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お-わい ヲ― [0] 【汚穢】🔗⭐🔉
お-わい ヲ― [0] 【汚穢】
(1)大小便。糞尿(フンニヨウ)。
(2)けがれていること。きたないもの。おあい。おかい。おえ。
おわい-や ヲ― [0] 【汚穢屋】🔗⭐🔉
おわい-や ヲ― [0] 【汚穢屋】
かつて,便所の汲み取りを業とする人をいった語。
おわ・う オハフ 【追はふ】 (動ハ下二)🔗⭐🔉
おわ・う オハフ 【追はふ】 (動ハ下二)
〔「追う」に継続の助動詞「ふ」の付いたものから〕
追い続ける。「冠者原(バラ)―・へて搦めてけり/沙石 5」
おわさ・う オハサフ 【御座さふ】 (動ハ四)🔗⭐🔉
おわさ・う オハサフ 【御座さふ】 (動ハ四)
〔「おわしあう」の転〕
(1)複数の人々が「ある」「いる」「行く」「来る」の意の尊敬語。「昔物語してこの―・ふ人々に…と聞かせ奉らむ/大鏡(序)」
(2)(補助動詞)
動詞の連用形に付いて,複数の人々が…ている,の意の尊敬語。(人々が)…ていらっしゃる。「おとど,宮,よろこび給ふことかぎりなし。…生まれ給ひつる御子をうつくしみ―・ふ/宇津保(国譲中)」
おわし-どころ オハシ― 【御座所】🔗⭐🔉
おわし-どころ オハシ― 【御座所】
貴人の居所。おわしまし所。「―尋ねられ給ふ日もあり/源氏(浮舟)」
おわしまさ・う オハシマサフ 【御座しまさふ】 (動ハ四)🔗⭐🔉
おわしまさ・う オハシマサフ 【御座しまさふ】 (動ハ四)
〔「おわしましあう」の転〕
(1)複数の人々が「ある」「いる」「行く」「来る」などの意の尊敬語。(人々が)いらっしゃる。おいでになる。おありになる。「大宮,子持の宮の御はらからの女宮たち―・ふ/宇津保(蔵開上)」
(2)(補助動詞)
動詞・形容詞の連用形,体言に断定の助動詞「なり」の連用形「に」の付いたものなどに付いて,複数の人々が…ている,…であるの意の尊敬語として用いられる。(人々が)…て(で)いらっしゃる。「陽成院の御子たち,いみじうすきをかしう―・ひて/栄花(日蔭のかづら)」「とりどりに有識にめでたく―・ふも/大鏡(道長)」
おわしまし-どころ オハシマシ― 【御座所】🔗⭐🔉
おわしまし-どころ オハシマシ― 【御座所】
貴人の居所。おわしどころ。「この―の見苦しさを/狭衣 4」
おわし-ま・す オハシ― 【御座します】 (動サ四)🔗⭐🔉
おわし-ま・す オハシ― 【御座します】 (動サ四)
(1)「ある」「いる」の尊敬語。いらっしゃる。おいで遊ばす。おありになる。「東の五条に大后(オオキサイ)の宮―・しける,西の対に住む人ありけり/伊勢 4」
(2)この世にいる,生きている意の尊敬語。御在世である。「同じ宮,―・しける時,亭子院にすみ給ひけり/大和 72」
(3)「行く」「来る」の尊敬語。いらっしゃる。おいで遊ばす。「仁和のみかど,…ふるの滝御覧ぜむとて―・しける道に/古今(秋上詞)」
(4)(補助動詞)
(ア)動詞の連用形,またはそれに助詞「て」の付いたものに付いて,「てある」「ている」「ていく」「てくる」などの意を敬っていうのに用いる。…ていらっしゃる。…ておいで遊ばす。「帝,春宮の御才かしこく,すぐれ―・す/源氏(花宴)」(イ)使役の助動詞「す」「さす」とともに用いて,特に敬意を強く言い表す。「上も聞しめして興ぜさせ―・しつ/枕草子 137」(ウ)形容詞・形容動詞の連用形,体言に断定の助動詞「なり」の連用形「に」の付いたもの,または,それらに助詞「て」の付いたものに付いて,叙述の意を添える「ある」「いる」の意の尊敬語として用いられる。…て(で)いらっしゃる。「広きおほむめぐみの陰(カゲ)筑波山のふもとよりもしげく―・して/古今(仮名序)」「仁和のみかど,みこに―・しける時/古今(秋上詞)」
〔「おわします」は「おわす」よりさらに高い敬意を表す。中古では,一般に帝・后・院・東宮などの動作・状態を高い敬意をもって表すのに用いられる〕
大辞林 ページ 140551。