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つけ【付け・附け】🔗⭐🔉
つけ 【付け・附け】
〔動詞「付ける」の連用形から〕
■一■ [2] (名)
(1)勘定書き。請求書。書きつけ。「―をまわす」
(2)現金払いでなく,後日まとめて勘定することにして帳簿につけておくこと。「―で買い物をする」「この店は―がきく」
(3)歌舞伎で,見得(ミエ)・駆け足・打擲(チヨウチヤク)・立ち回りなどの時,上手(カミテ)横で大道具方または狂言方が,拍子木に似た柝(キ)で板を打つこと。また,その拍子。つけ拍子。
(4)「付け帳」の略。
(5)(普通「ツケ」と書く)囲碁で,相手の石に単独で接触させて打つ手。
(6)理由。口実。「赤児を―に転寝(ゴロネ)しては/露小袖(乙羽)」
(7)手紙。「此中(コンジユウ)―をよこした女(アマ)よ/滑稽本・浮世床(初)」
(8)その人についてまわる運。「ここは―が悪い。又さきへ行つて飲みやれ/滑稽本・膝栗毛 8」
(9)連歌・俳諧で,「付合」に関するすべての事象(付心・付所・付味など)をさしていう語。
(10)名詞の下に付いて,それを付けることの意を表す。「かざり―」「袖―」
→につけ(連語)
■二■ (接尾)
動詞の連用形に付いて,し慣れていることの意を表す。「行き―の店」
つけ=が回って
来る🔗⭐🔉
――が回って
来る
〔あとから請求書が回ってくる意から〕
悪いことや無理をしたことの報いが現れる。
来る
〔あとから請求書が回ってくる意から〕
悪いことや無理をしたことの報いが現れる。
づけ【付け】🔗⭐🔉
づけ 【付け】
〔動詞「付ける」の連用形から〕
(1)名詞に付いて,それを付けること,それで付けることなどの意を表す。「さん―で呼ぶ」「糊―」
(2)日付を示す数詞の下に付いて,その日付であることを表す。「三日―の手紙」「四月一日―で採用する」
つけ-あが・る【付け上(が)る】🔗⭐🔉
つけ-あが・る [4][0] 【付け上(が)る】 (動ラ五[四])
相手の寛大さにつけこんで,増長する。「下手(シタテ)に出れば―・る」
つけ-あわせ【付け合(わ)せ】🔗⭐🔉
つけ-あわせ ―アハセ [0] 【付け合(わ)せ】
彩りを添えるため,または味をひき立たせるために料理に添えて出すもの。生野菜や海藻,調理した人参・ポテトなど。
つけ-あわ・せる【付け合(わ)せる】🔗⭐🔉
つけ-あわ・せる ―アハセル [5][0] 【付け合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二つけあは・す
(1)他の物に添える。あしらいとして添える。「肉料理にサラダを―・せる」
(2)二つの物を離れないように合わせる。[日葡]
つけ-いた【付(け)板・ツケ板】🔗⭐🔉
つけ-いた [0] 【付(け)板・ツケ板】
歌舞伎で,ツケを打つ時に用いる板。下に置き,両手に持った二つの柝(キ)でたたいて音を出す。
つけ-いだ・す【付け出だす】🔗⭐🔉
つけ-いだ・す 【付け出だす】 (動サ四)
捜し出す。見つけ出す。「やう
此程(仇ヲ)―・し/浮世草子・武道伝来記 5」

此程(仇ヲ)―・し/浮世草子・武道伝来記 5」
つけ-い・る【付(け)入る】🔗⭐🔉
つけ-い・る [3][0] 【付(け)入る】 (動ラ五[四])
相手の弱みやすきをうまくとらえて,利用する。つけこむ。「相手の弱点に―・る」「すきに―・る」
[可能] つけいれる
つけ-うた【付(け)歌】🔗⭐🔉
つけ-うた [0] 【付(け)歌】
神楽・催馬楽・朗詠などで,発声の人の歌う第一句に付けて第二句以降を唱和すること。助音(ジヨイン)。「法皇も―せさせおはします/平家 5」
つけ-うま【付(け)馬】🔗⭐🔉
