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ままこ-な [3] 【飯子菜】🔗🔉

ままこ-な [3] 【飯子菜】 ゴマノハグサ科の半寄生の一年草。山中に自生。高さ30センチメートル内外。葉は長卵形。夏,枝先に紅紫色の筒状唇形花を穂状につける。果実は果(サクカ)。若い種子は米粒に似る。

ままし・い [3] 【継しい】 (形)[文]シク まま・し🔗🔉

ままし・い [3] 【継しい】 (形)[文]シク まま・し 継父・継母・継子など,血のつながらない間柄である。「母は有るけれども―・い仲で/天うつ浪(露伴)」

まま-せ 【継兄】🔗🔉

まま-せ 【継兄】 腹違いの兄。異母兄。ままあに。「―当芸志美美命(タギシミミノミコト),其の嫡后伊須気余理比売(イスケヨリヒメ)を娶せし時/古事記(中訓)」

まま-たき [2][4] 【飯焚き・飯炊き】🔗🔉

まま-たき [2][4] 【飯焚き・飯炊き】 飯をたくこと。また,他家に奉公して飯をたく人。めしたき。

まま-ちち [0] 【継父】🔗🔉

まま-ちち [0] 【継父】 血縁関係のない父。けいふ。ままてて。「―の少将のもとに/大和 16」

まま-で (連語)🔗🔉

まま-で (連語) 〔名詞「まま」に格助詞「で」の付いたもの〕 完了の助動詞「た」の連体形に付いて,接続助詞のように用いられる。上の句によって示される状態が保たれている状況で,次の行動がなされることを表す。「通路に立った―,何時間も汽車にゆられて行った」「ピアノの前に腰を下ろした―,ぼんやり考え事をしていた」

まま-なき 【吃】🔗🔉

まま-なき 【吃】 どもり。[名義抄]

まま-ならぬ [4] 【儘ならぬ】 (連語)🔗🔉

まま-なら [4] 【儘ならぬ】 (連語) 思いどおりにならない。自由にならない。「―ぬ浮き世」

まま-に (連語)🔗🔉

まま-に (連語) 〔名詞「まま」に格助詞「に」の付いたもの〕 用言の連体形に付いて,接続助詞のように用いられる。上の句によって示される動作や状態にしたがって,次の行動がなされることを表す。 (1)…するとおりに。…であるにまかせて。「ただ宣はせむ―と聞ゆ/源氏(澪標)」「わが思ふ―そらにいかでか覚え語らむ/更級」 (2)…するにつれて。…にしたがって。「暗うなる―雨いとあやにくに頭さし出づべくもあらず/落窪 1」「かくて日の経(フ)る―,旅の空を思ひやるだにいとあはれなるに,人の心もいと頼もしげには見えずなむありける/蜻蛉(上)」 (3)…であるために。…なので。「恋しうおぼしいでらるる―,常陸の宮にはしばしば聞え給へど/源氏(末摘花)」「いみじく心もとなく,ゆかしく覚ゆる―,この源氏の物語,一の巻よりして皆見せ給へと心のうちに祈る/更級」 (4)…するとすぐに。…するやいなや。「いつも和殿原は重忠がやうなる者にこそ助けられんずれといふ―,大串をひさげて岸の上へぞ投げ上げたる/平家 9」「音に聞きし猫また,あやまたず足もとへふと寄り来て,やがてかきつく―,頸(クビ)のほどを食はんとす/徒然 89」 〔(1)格助詞「の」に付いて副詞句を構成することもある。意味は(1)または(2)に同じ。「霜枯れわたる野原の―,馬・車の行き通ふ音しげくひびきたり/源氏(若菜上)」「心の―茂れる秋の野らは置きあまる露にうづもれて/徒然 44」(2)現代語でも用いられることがある。意味は(1)に同じ。「女まで引張られる―彼れの膝に倚りかかつて,彼れの頬ずりを無邪気に受けた/カインの末裔(武郎)」〕

大辞林 ページ 154857