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そそ(女陰)🔗🔉

そそ ①女子の陰部の異称。〈日葡辞書〉 ②裾すそ

そ‐そ(音)🔗🔉

そ‐そ 静かに吹く風の音。また、物の軽く動く音。続詞花和歌集「風の―吹く夏しもぞ」

そ‐そ【楚楚】🔗🔉

そ‐そ楚楚】 ①さっぱりとしたさま。あっさりしたさま。 ②(多く若い女性が)清らかで美しいさま。「―とした令嬢」 ③いばらの茂るさま。

そ‐そ【其其】🔗🔉

そ‐そ其其】 〔感〕 「それそれ」と指し示す声。そら。蜻蛉日記「あなたに人の声すれば、―などのたまふに」

そ‐そう【沮喪・阻喪】‥サウ🔗🔉

そ‐そう沮喪・阻喪‥サウ 元気がくじけて勢いの失せること。気落ちすること。「意気―」

そ‐そう【祖宗】🔗🔉

そ‐そう祖宗】 (「祖」は始、「宗」は本の意)君主の始祖と中興の祖。現代以前の代々の君主の総称。

そ‐そう【粗相】‥サウ🔗🔉

そ‐そう粗相‥サウ ①粗末なこと。粗略なこと。栄華物語若枝「扇なども、賜はせたらむは―にぞあらむかし、など思ひて」 ②そそっかしいこと。軽率。浅井三代記「汝―なる者かな」 ③あやまち。しそこない。また、ぶしつけなこと。浄瑠璃、菅原伝授手習鑑「そばで―言うた」。「とんだ―を致しました」 ④大小便をもらすこと。「子供が―する」 ⇒そそう‐び【粗相火】

そそう‐び【粗相火】‥サウ‥🔗🔉

そそう‐び粗相火‥サウ‥ あやまって出した火災。失火。 ⇒そ‐そう【粗相】

そそか・し🔗🔉

そそか・し 〔形シク〕 挙動が騒がしい。あわただしい。そそっかしい。源氏物語横笛「いと―・しう這ひおり騒ぎ給ふ」

そそき【噪き】🔗🔉

そそき噪き】 ざわざわ音を立てること。祝詞、大殿祭「取り葺ける草かやの―無く」

そそぎ【注ぎ】🔗🔉

そそぎ注ぎ】 (室町時代まではソソキ)そそぐこと。水などが飛び散ってかかること。とばしり。古今和歌集六帖3「赤駒の足の―に濡れにけるかな」

そそぎ‐こ・む【注ぎ込む】🔗🔉

そそぎ‐こ・む注ぎ込む】 〔他五〕 ①流し入れる。流し込む。「ポットに水を―・む」 ②心や力を目標に集中する。「情熱を―・む」「心血を―・む」

そそき‐た・つ【噪き立つ】🔗🔉

そそき‐た・つ噪き立つ】 〔自四〕 そわそわと急ぎ立つ。栄華物語耀く藤壺「―・ちて、二月つごもりに参らせ給ふ」

そそき‐や・む【噪き止む】🔗🔉

そそき‐や・む噪き止む】 〔自四〕 せわしいのがやむ。狭衣物語1「今や―・むと物いはで…ゐ給へば」

そそ・く【噪く】🔗🔉

そそ・く噪く】 [一]〔自他四〕 ①ざわざわする。せかせかと物事をする。堤中納言物語「あすのこと思ひ侍るに今より暇なくて、―・きはむべるぞ」 ②ざわざわさせる。けばだてる。大鏡道長「あこめ…これかれ―・き侍らむもうるさきに」 [二]〔自下二〕 ⇒そそける(下一)

そそ・ぐ【注ぐ・灌ぐ】🔗🔉

そそ・ぐ注ぐ・灌ぐ】 (室町時代まではソソク) [一]〔自五〕 ①水が激しく流れる。応神紀「長瀾たかきなみ―・き湲ながる」 ②雨または雪が降る。降りかかる。源氏物語蓬生「日頃ふりつる名残の雨いま少し―・きてをかしき程に」。太平記17「風交かざまじりに降る山路の雪、甲冑に―・き」 ③涙がしきりに落ちる。新古今和歌集「声はして雲路にむせぶほととぎす涙や―・く宵のむらさめ」 ④流れ入る。流れ込む。「太平洋に―・ぐ川」 ⑤風が吹き入る。玉葉集「さらでだに身にしむ秋の夕暮に松を払ひて風―・くなり」 [二]〔他五〕 ①まきちらす。流しかける。万葉集5「いとのきて痛き疵にはから塩を―・くちふが如く」。義経記5「足は皆踏み損じ、流るる血は紅を―・くが如し」。「植木に水を―・ぐ」 ②液体をつぎこむ。くみ移す。流れ入らせる。「桶に水を―・ぐ」 ③涙をおとす。涙を流す。源氏物語須磨「酔の悲しみの涙―・く春の盃のうち」 ④もっぱらその方へ向ける。集中する。「力を―・ぐ」「愛情を―・ぐ」

