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そそ🔗🔉

そそ [1] 女性の陰部の異名。

そ-そ【楚楚】🔗🔉

そ-そ [1] 【楚楚】 (ト|タル)[文]形動タリ (1)清らかで美しいさま。多く若い女性についていう。「―とした美女」 (2)あざやかなさま。鮮明なさま。「暁の露うるふ時に―のころもをぬらし/本朝文粋」

そそ🔗🔉

そそ (副) 静かに風の吹くさま。また,かすかに物が動くさま。「萩の葉に風の―吹く夏しもぞ/続詞花集」

そ-そ【其其】🔗🔉

そ-そ 【其其】 (感) 〔代名詞「そ」を重ねた語〕 人の注意をうながす語。それそれ。そらそら。「あなたに人の声すれば,―などのたまふに/蜻蛉(上)」

そ-そう【阻喪・沮喪】🔗🔉

そ-そう ―サウ [0] 【阻喪・沮喪】 (名)スル 気力がくじけて,勢いがなくなること。「意気―する」「元気を―する」

そ-そう【祖宗】🔗🔉

そ-そう [1] 【祖宗】 建国の祖と中興の祖。また,初代から先代までの代々の君主。「―の大業」

そ-そう【粗相】🔗🔉

そ-そう ―サウ [1] 【粗相】 ■一■ (名)スル (1)不注意から起こす失敗。軽率なあやまち。しくじり。「―のないように気をつける」 (2)大小便をもらすこと。「寝床で―する」 ■二■ (形動ナリ) (1)粗末なさま。粗略なさま。「扇なども賜はせたらむは,―にぞあらむかし/栄花(若生え)」 (2)軽率なさま。軽はずみなさま。「あれには―に乗る。…舟に乗つたことがないと見えた/狂言・薩摩守」

そそう-び【粗相火】🔗🔉

そそう-び ―サウ― [2] 【粗相火】 過失で出した火事。失火。

そ-そう【粗🔗🔉

そ-そう ―サウ [0] 【粗】 (名・形動)[文]ナリ きめがあらく,ざらざらしている・こと(さま)。「―なる物」

そ-そう【粗鬆】🔗🔉

そ-そう [0] 【粗鬆】 (名・形動)[文]ナリ こまやかでないこと。大ざっぱであらいこと。また,そのさま。「―にしてしかも濃厚の処あり/獺祭書屋俳話(子規)」

そそかし・い🔗🔉

そそかし・い [4] (形)[文]シク そそか・し 〔動詞「そそく」の形容詞化〕 考えや行動に落ち着きや慎重さが足りない。あわて者である。粗忽だ。そそっかしい。「―・い男」

そそぎ-こ・む【注ぎ込む】🔗🔉

そそぎ-こ・む [4] 【注ぎ込む】 (動マ五[四]) (1)流し入れる。「水を穴に―・む」 (2)ある目標に熱中する。それだけに心を傾ける。「情熱を―・む」 [可能] そそぎこめる

そそき-た・つ🔗🔉

そそき-た・つ (動タ四) そわそわと急いで物事を行う。「―・ちて,二月つごもりにまゐり給ふ/栄花(輝く藤壺)」

そ-そく【阻塞】🔗🔉

そ-そく [0] 【阻塞】 (名)スル ふさぎとめること。

そそ・く🔗🔉

そそ・く (動カ四) (1)いそがしく事をする。「初夜(ソヤ)おこなふとて,法師―・けば/蜻蛉(中)」 (2)そわそわする。「明日の事思ひ侍るに,今よりいとまなくて―・きはんべるぞ/堤中納言(貝あはせ)」

そそ・く🔗🔉

そそ・く ■一■ (動カ四) 「そそける」に同じ。「これかれ―・きはべらんもうるさきに/大鏡(道長)」 ■二■ (動カ下二) ⇒そそける

そそ・ぐ【注ぐ・灌ぐ】🔗🔉

そそ・ぐ [0][2] 【注ぐ・灌ぐ】 (動ガ五[四]) 〔室町頃まで「そそく」と清音〕 □一□(自動詞) (1)水が流れ込む。「東京湾に―・ぐ川」 (2)雨・雪などが降りかかる。「竹の葉に―・ぐ雨」 □二□(他動詞) (1)液体を容器などに流し込む。「田に水を―・ぐ」「椀(ワン)に汁を―・ぐ」 (2)上からふりかける。「甘茶を―・ぐ」「降り―・ぐ光」「痛き傷には辛塩を―・くちふがごとく/万葉 897」 (3)(涙を)流す。おとす。「花にも涙を―・ぐ」 (4)心・力などをそのほうに向ける。集中する。「愛情を―・ぐ」「完成に力を―・ぐ」「全員の視線が―・がれる」「心血を―・ぐ」 [可能] そそげる [慣用] 朱を―・火に油を―

