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つま-ど・う ―ドフ 【妻問ふ】 (動ハ四)🔗🔉

つま-ど・う ―ドフ 【妻問ふ】 (動ハ四) 異性を恋い慕って求婚する。また,恋人のもとに通う。「古への小竹田壮士(シノダオトコ)の―・ひし菟原(ウナイ)処女(オトメ)の奥つ城ぞこれ/万葉 1802」「秋萩を―・ふ鹿こそ独り子に子持てりといへ/万葉 1790」

つま-どり [0][4] 【褄取(り)・端取(り)】🔗🔉

つま-どり [0][4] 【褄取(り)・端取(り)】 (1)衣服の褄を手で持ち上げること。 (2)相撲の決まり手の一。相手を泳がせて後ろに回り込み,足首を取って前にはわす技。 (3)「褄取縅(オドシ)」の略。

つまどり-おどし ―ヲドシ [5] 【褄取縅】🔗🔉

つまどり-おどし ―ヲドシ [5] 【褄取縅】 鎧(ヨロイ)の縅の一。袖・草摺(クサズリ)・錏(シコロ)の片側の端を斜めに色をかえて縅すもの。南北朝時代に盛行。つまどり。 褄取縅 [図]

つまとり-そう ―サウ [0] 【褄取草】🔗🔉

つまとり-そう ―サウ [0] 【褄取草】 サクラソウ科の多年草。深山の林中に自生。茎は高さ10センチメートル内外となり,上部に広倒披針形の葉を数個互生。初夏,茎頂に白花を一個上向きに開き花冠は七深裂する。

つま-ど・る [3] 【褄取る・端取る】 (動ラ五[四])🔗🔉

つま-ど・る [3] 【褄取る・端取る】 (動ラ五[四]) (1)着物の褄を手にとってひきずらないようにする。[ヘボン] (2)鎧(ヨロイ)の袖や,草摺(クサズリ)の端を別の色を用いて縅(オド)す。「洗ひ皮の鎧の―・りたるに,竜頭の甲の緒をしめ/太平記 32」

つま-なし 【妻梨】🔗🔉

つま-なし 【妻梨】 梨のこと。「妻無し」の意をかけた語。「―の木を手折りかざさむ/万葉 2188」

つま-はじき [3] 【爪弾き】 (名)スル🔗🔉

つま-はじき [3] 【爪弾き】 (名)スル 〔仏家の「弾指(ダンシ)」から〕 (1)(不満・軽蔑・非難などの気持ちから)指先を親指の腹に当て,その指を強くはじくこと。「窃(ヒソ)かに独り―して,天を仰いでつぶやくやう/慨世士伝(逍遥)」 (2)他人を嫌って排斥すること。「世間から―される」

つま-はずれ ―ハヅレ [3] 【褄外れ・爪外れ】🔗🔉

つま-はずれ ―ハヅレ [3] 【褄外れ・爪外れ】 裾(スソ)のさばき方。転じて,身のこなし。所作。「其―じんじやうにて,憔悴(ヤツレ)たれども鄙(イヤ)しからず/当世書生気質(逍遥)」

大辞林 ページ 149802