複数辞典一括検索+

こと-わざ [0] 【諺】🔗🔉

こと-わざ [0] 【諺】 昔から人々の間で言いならわされた,風刺・教訓・知識・興趣などをもった簡潔な言葉。「ごまめの歯ぎしり」「朱に交われば赤くなる」「出る杭は打たれる」「東男に京女」などの類。

こと-わり [0][4] 【断り(断わり)】🔗🔉

こと-わり [0][4] 【断り(断わり)】 (1)ことわること。拒絶すること。「―の手紙を受け取る」 (2)あらかじめ理由を述べること。予告。「―なしに欠勤する」 (3)いいわけ。また,謝罪。「いみじう―して聞ゆとも,いと著(シル)かるべいわざぞ/源氏(宿木)」 (4)判断。決断。「そのうへ非常の―は人主専らにせよといふ文あり/保元(中・古活字本)」 →理(コトワリ)

ことわり-がき [0] 【断り書き】🔗🔉

ことわり-がき [0] 【断り書き】 本文について,その意味を補ったり例外などを示した文章。ただし書き。

ことわり-じょう ―ジヤウ [0] 【断り状】🔗🔉

ことわり-じょう ―ジヤウ [0] 【断り状】 (1)不承諾の書状。 (2)予告の書状。 (3)釈明や謝罪の書状。

こと-わり [0][4] 【理】🔗🔉

こと-わり [0][4] 【理】 〔「ことわり(断)」と同源。理非を判断する意から〕 ■一■ (名) (1)もっともな事。道理。条理。「―を説く」 (2)理由。わけ。「その―を,あらはにえ承り給はねば/源氏(須磨)」 (3)理論。理屈。「この―を聞き果てむ/源氏(帚木)」 (4)格式・礼儀にかなっていること。「有司(ツカサツカサ),―を以て収め葬る/日本書紀(敏達訓)」 ■二■ (形動ナリ) (1)当然であるさま。もっともであるさま。「とはせ給はぬも―に思ひ給へながら/源氏(須磨)」 (2)もちろんであるさま。いうまでもないさま。「法師は―,男も女も,くるくるとやすらかに読みたるこそ/枕草子 158」 →断(コトワ)り

――過ぎて🔗🔉

――過ぎて 普通の程度を越えて。極端に。「―霞む月かな/新後撰(雑上)」

――せめて🔗🔉

――せめて (1)条理を尽くして。「―説けども屈せず/読本・八犬伝 4」 (2)道理から推して当然で。もっともなことで。「なほせきかぬる感涙は―哀れなり/浄瑠璃・百日曾我」

大辞林 ページ 144412