つけ-うま [0][2] 【付(け)馬】
未払いの遊興費などを取りたてるために,客と一緒に客の家までついて行く人。つきうま。うま。「―をつける」
つけ-うり【付(け)売り】🔗⭐🔉
つけ-うり [0] 【付(け)売り】
木材取引の一。製材所などから買い付けた製品の相対取引による問屋段階での販売方法。せりなどによる市売りに対していう。
つけ-おび【付(け)帯】🔗⭐🔉
つけ-おび [3] 【付(け)帯】
(1)女帯の一。後ろで結ぶ部分と胴の部分を別にした帯。軽装帯。
(2)「下げ帯」に同じ。
つけ-か・える【付(け)替える】🔗⭐🔉
つけ-か・える ―カヘル [4][3][0] 【付(け)替える】 (動ア下一)[文]ハ下二 つけか・ふ
他の物に替えて別のものを付ける。「ボタンを―・える」
つけ-がな【付(け)仮名】🔗⭐🔉
つけ-がな [0] 【付(け)仮名】
「ふりがな」に同じ。
つけ-がね【付け金】🔗⭐🔉
つけ-がね 【付け金】
(1)遊里で,つけ届けの金銭。遊女から茶屋へ,茶屋から女中へ贈る。「それだから―も,てえ
気をつけておくこつちやあござんせん/洒落本・傾城買四十八手」
(2)持参金。「相応の―して子のなき方へ養子につかはし/浮世草子・織留 6」

気をつけておくこつちやあござんせん/洒落本・傾城買四十八手」
(2)持参金。「相応の―して子のなき方へ養子につかはし/浮世草子・織留 6」
つけ-がね【付け鉄漿】🔗⭐🔉
つけ-がね 【付け鉄漿】
〔近世女性語〕
おはぐろ。
つけ-がみ【付(け)紙】🔗⭐🔉
つけ-がみ [2] 【付(け)紙】
(1)文書の中の必要な箇所や,疑問のある箇所に,目印のためつけておく紙。不審紙。付箋(フセン)。「医書を…読みて合点の行かぬ所に―をつける/咄本・昨日は今日」
(2)門口などに貼り,合図や目印にした紙。「その東の門口に―をしておきけるは/浮世草子・諸艶大鑑 6」
つけ-がみ【付(け)髪】🔗⭐🔉
つけ-がみ [2] 【付(け)髪】
(1)髪が短い場合,それを補うために付け添えた髪。
(2)髪を結ぶとき,添え入れた髪。そえがみ。
(3)野郎頭の歌舞伎俳優が,役に扮するとき用いるかつら。
つけ-がもい【付け鴨居】🔗⭐🔉
つけ-がもい ―ガモ
[3] 【付け鴨居】
座敷などの塗り壁面にとりつけた化粧鴨居。
[3] 【付け鴨居】
座敷などの塗り壁面にとりつけた化粧鴨居。
つけ-くわ・える【付(け)加える】🔗⭐🔉
つけ-くわ・える ―クハヘル [5][0] 【付(け)加える】 (動ア下一)[文]ハ下二 つけくは・ふ
すでにある物事に,あとから新しい物事を添える。付加する。「文章を二行―・える」
つけ-くわわ・る【付(け)加わる】🔗⭐🔉
つけ-くわわ・る ―クハハル [5][0] 【付(け)加わる】 (動ラ五[四])
すでにあるものに,さらに別のものが付け足される。「代金に手数料が―・る」
つけ-げいき【付(け)景気】🔗⭐🔉
つけ-げいき [3] 【付(け)景気】
うわべを景気よさそうによそおうこと。から景気。「ほんの―に詰らない事をしてのけた/たけくらべ(一葉)」
つけ-げんき【付(け)元気】🔗⭐🔉
つけ-げんき [3] 【付(け)元気】
うわべを元気よさそうによそおうこと。から元気。「―の高声で,『御機嫌よう!』と一礼すると/平凡(四迷)」
つけ-こ【付(け)子】🔗⭐🔉
つけ-こ [2] 【付(け)子】
鳴き声のよいウグイスやホオジロのそばに,同類の鳥の雛をつけて,その音色を学ばせること。また,そのつけておく雛。
つけ-こみ【付(け)込み】🔗⭐🔉
つけ-こみ [0] 【付(け)込み】
(1)つけこむこと。乗ずること。
(2)(仕訳をしないで)帳簿に記入すること。
(3)座敷や席を予約すること。「―にまはるたいこもち/洒落本・北華通情」
つけこみ-ちょう【付(け)込み帳】🔗⭐🔉
