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いなか【田舎】ヰナカ🔗⭐🔉
いなか【田舎】ヰナカ
①都会から離れた土地。在郷ざいごう。ひな。地方。万葉集3「昔こそ難波なにわ―と言はれけめ今は京みやこ引き都びにけり」。「―で育つ」
②郷里。故郷。「―に帰る」「―の母を呼ぶ」
③「いなかじるこ」の略。
④「卑しい」または「粗暴な」の意を表す語。
⇒いなか‐うた【田舎歌】
⇒いなか‐うど【田舎人】
⇒いなか‐えびす【田舎夷】
⇒いなか‐がくもん【田舎学問】
⇒いなか‐かせぎ【田舎稼ぎ】
⇒いなか‐かたぎ【田舎気質】
⇒いなか‐くさ・い【田舎臭い】
⇒いなか‐ことば【田舎言葉】
⇒いなか‐ざけ【田舎酒】
⇒いなか‐ざむらい【田舎侍】
⇒いなか‐しばい【田舎芝居】
⇒いなか‐じま【田舎縞】
⇒いなか‐じ・みる【田舎染みる】
⇒いなか‐じるこ【田舎汁粉】
⇒いなか‐しんし【田舎紳士】
⇒いなか‐せかい【田舎世界】
⇒いなか‐そだち【田舎育ち】
⇒いなか‐だいじん【田舎大尽】
⇒いなか‐だち【田舎立ち】
⇒いなか‐だ・つ【田舎だつ】
⇒いなか‐だんご【田舎団子】
⇒いなか‐づくり【田舎作り】
⇒いなか‐づと【田舎裹】
⇒いなか‐っ‐ぺえ【田舎っ兵衛】
⇒いなか‐っ‐ぽう【田舎っぽう】
⇒いなか‐で【田舎出】
⇒いなか‐なまり【田舎訛】
⇒いなか‐はいで【田舎這い出】
⇒いなか・びる【田舎びる】
⇒いなか‐ぶし【田舎節】
⇒いなか‐ま【田舎間】
⇒いなか‐まわり【田舎回り】
⇒いなか‐まんじゅう【田舎饅頭】
⇒いなか‐みそ【田舎味噌】
⇒いなか‐むしゃ【田舎武者】
⇒いなか‐むすめ【田舎娘】
⇒いなか‐め・く【田舎めく】
⇒いなか‐もの【田舎者】
⇒いなか‐や【田舎家】
⇒いなか‐やくしゃ【田舎役者】
⇒いなか‐わざ【田舎業】
⇒いなか‐わすれ【田舎忘れ】
⇒いなか‐わたらい【田舎渡らい】
い‐なか【亥中】ヰ‥🔗⭐🔉
い‐なか【亥中】ヰ‥
亥刻いのこくの上刻と下刻との間。今の午後10時頃に当たる。
⇒いなか‐の‐つき【亥中の月】
いなか‐うた【田舎歌】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐うた【田舎歌】ヰナカ‥
田舎でうたわれる俗歌。ひなうた。
⇒いなか【田舎】
いなか‐うど【田舎人】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐うど【田舎人】ヰナカ‥
田舎に住む人。いなかびと。〈伊京集〉
⇒いなか【田舎】
いなか‐えびす【田舎夷】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐えびす【田舎夷】ヰナカ‥
いなか者を軽蔑していう語。
⇒いなか【田舎】
いなか‐がくもん【田舎学問】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐がくもん【田舎学問】ヰナカ‥
時代ばなれした古くさい学問。
⇒いなか【田舎】
いなか‐かせぎ【田舎稼ぎ】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐かせぎ【田舎稼ぎ】ヰナカ‥
都会の人が田舎に行って稼ぐこと。いなかまわり。
⇒いなか【田舎】
いなか‐かたぎ【田舎気質】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐かたぎ【田舎気質】ヰナカ‥
田舎の人に共通する特有の素朴で粗野な気質。
⇒いなか【田舎】
いなかきょうし【田舎教師】ヰナカケウ‥🔗⭐🔉
いなかきょうし【田舎教師】ヰナカケウ‥
小説。田山花袋作。1909年(明治42)刊。自我に目ざめながら、貧しさゆえに埼玉県羽生の片田舎で若くして病死した一代用教員の悲劇を描く。日本自然主義文学の代表作。
→文献資料[田舎教師]
いなか‐くさ・い【田舎臭い】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐くさ・い【田舎臭い】ヰナカ‥
〔形〕
いなか者の風である。都会風に洗練されていず、やぼったい。
⇒いなか【田舎】
いな‐かけ【稲掛け】🔗⭐🔉
いな‐かけ【稲掛け】
⇒いねかけ。〈日葡辞書〉
いなかげんじ【田舎源氏】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなかげんじ【田舎源氏】ヰナカ‥
