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たえ【栲】🔗⭐🔉
たえ タヘ [1] 【栲】
(1)カジノキ・藤・麻などからとった繊維。また,それで織った布。「臣の子は―の袴を七重をし/日本書紀(雄略)」
(2)布類の総称。「御服(ミゾ)は明る―・照る―・にぎ―・荒―に/祝詞(祈年祭)」
たえ【妙】🔗⭐🔉
たえ タヘ 【妙】 (形動ナリ)
(1)不思議なほどにすぐれているさま。霊妙なさま。「―におもしろくあやしきまでひびく/源氏(若菜上)」
(2)上手であるさま。巧みであるさま。「山の辺の赤人といふ人ありけり。歌にあやしく―なりけり/古今(仮名序)」
→妙なる(連体)
たえ-い・る【絶(え)入る】🔗⭐🔉
たえ-い・る [3][0] 【絶(え)入る】 (動ラ五[四])
息が絶える。死ぬ。また,気絶する。「―・りそうな声」「書き置きたる文など見るに,―・る心ちぞする/蜻蛉(上)」
たえ-がた・い【堪(え)難い】🔗⭐🔉
たえ-がた・い タヘ― [4] 【堪(え)難い】 (形)[文]ク たへがた・し
我慢ができない。こらえられない。「―・い腹痛」「―・い暴言」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
たえ-か・ねる【堪(え)兼ねる】🔗⭐🔉
たえ-か・ねる タヘ― [4][0] 【堪(え)兼ねる】 (動ナ下一)[文]ナ下二 たへか・ぬ
我慢しきれない。こらえられない。「寒さに―・ねる」
たえ-ざる【絶えざる】🔗⭐🔉
たえ-ざる [3] 【絶えざる】 (連語)
休みない。間断のない。「―努力のたまもの」
たえ-しの・ぶ【堪(え)忍ぶ・耐(え)忍ぶ】🔗⭐🔉
たえ-しの・ぶ タヘ― [4][0] 【堪(え)忍ぶ・耐(え)忍ぶ】 (動バ五[四])
つらさ・苦しさ・悲しさ・怒りなどを,じっと我慢する。こらえる。「痛さを―・ぶ」
[可能] たえしのべる
たえ・す【絶えす】🔗⭐🔉
たえ・す 【絶えす】
■一■ (動サ変)
〔動詞「絶ゆ」の連用形に動詞「す」の付いた語〕
絶える。尽きる。なくなる。「―・せじのわが頼みにや/源氏(総角)」
■二■ (動サ四)
〔「たやす(絶)」の転〕
絶えるようにする。なくする。絶やす。「夏中(ゲチユウ)は毎日の花をつみ香を―・さず/浮世草子・五人女 5」
たえ-ず【絶えず】🔗⭐🔉
たえ-ず [1] 【絶えず】 (副)
動作などが切れ目なしに,または,繰り返して行われるさま。いつも。「―注意している」
たえ-だえ【絶え絶え】🔗⭐🔉
たえ-だえ [0][3] 【絶え絶え】
■一■ (形動)[文]ナリ
(1)今にも絶えそうな状態であるさま。とだえそうなさま。「息も―なようす」
(2)途中で切れてはまた続いているさま。とぎれとぎれ。「虫の声が―に聞こえる」
■二■ (副)
ほとんど絶えそうなさま。とぎれとぎれ。「山ふかみ春ともしらぬ松の戸に―かかる雪の玉水/新古今(春上)」
たえだえ・し【絶え絶えし】🔗⭐🔉
たえだえ・し 【絶え絶えし】 (形シク)
今にも絶えようとしている。とだえそうである。「中比なまめきたる女房,世の中―・しかりけるが/十訓 10」
たえ-て【絶えて】🔗⭐🔉
たえ-て [1] 【絶えて】 (副)
(1)(下に打ち消しの語を伴って)まったく。少しも。全然。「そのような話は―聞かぬ」「世の中に―桜のなかりせば/伊勢 82」
(2)ある時点を境として,それ以後ずっと。「彼とは―久しく会っていない」
(3)のこらず。すっかり。「―忘れていた」
たえ
ない【堪えない】🔗⭐🔉
たえ
ない タヘ― 【堪えない】 (連語)
〔動詞「たえる」に打ち消しの助動詞「ない」の付いたもの〕
(1)感情などを抑えることができない。「憂慮に―
ない」
(2)負担などに対応できない。「聞くに―
ない」「その任に―
ない」
→たえる(堪)
ない タヘ― 【堪えない】 (連語)
〔動詞「たえる」に打ち消しの助動詞「ない」の付いたもの〕
(1)感情などを抑えることができない。「憂慮に―
ない」
(2)負担などに対応できない。「聞くに―
ない」「その任に―
ない」
→たえる(堪)
