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はから・う ハカラフ [3] 【計らう】 (動ワ五[ハ四])🔗🔉

はから・う ハカラフ [3] 【計らう】 (動ワ五[ハ四]) 〔「計り合う」の転。一説に,「はかる」に反復継続の助動詞「ふ」が付いてできたものとも〕 (1)考えて,適切な処置をする。都合の良い方法を講ずる。とりはからう。「便宜を―・う」「早く着工できるように―・ってもらった」 (2)相談する。協議する。「友人と―・って金額を決める」 (3)考え定める。計画する。「合戦の次第―・ひ申せ/保元(上)」 (4)推しはかる。見当をつける。「日を―・ひて,いつしかとおぼすほどに/源氏(東屋)」 (5)手加減をする。あんばいする。「飯を―・ひ盛り,人にすすむる役者を/咄本・醒睡笑」 [可能] はからえる

はから-ざるに 【図らざるに・計らざるに】 (連語)🔗🔉

はから-ざるに 【図らざるに・計らざるに】 (連語) 思いがけなく。予想外に。「―,御恩をかうぶりて/宇治拾遺 6」

は-がらし [2] 【葉枯らし】🔗🔉

は-がらし [2] 【葉枯らし】 皆伐した林木を枝払いせず,林内に一定期間置き,含水率を短期間で下げる木材乾燥法。

ばか-らし・い [4] 【馬鹿らしい】 (形)[文]シク ばから・し🔗🔉

ばか-らし・い [4] 【馬鹿らしい】 (形)[文]シク ばから・し 愚かに思える。無意味だ。つまらない。ばかばかしい。「外国品だからいいと信じこむとは―・い話だ」「自慢話など―・くて聞いていられない」 [派生] ――げ(形動)――さ(名)

はから-ず [2][3] 【図らず・計らず】 (副)🔗🔉

はから-ず [2][3] 【図らず・計らず】 (副) 〔動詞「はかる」の未然形に打ち消しの助動詞「ず」が付いたものから〕 思いもよらず。不意に。「此時孝助が―胸に浮かんだのは/怪談牡丹灯籠(円朝)」

はからず-も [3][2] 【図らずも】 (副)🔗🔉

はからず-も [3][2] 【図らずも】 (副) 思いがけなくも。予想もしなかったのに。突然に。「―受賞の栄に浴し…」

はがら-もの [0] 【羽柄物・端柄物】🔗🔉

はがら-もの [0] 【羽柄物・端柄物】 〔主要材を挽いた残り材からつくる意〕 四分板・貫(ヌキ)・垂木・鴨居などの造作用に製材された材の総称。羽柄材。やまひきもの。

はかり [0][3] 【計り・量り】🔗🔉

はかり [0][3] 【計り・量り】 〔動詞「はかる」の連用形から〕 (1)物の分量・数量・大きさなどをはかること。また,はかって知った重さ・大きさなど。「―が甘い」 (2)考え。工夫(クフウ)。計画。「物恐(オ)ぢせず―有りける者の/今昔 28」 →はかりごと (3)見当。目当て。手がかり。「逢ふ―なき嘆かしさに/狭衣 3」 (4)限り。際限。「声を―にぞおめき叫び給ひける/平家 7」 (5)重さをはかる単位。(ア)黄金や銭をはかる単位。「黄金万―ありとも飢(イイウエ)を療(イヤ)すべからず/日本書紀(宣化訓)」(イ)銀・銅・穀物などをはかる単位。「鉄一万―・箭竹(ヤノシノ)二千連を請す/日本書紀(天武下訓)」「黄蘗大五―/延喜式(図書寮)」(ウ)糸をはかる単位。「夏引の白糸七―あり/催馬楽」

大辞林 ページ 152080