「偐紫にせむらさき田舎源氏」の略称。
いなか‐ことば【田舎言葉】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐ことば【田舎言葉】ヰナカ‥
田舎の人の使う言葉。狭義の方言。
⇒いなか【田舎】
いなか‐ざけ【田舎酒】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐ざけ【田舎酒】ヰナカ‥
田舎で醸造した酒。地酒。
⇒いなか【田舎】
いなか‐ざむらい【田舎侍】ヰナカザムラヒ🔗⭐🔉
いなか‐ざむらい【田舎侍】ヰナカザムラヒ
田舎育ちの粗野な侍。いなかさぶらい。↔京侍。
⇒いなか【田舎】
いなか‐しばい【田舎芝居】ヰナカ‥ヰ🔗⭐🔉
いなか‐しばい【田舎芝居】ヰナカ‥ヰ
地方の小都市や村などで演じられる、粗雑な芝居。また、へたな芝居をののしっていう称。
⇒いなか【田舎】
いなか‐じま【田舎縞】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐じま【田舎縞】ヰナカ‥
手織縞ておりじまの異称。島崎藤村、千曲川のスケッチ「―の手織物を着て紺の前垂を掛けた」
⇒いなか【田舎】
いなか‐じ・みる【田舎染みる】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐じ・みる【田舎染みる】ヰナカ‥
〔自上一〕
田舎人のようになる。田舎風となる。いなかびる。
⇒いなか【田舎】
いなか‐しんし【田舎紳士】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐しんし【田舎紳士】ヰナカ‥
身なりは紳士のようでも、どこか洗練されていない人。田紳でんしん。夏目漱石、こゝろ「比較的上品な嗜好しこうを有もつた―だつたのです」
⇒いなか【田舎】
いな‐かず【稲数】🔗⭐🔉
いな‐かず【稲数】
刈稲10束ごとに1穂ずつを抜き保存したもの。神事に用いる。
いなか‐せかい【田舎世界】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐せかい【田舎世界】ヰナカ‥
田舎の土地。地方。大鏡師輔「―まで聞きつぎ奉りて」
⇒いなか【田舎】
いなか‐そだち【田舎育ち】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐そだち【田舎育ち】ヰナカ‥
田舎で育ち都会のことを知らないこと。また、その人。いなかだち。
⇒いなか【田舎】
いなか‐だいじん【田舎大尽】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐だいじん【田舎大尽】ヰナカ‥
①田舎者の金持。
②田舎の人で大尽遊びをする人。
⇒いなか【田舎】
いなか‐だち【田舎立ち】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐だち【田舎立ち】ヰナカ‥
いなかめいたこと。また、いなか育ち。古今著聞集17「このぬしは―のものなれば」
⇒いなか【田舎】
いなか‐だ・つ【田舎だつ】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐だ・つ【田舎だつ】ヰナカ‥
〔自四〕
田舎らしくなる。いなかめく。枕草子99「―・ちことそぎて」
⇒いなか【田舎】
いなか‐だんご【田舎団子】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐だんご【田舎団子】ヰナカ‥
つぶしあんをまぶした団子。
⇒いなか【田舎】
いなか‐づくり【田舎作り】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐づくり【田舎作り】ヰナカ‥
刺身の厚く作ったもの。
⇒いなか【田舎】
いなか‐づと【田舎裹】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐づと【田舎裹】ヰナカ‥
田舎からのみやげ。
⇒いなか【田舎】
いなか‐っ‐ぺえ【田舎っ兵衛】ヰナカ‥ヱ🔗⭐🔉
いなか‐っ‐ぺえ【田舎っ兵衛】ヰナカ‥ヱ
田舎の人を馬鹿にしていう語。いなかっぺ。
⇒いなか【田舎】
