複数辞典一括検索+

しき [2][0] 【敷】🔗🔉

しき [2][0] 【敷】 (1)敷くこと。また,敷くもの。多く他の語と複合して用いる。「鍋―」「板―(イタジキ)」「その筥の―に/栄花(本の雫)」 (2)和船で,船底の縦通材。かわら。 (3)「敷き布団(ブトン)」の略。「―の厚いのは困る/黴(秋声)」

しき [2][0] 【鋪】🔗🔉

しき [2][0] 【鋪】 鉱山の坑道。鉱坑。

しき 【頻】🔗🔉

しき 【頻】 〔動詞「頻く」の連用形から〕 動詞の連用形または名詞の上に付いて,「度重なること」「しきりに」の意を表す。「―浪」「―降る」

し-き 【城・磯城】🔗🔉

し-き 【城・磯城】 城(シロ)。砦(トリデ)。「―を得爾辛(トクジシ)に助け築かしむ/日本書紀(欽明訓)」

しき [2][1] 【式】🔗🔉

しき [2][1] 【式】 (1)一定の作法にのっとって行う行事。儀式。「祝賀の―」 (2)特に結婚式。「―を挙げる」「―の日取り」 (3)ある物事をするときの一定のやり方。「そういう―でやってみよう」 (4)数学・論理学などの諸科学で,記号を用いてある関係や構造を表したもの。「―を立てる」 (5)律令の適用の仕方を定めた細則。また,それらを編纂(ヘンサン)した書。「弘仁式」「延喜式」など。 (6)ことのわけ。ことの次第。事情。「此程の―をば身に替ても申し宥(ナダム)べく候/太平記 10」 (7)名詞の下に付いて,一定の方式・形式・やり方である意を表す。「日本―」「電動―」

しき [2] 【色】🔗🔉

しき [2] 【色】 〔梵 rpa〕 〔仏〕 (1)五蘊(ゴウン)・五位の一。物質的な存在。 ⇔心 (2)目で見ることのできるもの,すなわち色(イロ)と形。

しき [2] 【職】🔗🔉

しき [2] 【職】 (1)律令制で,省に属し,寮・司の上に位する役所。中宮職・大膳職・京職など。 (2)「職の曹司(ゾウシ)」の略。「―へなむ参る/枕草子 83」 (3)荘園制において,職務に付随した権益または土地の用益権などをいう。私財化して譲与の対象となった。領家職・守護職・地頭職・名主職など。

しき [2] 【識】🔗🔉

しき [2] 【識】 (1)知り合いであること。「一面の―もない」「半面の―が有るが/浮雲(四迷)」 (2)〔仏〕 〔梵 vijna〕 対象を認識する心の働き。六識・八識などが立てられ,仏教の認識論・存在論の基本概念である。 (3)〔「しるす」の意〕 序文などの署名の下に用いる語。「著者―」

大辞林 ページ 145444