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きし・む [2] 【軋む】 (動マ五[四])🔗🔉

きし・む [2] 【軋む】 (動マ五[四]) 〔「きし」の動詞化〕 (1)固い物がこすれ合ってきいきいと音を立てる。「戸が―・む」 (2)いら立つ。「―・ませずと話しや,早う聞たい/浄瑠璃・狩」 〔「きしる」に対する自動詞〕

ぎし・む 【軋む】 (動マ四)🔗🔉

ぎし・む 【軋む】 (動マ四) りきむ。いきまく。「入らんといふ人相手成はと,―・み給へば/浄瑠璃・源氏長久移徙悦」

きじ-むしろ [3] 【雉蓆】🔗🔉

きじ-むしろ [3] 【雉蓆】 バラ科の多年草。日当たりのよい山地に生える。根葉は五〜七個の楕円形の小葉からなる羽状複葉で,長毛がある。春,高さ約15センチメートルの花茎を立て,黄色の五弁花を数個開く。[季]春。 雉蓆 [図]

きじむなあ🔗🔉

きじむなあ 沖縄で,古木の精に悪霊がついて化したといわれる妖怪。キジムン。

きし-め・く [3] 【軋めく】 (動カ五[四])🔗🔉

きし-め・く [3] 【軋めく】 (動カ五[四]) 物がこすれ合って,きしきし音がする。きしむ。「体の節々が―・くやうな痛み/風(潤一郎)」「―・く車に乗りてありく者/枕草子 28」

ぎし-め・く 【軋めく】 (動カ四)🔗🔉

ぎし-め・く 【軋めく】 (動カ四) (1)ぎしぎしと音を立てる。[日葡] (2)「ぎしむ」に同じ。「某をちくしやうとはすいさん也と,そりをうつて―・けば/浄瑠璃・当麻中将姫」

きし-めん [0][2] 【棊子麺・碁子麺】🔗🔉

きし-めん [0][2] 【棊子麺・碁子麺】 (1)平たく作ったうどん。名古屋の名産。ひもかわ。 (2)小麦粉をこねてめん棒で延ばし竹筒で碁石の形に打ち抜き,ゆでて豆の粉をふりかけた食品。[貞丈雑記]

きしも 【鬼子母】🔗🔉

きしも 【鬼子母】 「鬼子母神」の略。きしぼ。

きしも-じん [3] 【鬼子母神】🔗🔉

きしも-じん [3] 【鬼子母神】 〔梵 Hrt〕 安産や育児の神。また,法華経護持の神ともされる。天女の姿をとり,胸に一子を抱いて左手を添え,右手には吉祥果(キチジヨウカ)を捧げる。ときには鬼神形のものもある。もと幼児を食う悪女であったが,仏に自分の末子を隠されて親の心を知り,仏教に帰依(キエ)したという。きしぼじん。歓喜母。愛子母。訶梨帝母(カリテイモ)。鬼女。 鬼子母神 [図]

大辞林 ページ 142044