いなか‐っ‐ぽう【田舎っぽう】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐っ‐ぽう【田舎っぽう】ヰナカ‥
(→)「いなかっぺえ」に同じ。
⇒いなか【田舎】
いなか‐で【田舎出】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐で【田舎出】ヰナカ‥
田舎から出てきた者。
⇒いなか【田舎】
いなか‐なまり【田舎訛】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐なまり【田舎訛】ヰナカ‥
言葉に地方特有の言い方があること。また、その言葉。おくになまり。
⇒いなか【田舎】
いなか‐の‐つき【亥中の月】ヰ‥🔗⭐🔉
いなか‐の‐つき【亥中の月】ヰ‥
(亥中の頃、東天に上るからいう)陰暦20日の夜の月。ふけまちづき。〈[季]秋〉
⇒い‐なか【亥中】
いなか‐はいで【田舎這い出】ヰナカハヒデ🔗⭐🔉
いなか‐はいで【田舎這い出】ヰナカハヒデ
田舎出を強めていう語。
⇒いなか【田舎】
いなか・びる【田舎びる】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか・びる【田舎びる】ヰナカ‥
〔自上一〕[文]ゐなか・ぶ(上二)
いなかじみる。源氏物語関屋「―・びず、由ありて」
⇒いなか【田舎】
いな‐かぶ【稲株】🔗⭐🔉
いな‐かぶ【稲株】
稲を刈ったあとの株。
いなか‐ぶし【田舎節】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐ぶし【田舎節】ヰナカ‥
①民謡。多く、歌舞伎舞踊の民謡を取り入れた部分を言う。
②律音階の旧称。民謡の音階に多用されることからの命名。
⇒いなか【田舎】
いなか‐まわり【田舎回り】ヰナカマハリ🔗⭐🔉
いなか‐まわり【田舎回り】ヰナカマハリ
商人・芸人などが方々の田舎を回ってかせぐこと。また、その人。どさまわり。
⇒いなか【田舎】
いなか‐まんじゅう【田舎饅頭】ヰナカ‥ヂユウ🔗⭐🔉
いなか‐まんじゅう【田舎饅頭】ヰナカ‥ヂユウ
つぶしあんを入れた饅頭。
⇒いなか【田舎】
いなか‐みそ【田舎味噌】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐みそ【田舎味噌】ヰナカ‥
麦麹むぎこうじで製した、色の赤黒くからい味噌。
⇒いなか【田舎】
いなか‐むすめ【田舎娘】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐むすめ【田舎娘】ヰナカ‥
田舎育ちの娘。村娘。
⇒いなか【田舎】
いなか‐め・く【田舎めく】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐め・く【田舎めく】ヰナカ‥
〔自五〕
田舎風に見える。
⇒いなか【田舎】
いなか‐もの【田舎者】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐もの【田舎者】ヰナカ‥
①田舎の人。田舎育ちの人。
②物を知らない粗野な人をさげすみ、ばかにしていう語。田夫野人。浮世風呂前「―でござい、冷物でござい、御免なさい」
⇒いなか【田舎】
いなか‐や【田舎家】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐や【田舎家】ヰナカ‥
①田舎の家。また、粗末な家。
②都会に風流で建てた田舎風の家。
⇒いなか【田舎】
いなか‐やくしゃ【田舎役者】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐やくしゃ【田舎役者】ヰナカ‥
田舎まわりの俳優。
⇒いなか【田舎】
いなか‐わざ【田舎業】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐わざ【田舎業】ヰナカ‥
いなかめいたこしらえ。田舎風のしわざ。田舎細工。源氏物語須磨「弾棋たぎの具など―にしなして」
⇒いなか【田舎】
いなか‐わすれ【田舎忘れ】ヰナカ‥🔗⭐🔉
いなか‐わすれ【田舎忘れ】ヰナカ‥
都会に出て田舎の生活を忘れること。
⇒いなか【田舎】
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