たえ-なる【妙なる】🔗⭐🔉
たえ-なる タヘ― [0] 【妙なる】 (連体)
〔文語形容動詞「妙(タエ)なり」の連体形から〕
言葉で表せないほどすばらしい。霊妙な。「―笛の音」
たえ-の-うら【妙
浦】🔗⭐🔉
たえ-の-うら タヘ― 【妙
浦】
鯛
浦(タイノウラ)の別名。
浦】
鯛
浦(タイノウラ)の別名。
たえ-は・てる【絶(え)果てる】🔗⭐🔉
たえ-は・てる [0][4] 【絶(え)果てる】 (動タ下一)[文]タ下二 たえは・つ
(1)すっかりなくなってしまう。とだえる。「便りも―・てた」「全快する望はもう―・ててゐるやうな/すみだ川(荷風)」
(2)息が絶える。死ぬ。「夜中うち過ぐるほどになむ―・て給ひぬる/源氏(桐壺)」
たえ-ま【絶(え)間】🔗⭐🔉
たえ-ま [3] 【絶(え)間】
(1)続いている物事のとだえている間。あいま。「雨の―」
→絶え間無い
(2)とぎれている所。切れ間。切れ目。「雲の―」
たえま【当麻】🔗⭐🔉
たえま 【当麻】
能の一。五番目物。世阿弥作。大和国の当麻(タイマ)寺で,中将姫が弥陀の来迎を祈って浄土曼荼羅を織った故事を筋とし,弥陀称名の教えの尊さを主題とする。
→当麻(タイマ)
たえま-な・い【絶(え)間無い】🔗⭐🔉
たえま-な・い [4] 【絶(え)間無い】 (形)[文]ク たえまな・し
とだえることがない。休みない。「―・く降り続く雨」「―・い努力」
たえもん【太右衛門】🔗⭐🔉
たえもん タ
モン 【太右衛門】
美人のこと。「喜多八見さつし,美しい―だ/滑稽本・膝栗毛(初)」
〔童歌(ワラベウタ)「いっちくたっちく」の中の一節「たゑもんどんの乙姫様」に基づくとも,寛政年間,江戸西ヶ原の別荘に美しい牡丹の花を咲かせて有名だった牡丹屋太右衛門の名に基づくともいう〕
モン 【太右衛門】
美人のこと。「喜多八見さつし,美しい―だ/滑稽本・膝栗毛(初)」
〔童歌(ワラベウタ)「いっちくたっちく」の中の一節「たゑもんどんの乙姫様」に基づくとも,寛政年間,江戸西ヶ原の別荘に美しい牡丹の花を咲かせて有名だった牡丹屋太右衛門の名に基づくともいう〕
た・える【堪える・耐える】🔗⭐🔉
た・える タヘル [2] 【堪える・耐える】 (動ア下一)[文]ハ下二 た・ふ
(1)苦しさ・悲しさなどに屈せず我慢する。こらえる。「苦痛に―・える」「孤独に―・える」
(2)他から加えられる力に負けずにもちこたえる。「風雪に―・える」「命さへ―・へ給はずなりにし後/源氏(夕顔)」
(3)負担や任務に対応できる。《堪》「屋外で使用に―・える」「その任に―・えない」
(4)それをするだけの値打ちがある。…に値する。《堪》「批評に―・える論文」
(5)(多く「勝ふ」と当てる)すぐれている。秀でている。「そのみちに―・へたらんはといふことあれば/宇治拾遺 2」
→堪えない
た・える【絶える】🔗⭐🔉
た・える [2] 【絶える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 た・ゆ
(1)続いていた物事が途中で切れる。とぎれる。「人通りが―・える」
(2)さらに続くべきものが続かなくなる。つきる。「家系が―・える」
(3)命がなくなる。死ぬ。「たまきはる命―・えぬれ/万葉 905」
(4)縁が切れる。交わりがとだえる。「やがて其のままに,家にも行かずして―・えにけり/今昔 28」
〔「絶つ」に対する自動詞〕
たえ【妙なる】(和英)🔗⭐🔉
たえいる【絶え入るばかりに】(和英)🔗⭐🔉
たえいる【絶え入るばかりに】
as if one's heart would break.
たえず【絶えず】(和英)🔗⭐🔉
たえだえ【絶え絶えに】(和英)🔗⭐🔉
たえだえ【絶え絶えに】
faintly;feebly.
たえて【絶えて】(和英)🔗⭐🔉
たえて【絶えて】
never;→英和
at all.
たえはてる【絶え果てる】(和英)🔗⭐🔉
たえはてる【絶え果てる】
become extinct;die out.
たえま【絶え間】(和英)🔗⭐🔉
たえる【絶える】(和英)🔗⭐🔉
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