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れい [1] 【冷】 (名・形動)[文]ナリ🔗🔉

れい [1] 【冷】 (名・形動)[文]ナリ (1)つめたいこと。ひややかなこと。また,そのさま。「衣の薄ふして且つ―なるを覚へ/花柳春話(純一郎)」 (2)「冷酒(レイシユ)」の略。

れい [1] 【例】🔗🔉

れい [1] 【例】 ■一■ (名) (1)相手に類推させるために,同種類の事柄の中からよりどころとして特に取り上げて提示するもの。「―を挙げる」「―を引く」 (2)判断の基準やよりどころとなる過去の事柄。先例。ためし。「―にならって決める」「過去に―がない」 (3)以前から世に行われている事柄。しきたり。ためし。「元旦には初詣でをするのが―となっている」「―にもれない」 (4)いつものとおりであること。ふだん。「―によって小言が始まった」 →例の(連体) ■二■ (副) いつも。つねづね。「―こなたにきなれたる人にやあらむ/源氏(東屋)」

――なら🔗🔉

――なら (1)いつもと違う。珍しい。「この女,―ぬけしきを見て/宇津保(嵯峨院)」 (2)体がふつうの状態ではない。病気や妊娠をいう。「―ぬ心地出できたり/平家 6」

――になく🔗🔉

――になく いつものようでなく。普通と違って。「今年は―雨が少ない」

――によって例の如(ゴト)し🔗🔉

――によって例の如(ゴト)し いつも同じことの繰り返しで,全く変わりばえがしない。いつもと同様である。

――の🔗🔉

――の (1)いつものように。例によって。多く,副詞的に用いる。「御笛ども吹きすさびておはすれば,おとど―聞き過ぐし給はで,高麗笛取り,いで給へり/源氏(末摘花)」 (2)すでによくわかっている特定の物事や人をさしていう。「貴公は―であらう/黄表紙・長生見度記」 →例の(連体)

大辞林 ページ 156882