ふすま [0][3] 【衾・被】 身体の上にかける寝具。木綿・麻などで縫い，普通は長方形であるが，袖や襟を付けたものもある。現在のかけぶとんの役割をした。[季]冬。《一日を心に描く―かな/池内友次郎》

ふすま-がわら ―ガハラ [4] 【衾瓦】 雁振(ガンブリ)瓦の別名。

ふすま-じ-を ―ヂ― 【衾道を】 （枕詞） 地名「引手(ヒキテ)の山」にかかる。語義・かかり方に諸説あるが，未詳。「―引手の山に妹を置きて/万葉 212」

ふすま-ゆき [3] 【衾雪】 一面に白く降り積もった雪。

ふすま [0][3] 【・麩】 小麦を粉にひいたあとに残る皮。飼料や洗い粉に用いる。からこ。もみじ。むぎかす。

ふすま [0][3] 【襖】 和室用の建具の一。格子組みにした木の枠に布・紙などを張り重ね，木枠を周囲に取り付けたもの。部屋の仕切りに用いる。中世以降用いられた名称。襖障子。 →障子

ふすま-え ― [0][3] 【襖絵】 襖に描かれた絵。

ふすま-がみ [3] 【襖紙】 襖の上張りに用いる紙。

ふすま-しょうじ ―シヤウ― [4] 【襖障子】 「襖(フスマ)」に同じ。

ふすま【麩】 bran.→英和

ふすま【襖】 a sliding door[screen].