つけこみ-ちょう ―チヤウ [0] 【付(け)込み帳】
⇒当座帳(トウザチヨウ)
つけ-こ・む【付(け)込む】🔗⭐🔉
つけ-こ・む [0][3] 【付(け)込む】 (動マ五[四])
(1)機会をうまくとらえて利用する。つけいる。「人の弱みに―・む」
(2)帳面に書き入れる。「収支を帳簿に―・む」
(3)あらかじめ約束しておく。「初会馴染ぢやあ前びろから―・んでなくちやあいけません/歌舞伎・小春穏沖津白波」
(4)跡を追って居場所をつきとめる。「此善六が―・んだ,お染久松二人の者を/歌舞伎・お染久松色読販」
[可能] つけこめる
つけ-さげ【付(け)下げ】🔗⭐🔉
つけ-さげ [0] 【付(け)下げ】
和服の模様の付け方の名。すべての文様が,肩山を頂点に上向きになるようにしたもの。訪問着に次ぐ格。
つけ-ざし【付(け)差し】🔗⭐🔉
つけ-ざし 【付(け)差し】
自分が口をつけた酒杯や,キセルを人にさし出すこと。遊里などで,相手に対する情愛の深さを示す行為とされた。「こは珍しい―と,押戴いて飲んだりけり/浄瑠璃・堀川波鼓(上)」
つけ-しょいん【付(け)書院】🔗⭐🔉
つけ-しょいん ―シヨ
ン [3] 【付(け)書院】
書院造りで,床の間わきの縁側に張り出して設けた出窓のような部分。文机(フヅクエ)ほどの高さの板張りの前方に明かり障子をつけたもの。鎌倉末期から室町時代にかけて住宅に設けられた造りつけの出文机(イダシフヅクエ)が,座敷の装飾となったもの。書院床(ドコ)。書院棚。書院構え。明かり床。明かり書院。
→出文机
付け書院
[図]
ン [3] 【付(け)書院】
書院造りで,床の間わきの縁側に張り出して設けた出窓のような部分。文机(フヅクエ)ほどの高さの板張りの前方に明かり障子をつけたもの。鎌倉末期から室町時代にかけて住宅に設けられた造りつけの出文机(イダシフヅクエ)が,座敷の装飾となったもの。書院床(ドコ)。書院棚。書院構え。明かり床。明かり書院。
→出文机
付け書院
[図]
つけ-じょう【付(け)状】🔗⭐🔉
つけ-じょう ―ジヤウ [0][2] 【付(け)状】
(1)「添え状」に同じ。
(2)貴人に直接に手紙を差し出すのを遠慮して,あて名をその傍に仕えている人とした手紙。文面は直接貴人にあてる。
つけ-じょうゆ【付け醤油】🔗⭐🔉
つけ-じょうゆ ―ジヤウユ [3] 【付け醤油】
刺し身など,醤油をつけて食べる料理で小皿に入れて出される醤油。
つけ-じる【付(け)汁】🔗⭐🔉
つけ-じる [0] 【付(け)汁】
うどん・そば・てんぷらなどにつける汁。たれ。つゆ。つけしる。
つけ-じろ【付(け)城】🔗⭐🔉
つけ-じろ [0] 【付(け)城】
(1)本城とは別に,要所に築いた城。出城。
(2)攻撃の拠点として敵城の近くに築いた城。向かい城。「三河の内吉良の城へ取かけ,―をして是をせむる/甲陽軍鑑(品三一)」
つけ-だい【付(け)台】🔗⭐🔉
つけ-だい [2] 【付(け)台】
すし屋で,カウンターの客に,すしを握って出す台。
つけ-だけ【付(け)竹】🔗⭐🔉
つけ-だけ [2] 【付(け)竹】
竹製の付け木。火口(ホクチ)。「燧(ヒウチ)・―・硫黄など用意して,燧袋にしつらひ入れ/盛衰記 16」
つけ-たし【付(け)足し】🔗⭐🔉
つけ-たし [0] 【付(け)足し】
(1)つけたすこと。また,そのもの。
(2)二次的な事柄。つけたり。「用件は―で,本当は顔が見たいのだ」
つけ-だし【付(け)出し】🔗⭐🔉
つけ-だし [0] 【付(け)出し】
(1)勘定書。売掛金の請求書。
(2)相撲で,最下級から順次出世せずに,力量を認められて,最初から番付にのること。また,その力士。「幕下―」
つけ-た・す【付(け)足す】🔗⭐🔉
つけ-た・す [0][3] 【付(け)足す】 (動サ五[四])
