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しのびねものがたり 【忍音物語】🔗🔉

しのびねものがたり 【忍音物語】 擬古物語。一巻。作者未詳。南北朝時代の成立か。現存本は平安時代の古本の改作で,原作は現在伝わらない。四位少将きんつねと,しのびねの姫君の悲恋物語。

しのび-やか [3] 【忍びやか】 (形動)[文]ナリ🔗🔉

しのび-やか [3] 【忍びやか】 (形動)[文]ナリ ひそかに振る舞ったり,ものを言ったりするさま。「―に歩く」「―なる声づかひなどをよろしう聞きなし給へり/源氏(夕霧)」

しのび-よ・る [4][0] 【忍び寄る】 (動ラ五[四])🔗🔉

しのび-よ・る [4][0] 【忍び寄る】 (動ラ五[四]) 相手に気付かれぬように近寄る。「敵の陣地に―・る」「悪の手が―・る」「―・る秋の気配」

しのびよるこいはくせもの ―コヒハクセモノ 【忍夜恋曲者】🔗🔉

しのびよるこいはくせもの ―コヒハクセモノ 【忍夜恋曲者】 歌舞伎舞踊の一。常磐津。通称「将門(マサカド)」。宝田寿助作詞。1836年,江戸市村座初演。平将門の娘滝夜叉姫が大宅太郎光国を籠絡しようとするが正体を見破られる。

しの・ふ 【偲ふ・慕ふ】 (動ハ四)🔗🔉

しの・ふ 【偲ふ・慕ふ】 (動ハ四) ⇒しのぶ(偲)

しのぶ [1] 【忍・荵】🔗🔉

しのぶ [1] 【忍・荵】 (1)シノブ科夏緑性シダ植物。岩や木に着生する。根茎は太く,長くはい,淡褐色の鱗片を基部に密生する。葉は長柄で根茎につき,三角形で羽状に分裂する。根茎を丸めて忍玉(シノブダマ)を作り,夏,軒下などにつるして観賞する。忍ぶ草。事無草(コトナシグサ)。 (2)「忍ぶ摺り」の略。「―の乱れ限り知られず/伊勢 1」 (3)ノキシノブの異名。 (4)襲(カサネ)の色目の名。表は薄い萌黄,裏は青。秋に着用。 忍(1) [図]

しのぶ-いし [3] 【忍ぶ石】🔗🔉

しのぶ-いし [3] 【忍ぶ石】 (1)シノブの葉に似た模様が付着した石。石灰岩や頁岩(ケツガン)などの割れ目に酸化マンガンなどが樹枝状に浸み込んでできたもの。模樹石。 (2)福島県下に産する石英安山岩質熔結凝灰岩の石材名。信夫(シノブ)石。

大辞林 ページ 145841