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とこ-あしらい【床あしらい】🔗🔉

とこ-あしらい ―アシラヒ [3] 【床あしらい】 遊女などの,床にはいってからの客あしらい。「―の上手な女」

とこ-いた【床板】🔗🔉

とこ-いた [0] 【床板】 床の間のゆかに張る板。

とこ-おおい【床覆い】🔗🔉

とこ-おおい ―オホヒ [3] 【床覆い】 苗床の温度や湿度を調節するためにかぶせるもの。

とこ-かみゆい【床髪結(い)】🔗🔉

とこ-かみゆい ―カミユヒ 【床髪結(い)】 近世,簡単な仮店を出して営業している床屋。また,その職人。

とこく【杜国】🔗🔉

とこく 【杜国】 ⇒坪井(ツボイ)杜国

とこ-しき【床敷・褥】🔗🔉

とこ-しき [0] 【床敷・褥】 (1)座席などに敷くもの。敷物。しとね。 (2)船床に敷く板。

とこしく-に【常しくに】🔗🔉

とこしく-に 【常しくに】 (副) いつまでも変わらずに。永久に。「皇祖(スメロキ)の神の宮人ところづらいや―我かへり見む/万葉 1133」

とこし-なえ【常しなえ・永久】🔗🔉

とこし-なえ ―ナヘ [0] 【常しなえ・永久】 (名・形動)[文]ナリ 「とこしえ(永久)」に同じ。「宝塔―に天に聳えて/五重塔(露伴)」

とこ-しめ【床締め】🔗🔉

とこ-しめ [0] 【床締め】 (名)スル 〔「とこじめ」とも〕 水漏れを防ぐため,水田の作土の下に水を通しにくい層を,土を締め固めてつくること。

とこ-つ-くに【常つ国】🔗🔉

とこ-つ-くに 【常つ国】 死者が行くという永遠の世界。よみのくに。「やまひしあつしれて,―に至ることを/日本書紀(雄略訓)」

とこ-つち【床土】🔗🔉

とこ-つち [0] 【床土】 苗床用の土。

とこ-とわ【常】🔗🔉

とこ-とわ ―トハ 【常】 (名・形動ナリ) 〔古くは「とことば」〕 永久に変わらない・こと(さま)。永久不変。「これの世は移り去るとも―にさ残りいませ後の世のため/仏足石歌」

とこなつ-に【常夏に】🔗🔉

とこなつ-に 【常夏に】 (副) いつも変わらず,永遠に。一説に,夏の間を通じてずっと。「新川のその立山に―雪降り敷きて/万葉 4000」

とこ-なつか・し【常懐し】🔗🔉

とこ-なつか・し 【常懐し】 (形シク) 常に心がひかれる。「なでしこの(ナデシコノ異名「常夏」ニカケテ)―・しき色を見ばもとの垣根を人や尋ねむ/源氏(常夏)」

とこなみ【床次】🔗🔉

とこなみ 【床次】 姓氏の一。

とこなめ-やき【常滑焼】🔗🔉

とこなめ-やき [0] 【常滑焼】 愛知県常滑市に産する陶器。平安・鎌倉頃に始まるといわれ,初め自然釉(シゼンユウ)焼き締めの壺などを焼いたが,のち土管で有名になった。また,朱泥の陶器でも知られる。とこなべやき。

とこぬし-の-かみ【地主の神】🔗🔉

とこぬし-の-かみ [6] 【地主の神】 その土地を治める神。地主(ジヌシ)の神。

とこのま-つき【床の間付き】🔗🔉

とこのま-つき [0][4] 【床の間付き】 座敷に床の間のついていること。また,その座敷。

とこ-の-やま【鳥籠の山】🔗🔉

とこ-の-やま 【鳥籠の山】 近江国の不知哉(イサヤ)川近辺にあった山。現在のどの山にあたるかは未詳。((歌枕))「あだにちる露の枕にふし侘びてうづら鳴くなり―風/新古今(秋下)」

