複数辞典一括検索+

きわ・む キハム 【極む・窮む・究む】 (動マ下二)🔗🔉

きわ・む キハム 【極む・窮む・究む】 (動マ下二) ⇒きわめる

きわめ キハメ [3] 【極め・窮め】🔗🔉

きわめ キハメ [3] 【極め・窮め】 (1)書画・骨董・刀剣などの鑑定。目利き。また,鑑定書。 (2)極まったところ。極限。果て。「天地の―も知らぬ御代なれば/千載(賀)」 (3)決めたこと。決め。「先刻の―ぢやあ私がおかみさんな筈(ハズ)だよ/滑稽本・浮世風呂 2」

きわめ-いん キハメ― [3][0] 【極め印】🔗🔉

きわめ-いん キハメ― [3][0] 【極め印】 (1)江戸時代,浮世絵に刷られている「極」の字などの印形。検閲済みのしるしとした。 (2)書画などの鑑定のしるしとして押す印。

きわめ-がき キハメ― [0] 【極め書き】🔗🔉

きわめ-がき キハメ― [0] 【極め書き】 書画・刀剣・茶道具などの鑑定書。極め札。

きわめ-つき キハメ― [0] 【極め付き】🔗🔉

きわめ-つき キハメ― [0] 【極め付き】 (1)書画・刀剣などで,極め書き・極め札がついていること。専門家が鑑定して,その価値を保証していること。 (2)定評があること。折り紙つき。「―の悪党」 (3)歌舞伎で,ある役者の演ずる役柄で,他のどの役者もおよばないほどのはまり役。

きわめ-つけ キハメ― [0] 【極め付け】🔗🔉

きわめ-つけ キハメ― [0] 【極め付け】 「きわめつき」に同じ。

きわめ-ふだ キハメ― [3] 【極め札】🔗🔉

きわめ-ふだ キハメ― [3] 【極め札】 古美術品の真偽の別を定めた鑑定書。極め書き。

きわめ-つく・す キハメ― [5] 【極め尽(く)す】 (動サ五[四])🔗🔉

きわめ-つく・す キハメ― [5] 【極め尽(く)す】 (動サ五[四]) 徹底的に研究する。これ以上残ることのないところまで追求する。「その道の奥義を―・す」

きわめ-て キハメ― [2] 【極めて】 (副)🔗🔉

きわめ-て キハメ― [2] 【極めて】 (副) 〔動詞「極める」の連用形に接続助詞「て」の付いた語〕 この上なく。非常に。「結果は―良好だ」「―残念に思う」

きわ・める キハメル [3] 【極める・窮める・究める】 (動マ下一)[文]マ下二きは・む🔗🔉

きわ・める キハメル [3] 【極める・窮める・究める】 (動マ下一)[文]マ下二きは・む 〔「きわ」の動詞化〕 (1)限界に至らせる。果てまで行きつかせる。《極・窮》「頂上を―・める」 (2)物事のこの上ないところまで達する。良いことにも悪いことにもいう。《極・窮》「栄華を―・める」「経済は混乱を―・めている」 (3)(学問や技芸で)非常に深いところまで達する。《究・窮》「蘊奥(ウンノウ)を―・める」「真理を―・める」「その道を―・めた人」 (4)(「口をきわめて」の形で)それ以上に言いようのないほどに。良いことにも悪いことにもいう。《極》「口を―・めてほめそやす」「口を―・めて非難する」 (5)終わらせる。尽きさせる。「何ばかりの過ちにてか,この渚に命を―・めむ/源氏(明石)」 (6)定める。決定する。《極》「某(ソレガシ)儀,京都在府に―・められ/浄瑠璃・先代萩」 (7)極限に達する。きわまる。「新田殿の御一家の運ここにて悉く―・め給はば/太平記 18」 〔中古には主に漢文訓読に用いられた。「きわまる」に対する他動詞〕

大辞林 ページ 142613