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べかり (助動)(べから・べかり・○・べかる・○・○)🔗🔉

べかり (助動)(べから・べかり・○・べかる・○・○) 〔「べくあり」の転〕 推量の助動詞「べし」の補助活用。「べからず」「べかりき」など,他の助動詞に続くときに用いられる。ただし,連体形「べかる」には体言に続く用法もある。 〔(1)終止形にあたるものはない。(2)連体形「べかる」が「なり」「めり」などの助動詞に続くとき,音便の形をとって,「べかんなり」「べかんめり」となり,さらに撥音「ん」が表記されないで,「べかなり」「べかめり」となることがある〕 ⇒べし(助動)

べかりけり (連語)🔗🔉

べかりけり (連語) 〔推量の助動詞「べし」の連用形「べかり」に過去の助動詞「けり」の付いたもの〕 当然のことを今あらためて悟ったというような場合に用いられる。…すべきであった。…するはずであった。「あひ見ずは恋しき事もなからまし音にぞ人を聞く―ける/古今(恋四)」「作文の船にぞ乗る―ける/大鏡(頼忠)」「おそれの中に恐る―けるはただ地震(ナイ)なりけり/方丈記」

へが・る 【剥がる】 (動ラ下二)🔗🔉

へが・る 【剥がる】 (動ラ下二) ⇒へがれる

へが・れる [3] 【剥がれる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 へが・る🔗🔉

へが・れる [3] 【剥がれる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 へが・る (1)はがれる。むける。へげる。「木の皮が―・れる」 (2)少なくなる。薄くなる。「所せかりし御ぐしの少し―・れたるしもいみじうめでたきを/源氏(明石)」

ペカン [1] pecan🔗🔉

ペカン [1] pecan クルミ科の落葉高木。北アメリカ中南部原産。殻の中に入っている実は脂肪分に富み,食用油の原料,菓子の材料,酒のつまみなどにする。

べかんなり (連語)🔗🔉

べかんなり (連語) 〔推量の助動詞「べし」の連体形「べかる」に伝聞推定の助動詞「なり」の付いた「べかるなり」の転〕 「べかなり」に同じ。「物へわたりたまふ―なりと仲信が言ひつれば/源氏(浮舟)」「何条,此の御所ならでは,いづくへかわたらせ給ふ―なる/平家 4」

大辞林 ページ 153967