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ひと-え【一重・単】🔗🔉

ひと-え ―ヘ [2] 【一重・単】 (1)重なっていないこと。そのものだけであること。「壁―をへだてるのみだ」 (2)花びらが重なっていないこと。また,その花。単弁。 (3)裏をつけないで仕立てた衣類,特に長着。ひとえもの。《単》 [季]夏。 →袷(アワセ) (4)装束の下に着た肌着。平安末期,小袖肌着ができてからは,その上に重ねる中着となった。男は袴に着込め,女は袴の上からはおる。ひとえぎぬ。

ひとえ-うめ【一重梅】🔗🔉

ひとえ-うめ ―ヘ― [3] 【一重梅】 (1)単弁の梅。 (2)襲(カサネ)の色目の名。表は白,裏は紅。一一月から二月に着用。雪の下の紅梅。 (3)梅紋の一。{(1)}を図案化したもの。

ひとえ-おび【単帯・一重帯】🔗🔉

ひとえ-おび ―ヘ― [4] 【単帯・一重帯】 厚地の,かたい織物を用いて裏や芯(シン)をつけない帯。主に女帯で夏に用いる。[季]夏。

ひとえ-がさね【単襲】🔗🔉

ひとえ-がさね ―ヘ― [4] 【単襲】 単衣(ヒトエギヌ)を二枚以上重ねたもの。女房が夏に用いた。

ひとえ-ぎぬ【単衣】🔗🔉

ひとえ-ぎぬ ―ヘ― [4][3] 【単衣】 (1)裏のついていない衣。 (2)「ひとえ{(4)}」に同じ。

ひとえ-ぐさ【一重草】🔗🔉

ひとえ-ぐさ ―ヘ― [3] 【一重草】 (1)キキョウの異名。 (2)緑藻類ヒビミドロ目の海藻。関東地方以西の太平洋沿岸の潮間帯上部に生育。葉状体は一層の細胞からなり,扇形ないし円形の薄い膜質で,黄緑色を呈する。食用として養殖し,青のり・佃煮とする。

ひとえ-ざくら【一重桜】🔗🔉

ひとえ-ざくら ―ヘ― [4] 【一重桜】 単弁の桜。

ひとえ-ばおり【単羽織】🔗🔉

ひとえ-ばおり ―ヘ― [4] 【単羽織】 裏をつけない羽織。夏用の羽織。

ひとえ-ばかま【単袴】🔗🔉

ひとえ-ばかま ―ヘ― [4] 【単袴】 裏をつけない袴。夏用の袴。[季]夏。

ひとえ-まぶた【一重瞼】🔗🔉

ひとえ-まぶた ―ヘ― [4] 【一重瞼】 横ひだのない,ひとえの瞼。ひとかわめ。

ひとえ-むすび【一重結び】🔗🔉

ひとえ-むすび ―ヘ― [4] 【一重結び】 紐(ヒモ)の結び方の一。輪を作り,端を通して締めるもの。

ひとえ-もの【単物】🔗🔉

ひとえ-もの ―ヘ― [0][4] 【単物】 「ひとえ(単){(3)}」に同じ。[季]夏。

ひとえ-に【偏に】🔗🔉

ひとえ-に ヒトヘ― [2] 【偏に】 (副) 〔一重に,の意〕 (1)まったく。もっぱら。「今日の成功は―諸君の努力のたまものである」 (2)ひたすら。いちずに。「―お願い申し上げます」 (3)ただそれだけで他のものがないさま。単に。一面に。「春はただ花の―咲くばかり物のあはれは秋ぞまされる/拾遺(雑下)」

ひと-えらび【人選び】🔗🔉

ひと-えらび [3] 【人選び】 (名)スル 「ひとえり(人選)」に同じ。

ひと-えり【人選り】🔗🔉

ひと-えり [0] 【人選り】 (名)スル (1)適当な人を選ぶこと。人えらび。じんせん。「―していらへなどはせさせよ/源氏(胡蝶)」 (2)人をえり好みすること。人えらび。「姫はあまり―せざるならん/浴泉記(喜美子)」

ひとえ【一重の】(和英)🔗🔉

ひとえ【一重の】 single.→英和 一重まぶた a single-edged eyelid.

ひとえに【偏に】(和英)🔗🔉

ひとえに【偏に】 earnestly (いちずに);→英和 humbly (恐れ入って);entirely (全く).→英和

ひとえもの【単衣物】(和英)🔗🔉

ひとえもの【単衣物】 unlined clothes;a summer kimono.

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