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いとう【伊富・伊富魚】🔗🔉

いとう [0] 【伊富・伊富魚】 サケ目の淡水魚。全長1.5メートルにも達する。体形はややニジマスに似る。背は暗緑青色,腹部は灰白色で,背と体側に黒褐色の小斑点が散在する。釣りでは幻の魚といわれる。かつては青森県にも生息したが,現在は北海道・サハリンにのみ分布。イト。

い-とう【以東】🔗🔉

い-とう [1] 【以東】 ある場所を基準として,そこより東。 ⇔以西

いとう【伊東】🔗🔉

いとう 【伊東】 静岡県東部伊豆半島東岸の市。伊豆の代表的な温泉地・観光地。伊豆サボテン公園などがある。

いとう-せん【伊東線】🔗🔉

いとう-せん 【伊東線】 JR 東日本の鉄道線。静岡県熱海と伊東間,16.9キロメートル。伊豆半島東岸を通じ,伊東より南は伊豆急行線が下田までのびる。

いとう【伊東】🔗🔉

いとう 【伊東】 姓氏の一。

いとう-きねたろう【伊東甲子太郎】🔗🔉

いとう-きねたろう ―キネタラウ 【伊東甲子太郎】 (?-1867) 幕末期の志士。常陸国志筑藩士。新撰組の参謀だったが征長に反対して脱隊,山稜衛士となる。近藤勇宅訪問の帰路,斬殺された。

いとう-げんぼく【伊東玄朴】🔗🔉

いとう-げんぼく 【伊東玄朴】 (1800-1871) 幕末の蘭方医。肥前の人。名は淵。シーボルトに学ぶ。江戸で医業のかたわら,象先堂塾で門人を養成。神田に種痘所を創設し,のち,その後身の医学所取締となる。著「医療正始」など。

いとう-しずお【伊東静雄】🔗🔉

いとう-しずお ―シヅヲ 【伊東静雄】 (1906-1953) 詩人。長崎県生まれ。京大卒。「コギト」「日本浪曼派」同人。逆説的で鋭い抒情性に満ちた詩で知られる。詩集「わがひとに与ふる哀歌」「夏花」など。

いとう-しんすい【伊東深水】🔗🔉

いとう-しんすい 【伊東深水】 (1898-1972) 日本画家・版画家。東京生まれ。本名は一(ハジメ)。鏑木(カブラギ)清方に入門。江戸浮世絵の伝統を継いだ美人画家。代表作「銀河祭」「聞香」など。

いとう-すけちか【伊東祐親】🔗🔉

いとう-すけちか 【伊東祐親】 (?-1182) 平安末期の武将。伊豆伊東荘の人。伊豆に流された源頼朝を預かり,殺害しようとしたが失敗。のち,頼朝にとらえられ自殺。曾我兄弟の祖父。

いとう-すけゆき【伊東祐亨】🔗🔉

いとう-すけゆき 【伊東祐亨】 (1843-1914) 海軍軍人。薩摩藩士の出。日清戦争の連合艦隊司令長官。日露戦争では大本営海軍幕僚長。

いとう-ちゅうた【伊東忠太】🔗🔉

いとう-ちゅうた 【伊東忠太】 (1867-1954) 建築学者。山形県生まれ。東大教授。明治神宮・築地本願寺の設計者。日本および東洋の建築史を研究。著「法隆寺建築論」「伊東忠太建築文献」など。

いとう-マンショ【伊東満所】🔗🔉

いとう-マンショ 【伊東満所】 (1570頃-1612) 室町末期のキリスト教徒。日向の人。天正遣欧使節の正使。

いとう-みよじ【伊東巳代治】🔗🔉

いとう-みよじ ―ミヨヂ 【伊東巳代治】 (1857-1934) 官僚・政治家。長崎の生まれ。大日本帝国憲法の起草・制定に参画。のち,枢密顧問官となり,枢密院内に勢力を扶植(フシヨク),時の内閣を牽制(ケンセイ)して対外積極策を主張。

いとう-らんでん【伊東藍田】🔗🔉

いとう-らんでん 【伊東藍田】 (1734-1809) 江戸後期の儒者・漢詩人。江戸の人。荻生金谷や大内熊耳に師事し園(ケンエン)の学風を伝えたが,新詩風にも理解があった。著「藍田文集」

