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いなか【田舎】🔗🔉

いなか ナカ [0] 【田舎】 (1)都会から離れた地方。在郷。在(ザイ)。 (2)人家・人口が少なく辺鄙(ヘンピ)な所。「ここは東京の―だ」 (3)本人の生まれ育った故郷・郷里。また,親や祖父母などの出身地。在所。「正月には―へ帰る」 (4)(他の語に付いて)粗野で,洗練されていないことを表す語。「―くさい」

いなか-うた【田舎唄】🔗🔉

いなか-うた ナカ― [3] 【田舎唄】 田舎で唄われる唄。田舎節。ひなうた。俚謡(リヨウ)。

いなか-えびす【田舎夷】🔗🔉

いなか-えびす ナカ― 【田舎夷】 田舎者を軽蔑していう語。「是源兵衛殿おまん殿,さすがは―よなう/浄瑠璃・薩摩歌」

いなか-がくもん【田舎学問】🔗🔉

いなか-がくもん ナカ― [5] 【田舎学問】 見識の狭い学問。時勢おくれの学問。

いなか-かせぎ【田舎稼ぎ】🔗🔉

いなか-かせぎ ナカ― [4] 【田舎稼ぎ】 都会の商人などが田舎に行って稼ぐこと。

いなか-かたぎ【田舎気質】🔗🔉

いなか-かたぎ ナカ― [4] 【田舎気質】 田舎の人に特有な,素朴・粗野・純情の気風・性格。

いなか-ことば【田舎言葉】🔗🔉

いなか-ことば ナカ― [4] 【田舎言葉】 田舎の人の使う言葉。俚言(リゲン)。

いなか-ざむらい【田舎侍】🔗🔉

いなか-ざむらい ナカザムラヒ [4] 【田舎侍】 江戸や京坂などの都会へ地方から出てきた侍。また,粗野な侍をあざけっていう語。いなかさぶらい。

いなか-しばい【田舎芝居】🔗🔉

いなか-しばい ナカ― [4] 【田舎芝居】 (1)地方の小都市や農村で,素人(シロウト)が祭りの余興に行う芝居。 (2)下手な芝居。粗雑な芝居。 (3)田舎で興行される芝居。

いなか-じま【田舎縞】🔗🔉

いなか-じま ナカ― [0] 【田舎縞】 「手織り縞」に同じ。

いなか-しょうもん【田舎蕉門】🔗🔉

いなか-しょうもん ナカセウ― 【田舎蕉門】 芭蕉没後,中興期俳諧復古革新運動の中で,地方に勢力を張った美濃派や伊勢派の俳諧流派を,都市系俳壇側より見下した蔑称。 →獅子門 →伊勢派

いなか-じるこ【田舎汁粉】🔗🔉

いなか-じるこ ナカ― [4] 【田舎汁粉】 つぶし餡(アン)でつくった汁粉。 →御膳汁粉

いなか-しんし【田舎紳士】🔗🔉

いなか-しんし ナカ― [4] 【田舎紳士】 紳士を気取っているが,どこか洗練されていないところのある人。田舎の紳士。田紳(デンシン)。

いなか-せかい【田舎世界】🔗🔉

いなか-せかい ナカ― 【田舎世界】 田舎。地方。「一代に一度の見物にて―の人だに見るものを/更級」

いなか-そば【田舎蕎麦】🔗🔉

いなか-そば ナカ― [4] 【田舎蕎麦】 ソバの実の外殻の一部をひき込んだ,色の黒いそば。山家(ヤマガ)そば。

いなか-だいじん【田舎大尽】🔗🔉

いなか-だいじん ナカ― [4] 【田舎大尽】 田舎の金持ち。特に,田舎者で遊里で豪遊する者をいう。

いなか-だんご【田舎団子】🔗🔉

いなか-だんご ナカ― [4] 【田舎団子】 つぶし餡(アン)をまぶした団子。

いなか-っ-ぺえ【田舎っ兵衛】🔗🔉

いなか-っ-ぺえ ナカ―ペ [5] 【田舎っ兵衛】 田舎者をさげすんでいう語。いなかっぺい。いなかっぺ。

いなか-なまり【田舎訛り】🔗🔉

いなか-なまり ナカ― [4] 【田舎訛り】 言葉にある地方特有の訛りがあること。御国訛り。

いなか-ぶし【田舎節】🔗🔉

いなか-ぶし ナカ― [0] 【田舎節】 (1)地方の民謡に用いられる陽旋法の節。 →都節(ミヤコブシ) (2)民謡。田舎唄。

いなか-ま【田舎間】🔗🔉

いなか-ま ナカ― [3][0] 【田舎間】 主に関東・東北・北海道で使われる柱間の基準寸法。柱心距離六尺(約1.82メートル)を一間とする。また,畳割りでは,五・八尺と二・九尺とするもの。江戸間。 →京間