そそ・ぐ【雪ぐ・濯ぐ】🔗🔉

そそ・ぐ [0][2] 【雪ぐ・濯ぐ】 (動ガ五[四]) 〔「濯(スス)く」の転〕 (1)身に受けた汚名・冤罪(エンザイ)などを晴らし,名誉を挽回(バンカイ)する。「恥を―・ぐ」 (2)水などで汚れを除く。清める。「歓楽の酒の泌みた唇を―・ぎ/麒麟(潤一郎)」 [可能] そそげる

そそ-くさ🔗🔉

そそ-くさ [1] (副)スル 落ち着かないさま。あわただしいさま。「―(と)帰る」「―(と)座を立つ」「―した男」

そそくさ・い🔗🔉

そそくさ・い (形)[文]ク そそくさ・し そそっかしい。あわただしい。「―・い人」

そそく・る🔗🔉

そそく・る (動ラ四) (1)指先を動かして,あれこれいじる。もてあそぶ。「耳挟みして―・りつくろひ/源氏(横笛)」 (2)忙しく物事を行う。そそくさと…する。「おまし所の塵はらひ―・りて/落窪 1」

そそく・る🔗🔉

そそく・る (動ラ下二) ⇒そそくれる

そそく・れる🔗🔉

そそく・れる [4] (動ラ下一)[文]ラ下二 そそく・る 機会をのがす。しそびれる。転じて,いらいらする。「時刻違へば,敷居高く帰り―・れ/浮世草子・禁短気」「あのとき妙に―・れた気持で別れて以来の対面だつた/今年竹()」

そそけ🔗🔉

そそけ [3] 髪などがそそけて乱れること。「鬢(ビン)の―」

そそけ-がみ【そそけ髪】🔗🔉

そそけ-がみ [3] 【そそけ髪】 乱れた髪。そそけた髪。ほつれ髪。

そそけ-だ・つ🔗🔉

そそけ-だ・つ [4] (動タ五[四]) (1)ほつれ乱れる。一面にけば立つ。そそける。「―・った布地」 (2)恐ろしくて身の毛がよだつ。総毛だつ。「怪談噺(バナシ)を聞いて―・つ」

そそ・ける🔗🔉

そそ・ける [0][3] (動カ下一)[文]カ下二 そそ・く (1)整っていたものが乱れる。ばらばらになる。「鬢(ビン)ガ―・ケタ/ヘボン」 (2)布・紙などがけば立つ。「―・けた畳」

そそっかし・い🔗🔉

そそっかし・い [5] (形)[文]シク そそつか・し 〔「そそかし」の促音添加〕 「そそかしい」に同じ。「―・いが憎めない男」「―・い人」 [派生] ――さ(名)

そそなか・す【唆す】🔗🔉

そそなか・す 【唆す】 (動サ四) 「そそのかす」に同じ。「主の娘を―・すとは,道しらずめ/浄瑠璃・新版歌祭文」

そそのか・す【唆す・嗾す】🔗🔉

そそのか・す [4] 【唆す・嗾す】 (動サ五[四]) (1)よくない行動をするように,おだてたり誘ったりする。「子供を―・す」 (2)その気になるように勧める。促す。「霧のいと深きあした,いたく―・され給ひて,ねぶたげなる気色に,うち嘆きつつ出で給ふを/源氏(夕顔)」

そそのわか・す【唆す】🔗🔉

そそのわか・す ソソノハカス 【唆す】 (動サ四) 「そそのかす」に同じ。「人の娘を―・し,懐胎までさす事とは言語道断不埒千万/浮世草子・侍婢気質」

そそばし・る【遽走る】🔗🔉

そそばし・る 【遽走る】 (動ラ四) あわただしく走る。「まろはましてふようなりとて,―・るなれば/狭衣 1」

そそ-め・く🔗🔉

そそ-め・く (動カ四) (1)物音や話し声がして,ざわざわする。「滝口の弓鳴らし,沓の音し,―・き出づると/枕草子 56」 (2)落ち着かない。浮き立っている。「まづ景気の歌とて,姿・ことばの―・きたるが/毎月抄」 (3)低い声でいう。ひそひそと話す。「水も草もくはで―・く/沙石 7」

そそ-や🔗🔉

そそ-や (感) (1)驚いたり,人の注意を引いたりするときに発する語。それそれ。「人々,―などおぢ騒げば/源氏(乙女)」 (2)相手の言葉に対する同意を表す語。「―,あな,うつくし/源氏(夢浮橋)」

そそ-や・く🔗🔉

そそ-や・く (動カ四) 〔「そそやぐ」とも〕 ささやく。「ふと参りて―・き申して出でにけり/愚管 5」

そそり🔗🔉

そそり 〔動詞「そそる」の連用形から〕 (1)人の心を浮き立たせること。また,浮かれ騒ぎ。「下京の若手どもが―に眼覚めてみれば/浮世草子・諸艶大鑑 1」 (2)遊里を,浮かれ騒ぎながら,ひやかして歩くこと。また,その人。「夏になると―ばかり多くつて/洒落本・卯地臭意」 (3)歌舞伎で,千秋楽などに,配役や筋を変えて滑稽に演ずること。そそり狂言。そそり芝居。 (4)茶で,中等のもの。「年は経れども若森の姿は猶も―の茶/松の葉」