とこ-はつはな【常初花】🔗🔉

とこ-はつはな 【常初花】 永久に新しい花。また,常に初花をみる思いで心がひかれること。「相見れば―に心ぐし/万葉 3978」

とこ-はる【常春】🔗🔉

とこ-はる [0] 【常春】 一年中春のようにおだやかな時候であること。「―の地」

とこ-まんりき【床万力】🔗🔉

とこ-まんりき [3] 【床万力】 仕事台に取り付けて用いる万力。箱万力。

とこ-みせ【床店・床見世】🔗🔉

とこ-みせ [0] 【床店・床見世】 商品を並べるだけの,寝泊まりしない簡単な店。または,移動できる小さな店。屋台店。「湯島か神明前の―をおさがしなされい/黄表紙・御存商売物」

とこ-みや【常宮】🔗🔉

とこ-みや 【常宮】 (1)いつまでも変わらない宮殿。永遠の宮。「わご大君の―と仕へ奉(マツ)れる/万葉 917」 (2)御陵。「あさもよし城上(キノエ)の宮を―と高くしたてて/万葉 199」

とこ-むし【床虫】🔗🔉

とこ-むし [2] 【床虫】 トコジラミの異名。

とこ-やみ【常闇】🔗🔉

とこ-やみ [0] 【常闇】 永久にまっくらであること。常夜(トコヨ)。「天雲を日の目も見せず―に覆ひたまひて/万葉 199」

とこよ-の-かみ【常世の神】🔗🔉

とこよ-の-かみ 【常世の神】 常世の国の神。常世の国より人間世界に現れ,長寿・富・幸福をもたらすと考えられていた。「太秦(ウズマサ)は神とも神と聞えくる―を打ち懲(キタ)ますも/日本書紀(皇極)」

とこよ-の-くに【常世の国】🔗🔉

とこよ-の-くに 【常世の国】 (1)古代人がはるか遠隔の地にあると信じていた国。「たぢまもりを―に遣はして/古事記(中訓)」 (2)不老不死の仙境。中国伝来の神仙思想と結びついてできた観念とされる。「君を待つ松浦の浦の娘子(オトメ)らは―の海人娘子(アマオトメ)かも/万葉 865」 (3)よみのくに。死者の国。

とこよ-の-このみ【常世の木の実】🔗🔉

とこよ-の-このみ 【常世の木の実】 タチバナの実。ときじくのかくのこのみ。「又は蓬が島とかや,―の名をとめて,齢を延ぶる仙女となる/謡曲・草薙」

とこよ-もの【常世物】🔗🔉

とこよ-もの 【常世物】 〔垂仁天皇のときに田道間守(タジマモリ)が常世の国から持ち帰ったという伝説から〕 タチバナの別名。「―この橘のいや照りに/万葉 4063」

とこ-よし【床善し】🔗🔉

とこ-よし 【床善し】 遊女などの床の中での技巧の優れていること。とこじょうず。「―の小春殿/浄瑠璃・天の網島(上)」

ところ-あて【所宛】🔗🔉

ところ-あて 【所宛】 平安・鎌倉時代,諸寮・諸司・諸所などの行事の主宰者を任命すること。

ところ-あらわし【所顕し】🔗🔉

ところ-あらわし ―アラハシ 【所顕し】 平安時代に行われた結婚披露の宴。結婚二,三日から五日後に新婦の家で行われ,酒肴を設けて婿とその従者をもてなした。新婦方の両親・親族はこの時初めて婿と正式に対面し,以後,婿は夫として自由に妻の家に出入りできた。「忍びてもあらましを,―をさへして,…我も人もゆゆしき恥をとる事/落窪 2」

ところ-の-ひと【所の人】🔗🔉

ところ-の-ひと 【所の人】 その土地の人。所の者。「―にたづねばやと存ずる/狂言・通円(虎寛本)」

ところ-の-もの【所の物】🔗🔉

ところ-の-もの 【所の物】 その土地の産物。

ところ-いせき【常呂遺跡】🔗🔉

ところ-いせきセキ 【常呂遺跡】 北海道,オホーツク海に注ぐ常呂川河口から,サロマ湖にのびる砂丘上にある遺跡群。擦文(サツモン)文化を主とする竪穴(タテアナ)住居の集落跡。