いなか-まわり【田舎回り】🔗🔉

いなか-まわり ナカマハリ [4] 【田舎回り】 (名)スル (1)官吏や会社員が地方勤務すること。 (2)商人・芸人が田舎をまわって稼ぐこと。どさまわり。

いなか-まんじゅう【田舎饅頭】🔗🔉

いなか-まんじゅう ナカ―ヂユウ [4] 【田舎饅頭】 つぶし餡(アン)を入れた,皮の厚い饅頭。

いなか-みそ【田舎味噌】🔗🔉

いなか-みそ ナカ― [4] 【田舎味噌】 蒸した大豆に麦麹(ムギコウジ)を混ぜ,塩をきかせて作った味噌。むぎみそ。

いなか-もの【田舎者】🔗🔉

いなか-もの ナカ― [0] 【田舎者】 (1)田舎の人。田舎育ちの人。 (2)礼儀作法を知らず,やぼで気の利かない人をののしっていう語。また,自分をへりくだっていう語。

いなか-や【田舎家】🔗🔉

いなか-や ナカ― [3] 【田舎家】 (1)田舎の家。また,粗末な家。 (2)茶の湯などの趣味で建てた田舎風の家。

いなか-わたらい【田舎渡らひ】🔗🔉

いなか-わたらい ナカワタラヒ 【田舎渡らひ】 田舎をまわって生活すること。田舎まわりの行商。 〔地方官としての生活の意ともいう〕 「―しける人の子ども/伊勢 23」

い-なか【亥中】🔗🔉

い-なか ― [1] 【亥中】 亥の刻の上刻と下刻との間。今の午後一〇時頃。

いなか-の-つき【亥中の月】🔗🔉

いなか-の-つき ― [1] 【亥中の月】 〔亥中頃,東天に上るので〕 陰暦二〇日の月の称。

いな-かいどう【伊那街道】🔗🔉

いな-かいどう ―カイダウ 【伊那街道】 信濃の松本と飯田を結び,さらに根羽を経て三河の吉田(現,豊橋)に達する街道。江戸時代の脇往還。伊奈街道。

いなかきょうし【田舎教師】🔗🔉

いなかきょうし ナカケウシ 【田舎教師】 小説。田山花袋作。1909年(明治42)刊。近代日本興隆期に,貧しさ故に寒村の小学校代用教員として孤独と絶望のうちに死んでいった青年の生涯を描く。

いなか-くさ・い【田舎臭い】🔗🔉

いなか-くさ・い ナカ― [5] 【田舎臭い】 (形) 田舎風で洗練されていない。田舎じみている。やぼったい。「―・い服装」

いな-かけ【稲掛(け)】🔗🔉

いな-かけ [2] 【稲掛(け)】 ⇒いねかけ(稲掛)

いなか-じ・みる【田舎染みる】🔗🔉

いなか-じ・みる ナカ― [5] 【田舎染みる】 (動マ上一) 言動・服装などが田舎風である。「―・みた服装」

いな-かず【稲数】🔗🔉

いな-かず [0] 【稲数】 刈り稲一〇束ごとに一穂を抜いて保存したもの。神事に用いる。

いなか-だ・つ【田舎立つ】🔗🔉

いなか-だ・つ ナカ― 【田舎立つ】 (動タ四) 田舎風である。「―・ちたる所に住む者どもなど/枕草子 25」

いなか・びる【田舎びる】🔗🔉

いなか・びる ナカ― [4] 【田舎びる】 (動バ上一)[文]バ上二 ゐなか・ぶ 田舎風である。田舎めく。「いかにも―・びた風景」

いな-かぶ【稲株】🔗🔉

いな-かぶ [0] 【稲株】 稲を刈り取った後の切り株。

いなか-め・く【田舎めく】🔗🔉

いなか-め・く ナカ― [4] 【田舎めく】 (動カ五[四]) 田舎風にみえる。田舎びる。「―・きたる男/浮世草子・男色大鑑 7」

いなか【田舎】(和英)🔗🔉

いなか【田舎】 the country(side);→英和 one's home[hometown];the place where one was born;the place where one's family lives.〜の rural;→英和 country.‖田舎ことば[なまり]a provincial dialect.田舎育ちの country-bred.田舎者 a countryman;a countrywoman (女).

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