そそり-うた【そそり歌】🔗🔉

そそり-うた [3] 【そそり歌】 「そそり節(ブシ)」に同じ。

そそり-きょうげん【そそり狂言】🔗🔉

そそり-きょうげん ―キヤウ― [4] 【そそり狂言】 「そそり{(3)}」に同じ。

そそり-しばい【そそり芝居】🔗🔉

そそり-しばい [4] 【そそり芝居】 「そそり{(3)}」に同じ。

そそり-ぶし【そそり節】🔗🔉

そそり-ぶし [0] 【そそり節】 遊郭をひやかして歩く客がうたう歌。ぞめきぶし。そそりうた。「鼻歌の―/たけくらべ(一葉)」

そそり-もの【そそり者】🔗🔉

そそり-もの 【そそり者】 浮かれ騒ぐ人。遊里をひやかして歩く人。「辰巳あがりの―,/人倫訓蒙図彙」

そそり-あ・ぐ🔗🔉

そそり-あ・ぐ (動ガ下二) (1)おだてあげる。あおり立てる。「あのたはけでは久しうはこたへまい。寄つて―・げて急にもみつぶせ/浮世草子・禁短気」 (2)座をにぎやかにする。浮き立たせる。「ゆすりあげよ,―・げ/神楽歌」「招かざるに集まり来たりて―・げ奉る/浮世草子・子息気質」

そそり-だ・す🔗🔉

そそり-だ・す (動サ四) うかれはじめる。「此の親仁―・して,久六呼て/浮世草子・一代女 4」

そそり-た・つ【聳り立つ】🔗🔉

そそり-た・つ [4] 【聳り立つ】 (動タ五[四]) (1)目立って高くそびえる。「―・つ摩天楼」 (2)心が浮かれる。「うかれうかされ大将・雑兵―・ち/浄瑠璃・本朝三国志」

そそり-た・てる【そそり立てる】🔗🔉

そそり-た・てる [5] 【そそり立てる】 (動タ下一)[文]タ下二 そそりた・つ (1)ある気持ちや感情を強く起こさせる。また,あおりたてる。「変に肉感と冒険心とを―・てて響いて来た/星座(武郎)」 (2)おだてあげる。「明神にお成りなさるる瑞相めでたしめでたしと,―・てれば/浄瑠璃・夏祭」

そそ・る🔗🔉

そそ・る [0] (動ラ五[四]) (1)刺激を与えてある感情や行動を起こさせる。誘う。「好奇心を―・る」「食欲を―・る」「興味を―・る」 (2)心が浮き立つ。浮かれる。「まだ肌寒き川風を,酒に凌ぎて―・り行く/浄瑠璃・油地獄(上)」 (3)遊里などをひやかして歩く。「蒲団とおればかり置いて,廊下ばかり―・りやあがる/洒落本・辰巳之園」 (4)高くそびえる。 →あまそそる (5)揺する。「―・り上げよ揺り上げ/神楽歌」 (6)揺すって選り分ける。[日葡]

そそろ-か🔗🔉

そそろ-か (形動ナリ) 〔「そそり立つ」などの「そそる」と同源〕 身の丈の高いこと。また,そのさま。「いと白うをかしげに,つぶつぶと肥えて―なる人の/源氏(空蝉)」

そそ【楚々たる】(和英)🔗🔉

そそ【楚々たる】 graceful;→英和 slim;→英和 slender;→英和 trim.→英和

そそう【意気阻喪する】(和英)🔗🔉

そそう【意気阻喪する】 lose heart;be dejected;be depressed;be in low spirits.

そそう【粗相】(和英)🔗🔉

そそう【粗相】 carelessness;→英和 heedlessness;a blunder.→英和 〜する make a careless mistake[blunder];wet the bed[oneself](子供が).→英和

そそぐ【注ぐ】(和英)🔗🔉

そそぐ【注ぐ】 flow[run]into (流入);[潅漑(かんがい)]water;→英和 irrigate;→英和 [掛ける]water;sprinkle;→英和 pour into (注入);[集中]concentrate;→英和 devote.→英和 全力を〜 concentrate one's energies.目を〜 fix one's eyes.

そそぐ【雪ぐ】(和英)🔗🔉

そそぐ【雪ぐ】 恥を〜 have one's revenge.⇒汚名.

そそくさ(和英)🔗🔉

そそくさ 〜と in haste;in a hurry;→英和 hurriedly.

そそっかしい(和英)🔗🔉

そそっかしい careless;→英和 hasty.→英和 〜事をする act thoughtlessly[carelessly].

そそのかす【唆す】(和英)🔗🔉

そそのかす【唆す】 tempt;→英和 seduce;→英和 instigate;→英和 stir up.

そそる【唆る】(和英)🔗🔉

そそる【唆る】 excite;→英和 incite;→英和 tempt;→英和 arouse;→英和 stir up;whet.→英和

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