ところ-せき-な・し【所狭きなし】🔗🔉

ところ-せき-な・し 【所狭きなし】 (形ク) あたり一杯になっている。余す所ない。「毎日の繁昌此御時,君が代の道広く,通り町十二間の大道―・く/浮世草子・永代蔵 3」

ところ-せ・し【所狭し】🔗🔉

ところ-せ・し 【所狭し】 (形ク) (1)空間を物が占めていて,場所が狭い。いっぱいだ。残された余地が少ない。「屯食(トンジキ),禄の唐櫃どもなど,―・きまで/源氏(桐壺)」 (2)精神的に窮屈だ。気づまりだ。「(天皇トイウ)よろづ―・き御ありさまよりは,なかなか安らかに/増鏡(おどろの下)」 (3)堂々としている。重々しく立派である。「いで給ふ気色―・きを,人々端に出て見奉れば/源氏(紅葉賀)」 (4)おおげさだ。仰山だ。大層だ。「ただ近き所なれば,車は―・し/堤中納言(はいずみ)」 (5)扱いにくい。めんどうだ。難儀だ。うっとうしい。「雨降り出でて―・くもあるに/源氏(末摘花)」

ところ-せま・い【所狭い】🔗🔉

ところ-せま・い [5] 【所狭い】 (形)[文]ク ところせま・し 場所が狭い。場所が狭い感じである。「本などが―・いまでに積まれている」「さまざまの機器が―・しと並んでいる」

ところてん-しき【心太式】🔗🔉

ところてん-しき [0] 【心太式】 ところてんを突き出すように,あとから押されて進むこと。何の苦労もしないで,押されるままに進んだり,物事を終えたりすること。「―に大学を卒業する」

ところてん-つき【心太突き】🔗🔉

ところてん-つき [4] 【心太突き】 ところてんを入れ,棒で突いて,細く麺のようにして出す道具。一端に格子形の網目のある箱筒と,突き出す棒とからなる。

ところ-な・し【所無し】🔗🔉

ところ-な・し 【所無し】 (形ク) すきまがない。あいた場所がない。「一条の大路,―・くむくつけきまで騒ぎたり/源氏(葵)」

ところ-に🔗🔉

ところ-に (接助) 〔形式名詞「ところ」に格助詞「に」の付いたものから。中世末期から近世へかけての語〕 活用語の連体形に接続する。 (1)(順接条件を表す用法)前の事柄が起こった後,引き続き後の事柄が起こることを表す。「オノオノコノ儀モットモト同心シテ選ブ―,孔雀サシデテ言ウワ/天草本伊曾保」 (2)(逆接条件を表す用法)前の事柄が考えられるのに対して,予期に反する事柄が次に起こることを表す。「身に逢うたらば悦ばう―,却つて手向ひするは何事ぞ/歌舞伎・なぐさみ曾我」

ところ-を🔗🔉

ところ-を (接助) 〔形式名詞「ところ」に格助詞「を」の付いたものから〕 活用語の終止形に接続する。予期に反する事態が次に起こることを予測させながら,文を接続するのに用いる。…のに。「いつもの年なら,もうとっくに夏服を着る―,肌寒い日が続くので,なかなか合い服がやめられない」

とこ-わか【常若】🔗🔉

とこ-わか 【常若】 (形動ナリ) いつも若々しいさま。いつまでも若いさま。「殿も―治下(ジゲ)も―/狂言・楪(天正本)」

とこ-わき【床脇】🔗🔉

とこ-わき [0] 【床脇】 (1)床の間の脇。 (2)床脇棚のこと。

とこ-を🔗🔉

とこ-を (接助) 〔「ところを」の転。話し言葉でのくだけた言い方〕 「ところを(接助)」に同じ。「普通ならちゃんとした洋服で行く―,めんどうなので,普段着のまま行ってしまった」

と-こん【吐根】🔗🔉

と-こん [0] 【吐根】 アカネ科の小低木。ブラジル原産。東南アジアでも栽培される。高さ30センチメートル内外。花は白色小形で腋生(エキセイ)の花柄に多数頭状につく。液果は暗紫色。根も吐根といい,アルカロイドを含み,催吐・痰(キヨタン)薬や,アメーバ赤痢の抗原虫薬とする。

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