いとう-りゅう【伊東流】🔗🔉

いとう-りゅう ―リウ 【伊東流】 近世槍術の一流派。始祖は江戸初期奥羽の人,伊東紀伊入道佐忠(スケタダ)。江戸時代に盛行。建孝(ケンコウ)流。

いとう【伊藤】🔗🔉

いとう 【伊藤】 姓氏の一。

いとう-いっとうさい【伊藤一刀斎】🔗🔉

いとう-いっとうさい ―イツタウサイ 【伊藤一刀斎】 安土桃山時代の剣客。伊豆の人。名は景久。姓は「伊東」とも。鐘巻自斎に剣法をまなび,一刀流を興した。生没年未詳。

いとう-えいのすけ【伊藤永之介】🔗🔉

いとう-えいのすけ 【伊藤永之介】 (1903-1959) 小説家。秋田県生まれ。本名は栄之助。「梟」「鴉」「鶯」などで,東北農村の生活を独自な説話文体で描き,社会主義的な農民文学者として活躍。

いとう-きさく【伊藤熹朔】🔗🔉

いとう-きさく 【伊藤熹朔】 (1899-1967) 舞台美術家。東京生まれ。東京美校卒。築地小劇場で多数の舞台装置を担当。のち春陽会に舞台美術部を創設するなど舞台美術の発展に貢献。

いとう-けいすけ【伊藤圭介】🔗🔉

いとう-けいすけ 【伊藤圭介】 (1803-1901) 幕末・明治の博物学者。名古屋生まれ。東大教授。シーボルトにまなび,ツンベルクの「日本植物誌」により「泰西本草名疏」二巻を著す。その付録でリンネ分類を日本に初めて紹介。著「日本産物誌」など。

いとう-さちお【伊藤左千夫】🔗🔉

いとう-さちお ―サチヲ 【伊藤左千夫】 (1864-1913) 歌人・小説家。千葉県生まれ。本名は幸次郎。正岡子規に師事。「馬酔木(アシビ)」「アララギ」を刊行,短歌の生命を「叫び」にあると主張。小説に「野菊之墓」などがある。

いとう-じゃくちゅう【伊藤若冲】🔗🔉

いとう-じゃくちゅう 【伊藤若冲】 (1716?-1800) 江戸中期の画家。京都の人。狩野派・琳派を学び,中国明清画の筆意をくわえて動植物画に独自の画境を開く。とくに鶏の画をよくした。代表作「花鳥魚貝図三十幅」「群鶏図」

いとう-しょうう【伊藤松宇】🔗🔉

いとう-しょうう 【伊藤松宇】 (1859-1943) 俳人。正岡子規らと「椎の友」を結成,俳誌「俳諧」「筑波」を創刊。句集「松宇家集」

いとう-じんさい【伊藤仁斎】🔗🔉

いとう-じんさい 【伊藤仁斎】 (1627-1705) 江戸前期の儒学者。古義学の祖。京都の人。名は維(コレエダ),字(アザナ)は源佐(ゲンスケ)。年来学んできた朱子学に疑問を抱き,直接古典,ことに「論語」「孟子」の真義をつかんで仁義の実践躬行(キユウコウ)を求める古義学を首唱。京都堀川に古義堂を開いて堀川学派と呼ばれ,門弟三千余人におよんだ。著「論語古義」「孟子古義」「語孟字義」「童子問」など。

いとう-しんぞう【伊藤慎蔵】🔗🔉

いとう-しんぞう ―シンザウ 【伊藤慎蔵】 (1826-1880) 幕末の洋学者。長門国萩の人。適塾にまなぶ。越前国大野藩の洋学館長として蘭学教育などに貢献。

いとう-しんとく【伊藤信徳】🔗🔉

いとう-しんとく 【伊藤信徳】 (1633-1698) 江戸前期の俳人。京都の富商。貞徳の門人,のち談林派。若い芭蕉と交わった。

いとう-せい【伊藤整】🔗🔉

いとう-せい 【伊藤整】 (1905-1969) 詩人・小説家・評論家。北海道生まれ。本名は整(ヒトシ)。東京商大中退。詩から小説に転じ,昭和初期に「新心理主義」を唱え「得能物語」などを書く。戦後は創作と文学理論の統一をめざし活躍。小説「鳴海仙吉」「氾濫」,評論「日本文壇史」など。

いとう-そうかん【伊藤宗看】🔗🔉

いとう-そうかん 【伊藤宗看】 (1)(初代)(1618-1694) 江戸前期,将棋三世名人。出雲の人。大橋本家で修業し,1635年に独立して家元伊藤家をおこし,のち三世名人となる。在野派の挑戦を退けた数多の争い将棋で有名。 (2)(三代)(1706-1761) 江戸中期,将棋七世名人。将軍に献上した詰め将棋集「象戯図式」は難解かつ名作で,「詰むや詰まざるや百番」と称して有名。