すでにあるものにさらにつけ加える。追加する。「用件を―・す」
[可能] つけたせる
つけ-だ・す【付(け)出す】🔗⭐🔉
つけ-だ・す [0][3] 【付(け)出す】 (動サ五[四])
(1)(帳簿などに)記入し始める。「日記を―・す」
(2)商品の売掛金の請求書を書いて出す。「酒・肴詳しう―・して…書付けを渡す/歌舞伎・五大力」
(3)荷物を馬などの背につけ,送りだす。「荷物を―・さなかつたら,お前達はどうして食うんだ/夜明け前(藤村)」
(4)値をつけはじめる。「一匁五分より―・し四匁八分までにのぞめども/浮世草子・胸算用 1」
つけ-たり【付けたり】🔗⭐🔉
つけ-たり [0] 【付けたり】
〔動詞「付く」の連用形に助動詞「たり」の付いたものから〕
(1)主なものにつけ加えられた,大した価値のないもの。付録。「最後の注意書きは―にすぎない」
(2)だしに使うもの。口実。「旦那への用は―で,御用が済むと直ぐ嬢様の/社会百面相(魯庵)」
つけ-ちょう【付(け)帳】🔗⭐🔉
つけ-ちょう ―チヤウ [0] 【付(け)帳】
上演に必要な大道具・小道具・衣装・鬘(カツラ)・下座音楽などをそれぞれ分冊にして書き出した帳面。付け立て帳。付(ツケ)。
つけっ-ぱなし【付けっ放し】🔗⭐🔉
つけっ-ぱなし [0] 【付けっ放し】
電気などをつけたままにしておくこと。「テレビを―で寝てしまった」
つけ-どこ【付(け)床】🔗⭐🔉
つけ-どこ [0] 【付(け)床】
「置き床」に同じ。
つけ-どころ【付(け)所・着(け)所】🔗⭐🔉
つけ-どころ [0] 【付(け)所・着(け)所】
注意を向けるべきところ。「目の―が違う」
つけ-とどけ【付(け)届け】🔗⭐🔉
つけ-とどけ [0] 【付(け)届け】 (名)スル
(1)謝礼や依頼,義理などのために,他人に金銭や物品を贈ること。また,その贈り物。「盆暮れの―」
(2)届け出ること。通報すること。「不埒なれば其家に―すれば/浮世草子・桜陰比事 5」
つけ-なお・す【付(け)直す】🔗⭐🔉
つけ-なお・す ―ナホス [0][4] 【付(け)直す】 (動サ五[四])
改めて付ける。「ボタンを―・す」「値を―・す」
[可能] つけなおせる
つけ-ね【付(け)値】🔗⭐🔉
つけ-ね [2][0] 【付(け)値】
買い手がつける値段。
⇔言い値
つけ-ね【付(け)根】🔗⭐🔉
つけ-ね [0][3] 【付(け)根】
物と物とがくっついている,根元の部分。「枝の―」「腕の―」
つけ-ねら・う【付け狙う】🔗⭐🔉
つけ-ねら・う ―ネラフ [0][4] 【付け狙う】 (動ワ五[ハ四])
たえずあとをつけて,機会をうかがう。「刺客に―・われる」
つけ-ばしら【付(け)柱】🔗⭐🔉
つけ-ばしら [3] 【付(け)柱】
(1)付け書院の外側の柱。書院柱。
(2)「片蓋柱(カタフタバシラ)」に同じ。
つけ-ばな【付(け)鼻】🔗⭐🔉
つけ-ばな [2] 【付(け)鼻】
仮装したり,役者が扮装(フンソウ)するときなどにつける,張り子などの人造の鼻。
つけ-び【付(け)火】🔗⭐🔉
つけ-び [2] 【付(け)火】
故意に火をつけること。また,その火から起こった火災。放火。
つけ-ひげ【付け髭】🔗⭐🔉
つけ-ひげ [0][2] 【付け髭】
人工的に作ったひげ。また,それを付けること。つくりひげ。
つけ-びと【付(け)人】🔗⭐🔉
つけ-びと [0] 【付(け)人】
(1)ある人のそばにいて,身の回りの世話をする人。つきびと。
(2)特に相撲で,関取の世話をする若い相撲取り。若い者。
(3)「付家老(ツケガロウ)」に同じ。
つけ-ひも【付け紐】🔗⭐🔉
つけ-ひも [0] 【付け紐】
着物の胴に縫い付けてある紐。
つけ-びょうし【付(け)拍子】🔗⭐🔉
