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とき-の-こえ ―コ [4] 【鬨の声】🔗🔉

とき-の-こえ ―コ [4] 【鬨の声】 鬨をつくる声。鯨波(ゲイハ)。とき。「―を上げる」

とき-の-そう 【時の奏】🔗🔉

とき-の-そう 【時の奏】 平安時代,宮中で宿直の官人が,亥(イ)の一刻から寅(トラ)の四刻まで一刻ごとに「時(トキ)の簡(フダ)」を立て替え,大声でその時刻を呼ばわって告げ知らせたこと。 →時の簡

とき-の-たいこ 【時の太鼓】🔗🔉

とき-の-たいこ 【時の太鼓】 「時太鼓(トキダイコ)」に同じ。

とき-の-ちょうし ―テウシ 【時の調子】🔗🔉

とき-の-ちょうし ―テウシ 【時の調子】 雅楽で,その時節その時節に最もふさわしいと考えられた音楽の調子。例えば春は双調,夏は黄鐘(オウシキ)調,秋は平調,冬は盤渉(バンシキ)調などと定められていた。また,能楽では,月・時刻についても考えられていた。「―といつぱ,四季に分かち,夜昼十二時に,おのおの双・黄・一越・平・盤の,その時々にあたれり/花鏡」

とき-の-とり 【時の鳥】🔗🔉

とき-の-とり 【時の鳥】 〔「時鳥」を訓読みした語〕 ホトトギスの異名。「名に立てる―とやいつしかと卯月きぬとて初音なくらむ/民部卿家歌合」

とき-の-はな [5] 【時の花】🔗🔉

とき-の-はな [5] 【時の花】 その時節の花。

――をかざ・す🔗🔉

――をかざ・す 時節の花を挿頭(カザシ)にする。時勢にあい,繁栄することにもいう。「なほなほしき人の譬にいふ―・す心ばへにや/栄花(初花)」

とき-の-ひと [5] 【時の人】🔗🔉

とき-の-ひと [5] 【時の人】 (1)社会的に話題になっている人。世間からもてはやされる人。「―として脚光を浴びる」 (2)その時代の人。当時の人。「これは貞数の親王,―,中将の子となむいひける/伊勢 79」

とき-の-ふだ 【時の簡】🔗🔉

とき-の-ふだ 【時の簡】 平安時代,時刻を示すために宮中清涼殿の殿上の間の小庭に立てた札。棒杭で支え,時刻ごとに立て替えた。

とき-の-ま [0] 【時の間】🔗🔉

とき-の-ま [0] 【時の間】 少しの間。きわめて短い時間。つかのま。「勝負は―に決まった」「―の出来事」

大辞林 ページ 150570