そそ・ぐ【雪ぐ・濯ぐ】🔗🔉

そそ・ぐ雪ぐ・濯ぐ】 〔他五〕 (→)「すすぐ」に同じ。「汚名を―・ぐ」

そそ‐くさ🔗🔉

そそ‐くさ 精神的にせかされて、あわただしく行動するさま。浄瑠璃、潤色江戸紫「―帰る薬湯伝七」。「―と席を立つ」 ⇒そそくさ‐ぼうず【そそくさ坊主】

そそくさ‐ぼうず【そそくさ坊主】‥バウ‥🔗🔉

そそくさ‐ぼうずそそくさ坊主‥バウ‥ そそっかしい坊主。粗忽な坊主。浄瑠璃、心中宵庚申「言ひ捨て帰る―」 ⇒そそ‐くさ

そそくり🔗🔉

そそくり ①そそくること。 ②(女房詞)手遊び。

そそく・る🔗🔉

そそく・る 〔他四〕 ①せかせかと忙しく事を行う。落窪物語1「おまし所の塵はらひ―・りて」 ②手まさぐる。もてあそぶ。蜻蛉日記「珍らかなる薬玉くすだませむなどいひて、―・りゐたるほどに」 ③うながす。栄華物語楚王夢「若宮の御湯殿はてて、御前に―・りふせ奉りたるを」

そそく・れる🔗🔉

そそく・れる 〔自下一〕 時機を逸するなどして、物事をしそこなう。そびれる。転じて、そのためにいらいらする。傾城禁短気「時刻違へば、敷居高く帰り―・れ」

そそけ🔗🔉

そそけ 髪などの乱れてそそけること。好色一代女5「鬢びんの―をなでつけ」 ⇒そそけ‐がみ【そそけ髪】

そそけ‐がみ【そそけ髪】🔗🔉

そそけ‐がみそそけ髪】 乱れた髪。 ⇒そそけ

そそけ‐だ・つ【そそけ立つ】🔗🔉

そそけ‐だ・つそそけ立つ】 〔自五〕 ①髪の毛などがそそける。 ②身の毛がよだつ。ぞっとする。

そそ・ける🔗🔉

そそ・ける 〔自下一〕[文]そそ・く(下二) ほつれ乱れる。けばだつ。源氏物語梅枝「―・けたる葦のおひざまなど」

そそっかし・い🔗🔉

そそっかし・い 〔形〕 (「そそかし」から)態度や性質などに落着きがない。粗忽である。浮世風呂2「私が一体―・いうまれで」。「―・い間違いをする」

そそ‐と🔗🔉

そそ‐と 〔副〕 そっと。宗五大草紙「盃に銚子の口を二度―あて」

そそなか・す【唆す】🔗🔉

そそなか・す唆す】 〔他四〕 (→)「そそのかす」2に同じ。浄瑠璃、新版歌祭文「主の娘を―・すとは」

そそなわか・す【唆はかす】ソソナハカス🔗🔉

そそなわか・す唆はかすソソナハカス 〔他四〕 そそのかす。〈下学集〉

そそのか・す【唆す・嗾す】🔗🔉

そそのか・す唆す・嗾す】 〔他五〕 ①せかして行かせる。蜻蛉日記「日暮れぬなど―・す」 ②その気になるように誘いすすめる。特に、悪い方へ誘い導く。「悪事を―・す」

そそ‐ばし・る【遽走る】🔗🔉

そそ‐ばし・る遽走る】 〔自四〕 あわてて走る。いそがしそうに走る。狭衣物語1「まろは、まして不用なりとて、―・るなれば」

そそ‐め・く🔗🔉

そそ‐め・く 〔自四〕 (ゾゾメクとも) ①落ち着かず、せわしげに騒ぎ立てる。大勢の者がどやどやと音を立てる。ざわざわする。源氏物語夕顔「―・き騒ぐも程なきを」。日葡辞書「ゾゾメク」 ②内緒でひそひそと話す。ささやく。日葡辞書「ソソメク」