つけ-びょうし ―ビヤウシ [3] 【付(け)拍子】
「つけ(付){(3)}」に同じ。
つけ-ぶせ【付(け)布施】🔗⭐🔉
つけ-ぶせ [0] 【付(け)布施】
本家の葬式の際,親類筋の者が僧侶に渡す布施。
つけ-ふだ【付(け)札】🔗⭐🔉
つけ-ふだ [2] 【付(け)札】
目印に付ける札。さげふだ。
つけ-ぶみ【付(け)文】🔗⭐🔉
つけ-ぶみ [0][2] 【付(け)文】 (名)スル
思う相手に恋文をひそかに渡るようにすること。また,その恋文。ラブレター。
つけ-ペン【付け―】🔗⭐🔉
つけ-ペン [0] 【付け―】
(万年筆でなく)ペン軸にペン先をはめこみ,インクをつけながら書くペン。
つけ-ぼくろ【付け黒子】🔗⭐🔉
つけ-ぼくろ [3] 【付け黒子】
美容などの目的で顔につけるほくろ。ムーシュ。
つけ-まつり【付(け)祭り】🔗⭐🔉
つけ-まつり [3] 【付(け)祭り】
〔本祭に付けて行う祭りの意〕
(1)江戸時代,山王神社や神田明神などの祭礼の行列で,余興として山車(ダシ)につく,踊り屋台や練り物・地走りなどのこと。
(2)転じて,話のあとに付け加えていう文句。
つけ-まわし【付(け)回し】🔗⭐🔉
つけ-まわし ―マハシ [0] 【付(け)回し】
付け{(1)}を他人へ回すこと。
つけ-まわ・す【付(け)回す】🔗⭐🔉
つけ-まわ・す ―マハス [4][0] 【付(け)回す】 (動サ五[四])
どこまでもうるさくあとをつける。「しつこくあとを―・す」
つけ-まわ・る【付(け)回る】🔗⭐🔉
つけ-まわ・る ―マハル [0][4] 【付(け)回る】 (動ラ五[四])
しつこくあとをつける。つけてまわる。「女の跡を―・る/灰燼(鴎外)」
つけ-もの【付(け)物】🔗⭐🔉
つけ-もの [2][0] 【付(け)物】
(1)直垂(ヒタタレ)や水干の綴(ト)じ目に綴じ付ける飾り物。菊綴じの類。「祭の日の放免の―に,ことやうなる紺の布四五反にて馬をつくりて/徒然 225」
(2)催馬楽(サイバラ)など,雅楽の歌物の助奏楽器。
(3)箏(ソウ)組歌に付随する段物・砧物(キヌタモノ)・弄斎(ロウサイ)物など器楽曲の称。
つけ-やき【付(け)焼き】🔗⭐🔉
つけ-やき [0] 【付(け)焼き】
醤油・味醂(ミリン)などで調味したたれをつけながら焼くこと。また,そうして焼いたもの。
つけ-やきば【付(け)焼き刃】🔗⭐🔉
つけ-やきば [3] 【付(け)焼き刃】
〔鈍刀に鋼(ハガネ)の焼き刃を付け足したものをいうところから〕
一時の間に合わせに,にわかに覚え込んだ知識や技術。「―の知識」
つ・ける【付ける】🔗⭐🔉
つ・ける [2] 【付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 つ・く
接触・接合・付着させる。
(1)二つの物が触れたまま離れないようにする。接合する。くっつける。「二本のコードをはんだで―・ける」「折れた骨をもと通りに―・ける」
(2)ある物と他の物を接近させていって,表面がぴたりと触れるようにする。「顔を窓ガラスに―・けてのぞきこむ」
(3)ある物に異質な物を付着・浸透させる。「顔に墨を―・ける」「傷口に薬を―・ける」「シャツにしみを―・ける」
(4)ある物に,付随的な物を添える。(ア)(多く「着ける」と書く)着物や装身具をからだの一部に装う。「下着を―・ける」「はかまを―・ける」(イ)付属品をとりつける。「ドアに鍵を―・ける」(ウ)(「附ける」とも書く)ある物を付随させる。「条件を―・ける」「利息を―・ける」(エ)草木に花や実が生じる。「ツバキが赤い花を―・ける」「梅が実を―・ける」
(5)あとを残す。(ア)力を加えたりしてあとを残す。「テーブルに傷を―・ける」「紙に折り目を―・ける」(イ)印(シルシ)を記す。「該当する項目に〇を―・ける」(ウ)帳簿などに記入する。「家計簿を―・ける」「日記を―・ける」
