】 説話集。下巻だけ現存。作者未詳。1134年以前に成立。インド・中国・日本三国の仏教霊験譚二七話を収録。同一の説話が「今昔物語集」「宇治拾遺物語」などにみえる。

うち-き・く 【打ち聞く】 (動カ四)🔗🔉

うち-き・く 【打ち聞く】 (動カ四) ちらっと聞く。「―・き給ふにはあさましく物おぼえぬ心地して/源氏(椎本)」

うち-きず [3][2] 【打(ち)傷】🔗🔉

うち-きず [3][2] 【打(ち)傷】 強く打たれたり,ぶつかったりしてできた傷。打撲傷。

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