そそ‐や・く🔗🔉

そそ‐や・く 〔自四〕 ささやく。私語する。愚管抄5「ふと参りて―・き申して出でにけり」

そそり🔗🔉

そそり ①うかれてさわぐこと。ぞめき。好色二代男「下京の若手どもが―に目覚めて」 ②遊里をひやかし歩くこと。遊里に通うこと。また、その人。浮世草子、椀久二世の物語「日本一の―なれば」 ③「早口そそり」の略。 ④歌舞伎で最終の興行日などに、俳優が配役をかえるなど、めいめい滑稽をまじえて演ずること。 ⑤最上等と最下等とをよりわけたあとの中等の茶。 ⇒そそり‐うた【そそり歌】 ⇒そそり‐きょうげん【そそり狂言】 ⇒そそり‐てあい【そそり手合】 ⇒そそり‐びと【そそり人】 ⇒そそり‐ぶし【そそり節】 ⇒そそり‐もの【そそり者】

そそり‐あ・ぐ🔗🔉

そそり‐あ・ぐ 〔他下二〕 ゆすって高く上げる。ゆりあげる。神楽歌、早歌「ゆすりあげよ、―・げ」

そそり‐いだ・す🔗🔉

そそり‐いだ・す 〔自四〕 うかれだす。男色大鑑「俄かに―・して」

そそり‐うた【そそり歌】🔗🔉

そそり‐うたそそり歌(→)「そそりぶし」に同じ。 ⇒そそり

そそり‐きょうげん【そそり狂言】‥キヤウ‥🔗🔉

そそり‐きょうげんそそり狂言‥キヤウ‥ 女形に敵役を、名題以下の俳優に大役をさせるなど、配役をかえてする歌舞伎狂言。 ⇒そそり

そそり‐た・つ【そそり立つ】🔗🔉

そそり‐た・つそそり立つ】 〔自五〕 ①高くそびえたつ。「超高層ビルが―・つ」 ②心がうきたつ。うかれさわぎだす。浄瑠璃、神霊矢口渡「どうも言へぬと―・ち一度にどつと打笑ふ」

そそり‐た・てる【そそり立てる】🔗🔉

そそり‐た・てるそそり立てる】 〔他下一〕 感情・欲望などを盛んに起こさせる。「好奇心を―・てる」

そそり‐てあい【そそり手合】‥テアヒ🔗🔉

そそり‐てあいそそり手合‥テアヒ (訛ってソソリテヤイとも)そそり者のなかま。嫖客ひょうかくの連中。東海道中膝栗毛2「そそりてやいに前垂がけの競きおいあれば」 ⇒そそり

そそり‐びと【そそり人】🔗🔉

そそり‐びとそそり人】 うかれさわぐ人。嫖客。 ⇒そそり

そそり‐ぶし【そそり節】🔗🔉

そそり‐ぶしそそり節】 遊郭などのはやり唄。ひやかし客のうたう唄。 ⇒そそり

そそり‐もの【そそり者】🔗🔉

そそり‐ものそそり者】 うかれもの。嫖客。 ⇒そそり

そそ・る🔗🔉

そそ・る [一]〔自四〕 ①高くそびえる。万葉集17「白雲の千重ちえを押し分け天―・り高き立山たちやま」 ②心がうき立つ。うかれさわぐ。ぞめく。好色一代女1「かしらに―・らずして、万事おとしつけて居たる客には」 ③遊里をひやかして歩く。遊里に通う。 ④「早口そそり」をする。 [二]〔他五〕 ①揺する。法華経玄賛淳祐点「尋ち復また之を漉ソソリて熱き鉄の地上に置きて」 ②心をうきたたせる。 ③箕であおってえりわける。選別する。〈日葡辞書〉 ④(感情・欲望などを)起こさせる。あおる。「食欲を―・る」「涙を―・る」「興味を―・られる」

そそろ【🔗🔉

そそろ】 鷲・鷹のような猛禽が獲物を食い終わって、その皮毛を丸い形にして吐き出したもの。〈倭名類聚鈔18

そ‐そん【祖孫】🔗🔉

そ‐そん祖孫】 先祖と子孫。

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