(6)栄養・体力・知識などを備えさせる。「実力を―・ける」「教養を身に―・ける」「手に職を―・ける」「変な癖を―・けないように」
〔「身に―・ける」は「着ける」とも書く〕
(7)連歌・俳諧で,前の句に後の句を,うまくつながるように続ける。
そばに寄せる。
(1)人をそばに置く。(ア)つき添わせる。「要人に護衛を―・ける」(イ)あとに寄り添う。「先頭にぴたりと―・けている」(ウ)対立するものの一方にある人を組み入れる。「近隣諸国を味方に―・ける」
(2)ある物を近くに寄せる。(ア)(多く「着ける」と書く)乗り物を移動させて,ある場所に横付けにする。「車を正面玄関に―・ける」「船を岸壁に―・ける」(イ)他に対して苦情を寄せる。「納入された品にクレームを―・ける」「文句を―・ける」
他の人のあとをこっそり追う。「捜査員が容疑者を―・けていく」「だれかに―・けられている」
あるものを加え,新しい状態にする。
(1)新たに設ける。設置する。「自宅に電話を―・ける」「道を―・ける」
(2)(「点ける」とも書く)ある現象・活動などがあらわれるようにする。(ア)点火する。「火を―・ける」「ストーブを―・ける」(イ)あかりをともす。また,電気などで動く器具を働かせる。「ランプを―・ける」「あかりを―・ける」「テレビを―・ける」
(3)ある物に名称・評点などを与える。(ア)命名する。「生まれた子に名を―・ける」(イ)予算を割りあてる。「予算を―・ける」(ウ)評点・値段を与える。「合格点を―・ける」「せり市で一千万の値を―・ける」
説明を加える。「もっともらしい理由を―・けて会社を休む」
実現・決着の望まれていたことを実現・決着させる。「問題に決着を―・ける」「円満に話を―・ける」「渡りを―・ける」「けりを―・ける」
区分をはっきりさせる。差が出るようにする。「けじめを―・ける」「一馬身の差を―・ける」
判断・予想を行う。「見当を―・ける」「完成の目処を―・ける」
感覚・意識を働かせる。
(1)(「…に気をつける」の形で)注意力・警戒心をそこに注ぐ。「車に気を―・ける」
(2)(「…に目をつける」の形で)関心を寄せる。特別な注意を向ける。「それまで捨てられていたカンの殻に目を―・けた」
「…につけ(て)」の形で用いる。
(1)(「…につけ,…につけ」の形で)それぞれの状況において,の意を表す。「暑いに―・け,寒いに―・け,苦労は絶えない」
(2)(「…につけ」「…につけて(も)」の形で)それに伴って,関連して,の意を表す。「それに―・けても思い出されるのは…」「何かに―・けていやみを言う」
関係をもたせる。
(1)ことづける。託す。「京に,その人の御もとにとて文書きて―・く/伊勢 9」
(2)それをきっかけとする。かこつける。「心に思ふことを見る物,聞く物に―・けて言ひいだせるなり/古今(仮名序)」
動詞の連用形に付ける。
(1)その動作の激しいことを表す。「どなり―・ける」「にらみ―・ける」「しかり―・ける」
(2)その動作に慣れていることを表す。「やり―・けない仕事」「この子はしかられ―・けている」
〔「付く」に対する他動詞〕
[慣用] 色を―・因縁を―・折り紙を―・方(カタ)を―・眼(ガン)を―・けちを―・知恵を―・注文を―・唾(ツバ)を―・手を―・難を―・熨斗(ノシ)を―・箔(ハク)を―・火を―・眉(マユ)に唾を―・味噌(ミソ)を―・目星を―・目安を―・勿体(モツタイ)を―・埒(ラチ)を―/金に糸目をつけぬ・手が付けられない
接触・接合・付着させる。
(1)二つの物が触れたまま離れないようにする。接合する。くっつける。「二本のコードをはんだで―・ける」「折れた骨をもと通りに―・ける」