いとう-だいすけ【伊藤大輔】🔗🔉

いとう-だいすけ 【伊藤大輔】 (1898-1981) 映画監督。愛媛県生まれ。小山内薫に師事。「忠次旅日記」「丹下左膳」などサイレント時代劇に傑作を残す。

いとう-ためきち【伊藤為吉】🔗🔉

いとう-ためきち 【伊藤為吉】 (1864-1943) 建築家。三重県生まれ。機械学・数学・漢学などを学び,渡米。帰国後,職工徒弟の教育・地位向上に腐心。のちに鉄筋コンクリート部材の研究・生産を行う。晩年は,永久動力機関の発明に没頭する。

いとう-ちゆう【伊藤痴遊】🔗🔉

いとう-ちゆう ―チイウ 【伊藤痴遊】 (初代)(1867-1938) 講談師・政治家。横浜生まれ。本名は仁太郎。普通選挙第一回で衆議院議員に当選。双木舎(ソウボクシヤ)痴遊と名乗り自作の政治講談を読む。のち,講談が本業となる。著「伊藤痴遊全集」全三〇巻。

いとう-とうがい【伊藤東涯】🔗🔉

いとう-とうがい 【伊藤東涯】 (1670-1736) 江戸中期の儒学者。名は長胤,字(アザナ)は源蔵,別号を慥々斎。仁斎の長男。京都堀川にあって子弟の育成に従事,仁斎の古義学を大成。著「制度通」「古今学変」「操觚字訣」など。

いとう-のえ【伊藤野枝】🔗🔉

いとう-のえ 【伊藤野枝】 (1895-1923) 女性解放運動家。福岡県生まれ。青鞜(セイトウ)社に参加。のち,無政府主義運動を展開。関東大震災直後,夫大杉栄とともに虐殺された(甘粕(アマカス)事件)。

いとう-ひろぶみ【伊藤博文】🔗🔉

いとう-ひろぶみ 【伊藤博文】 (1841-1909) 政治家。長州の人。初名は俊輔。松下村塾に学び,討幕運動に活躍。明治政府にあって,帝国憲法の制定,天皇制の確立に尽力。初代首相・枢密院議長・立憲政友会総裁などを歴任。組閣四度に及び,その間日清戦争を遂行。1905年(明治38)初代韓国統監。ハルビンで安重根に暗殺された。

いとう-へいざえもん【伊藤平左衛門】🔗🔉

いとう-へいざえもん ―ヘイザモン 【伊藤平左衛門】 (1829-1913) 宮大工。名古屋の人。京都東本願寺大師堂などを造営し,社寺建築の伝統をささえた。帝室技芸員。

いとう-らんぐう【伊藤蘭嵎】🔗🔉

いとう-らんぐう 【伊藤蘭嵎】 (1694-1778) 江戸中期の儒学者。紀州藩儒官。仁斎の五男。博学で長兄東涯と並び称された。著「大学是正」「中庸古言」など。

いとう-ろくろべえ【伊藤六郎兵衛】🔗🔉

いとう-ろくろべえ ―ロクロベ 【伊藤六郎兵衛】 (1829-1894) 幕末・明治の宗教家。武蔵国(神奈川県川崎)の人。丸山教の教祖。 →丸山教

いと・う【厭う】🔗🔉

いと・う イトフ [2] 【厭う】 (動ワ五[ハ四]) (1)いやに思う。いやに思って避ける。「世を―・う」「水仕事を―・う」「煩(ハン)を―・わず」 (2)大事にする。いたわる。「お体をお―・い下さいませ」 (3)(「世を厭う」から)出家する。「山里に浮世―・はん友もがな/新古今(雑中)」

いとう🔗🔉

いとう イタウ (副) 〔形容詞「いたし」の連用形「いたく」の転〕 はなはだしく。ひどく。「(木ニ)とりつきながら,―睡りて落ちぬべき時に/徒然 41」

いと-うお【糸魚】🔗🔉

いと-うお ―ウヲ [2] 【糸魚】 イトヨの別名。

いとう【厭う】(和英)🔗🔉

いとう【厭う】 (1) dislike (嫌う);→英和 hate;→英和 grudge (惜しむ);→英和 be[get]weary[tired,sick](いやになる). (2) take good care of oneself (身をいたわる).厭わない do not mind;be willing.

いとう【以東の[に,で]】(和英)🔗🔉

いとう【以東の[に,で]】 east.→英和

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