(2)ある物と他の物を接近させていって,表面がぴたりと触れるようにする。「顔を窓ガラスに―・けてのぞきこむ」
(3)ある物に異質な物を付着・浸透させる。「顔に墨を―・ける」「傷口に薬を―・ける」「シャツにしみを―・ける」
(4)ある物に,付随的な物を添える。(ア)(多く「着ける」と書く)着物や装身具をからだの一部に装う。「下着を―・ける」「はかまを―・ける」(イ)付属品をとりつける。「ドアに鍵を―・ける」(ウ)(「附ける」とも書く)ある物を付随させる。「条件を―・ける」「利息を―・ける」(エ)草木に花や実が生じる。「ツバキが赤い花を―・ける」「梅が実を―・ける」
(5)あとを残す。(ア)力を加えたりしてあとを残す。「テーブルに傷を―・ける」「紙に折り目を―・ける」(イ)印(シルシ)を記す。「該当する項目に〇を―・ける」(ウ)帳簿などに記入する。「家計簿を―・ける」「日記を―・ける」
(6)栄養・体力・知識などを備えさせる。「実力を―・ける」「教養を身に―・ける」「手に職を―・ける」「変な癖を―・けないように」
〔「身に―・ける」は「着ける」とも書く〕
(7)連歌・俳諧で,前の句に後の句を,うまくつながるように続ける。
そばに寄せる。
(1)人をそばに置く。(ア)つき添わせる。「要人に護衛を―・ける」(イ)あとに寄り添う。「先頭にぴたりと―・けている」(ウ)対立するものの一方にある人を組み入れる。「近隣諸国を味方に―・ける」
(2)ある物を近くに寄せる。(ア)(多く「着ける」と書く)乗り物を移動させて,ある場所に横付けにする。「車を正面玄関に―・ける」「船を岸壁に―・ける」(イ)他に対して苦情を寄せる。「納入された品にクレームを―・ける」「文句を―・ける」
他の人のあとをこっそり追う。「捜査員が容疑者を―・けていく」「だれかに―・けられている」
あるものを加え,新しい状態にする。
(1)新たに設ける。設置する。「自宅に電話を―・ける」「道を―・ける」
(2)(「点ける」とも書く)ある現象・活動などがあらわれるようにする。(ア)点火する。「火を―・ける」「ストーブを―・ける」(イ)あかりをともす。また,電気などで動く器具を働かせる。「ランプを―・ける」「あかりを―・ける」「テレビを―・ける」
(3)ある物に名称・評点などを与える。(ア)命名する。「生まれた子に名を―・ける」(イ)予算を割りあてる。「予算を―・ける」(ウ)評点・値段を与える。「合格点を―・ける」「せり市で一千万の値を―・ける」
説明を加える。「もっともらしい理由を―・けて会社を休む」
実現・決着の望まれていたことを実現・決着させる。「問題に決着を―・ける」「円満に話を―・ける」「渡りを―・ける」「けりを―・ける」
区分をはっきりさせる。差が出るようにする。「けじめを―・ける」「一馬身の差を―・ける」
判断・予想を行う。「見当を―・ける」「完成の目処を―・ける」
感覚・意識を働かせる。
(1)(「…に気をつける」の形で)注意力・警戒心をそこに注ぐ。「車に気を―・ける」
(2)(「…に目をつける」の形で)関心を寄せる。特別な注意を向ける。「それまで捨てられていたカンの殻に目を―・けた」
「…につけ(て)」の形で用いる。
(1)(「…につけ,…につけ」の形で)それぞれの状況において,の意を表す。「暑いに―・け,寒いに―・け,苦労は絶えない」
(2)(「…につけ」「…につけて(も)」の形で)それに伴って,関連して,の意を表す。「それに―・けても思い出されるのは…」「何かに―・けていやみを言う」
関係をもたせる。
(1)ことづける。託す。「京に,その人の御もとにとて文書きて―・く/伊勢 9」
(2)それをきっかけとする。かこつける。「心に思ふことを見る物,聞く物に―・けて言ひいだせるなり/古今(仮名序)」
動詞の連用形に付ける。
(1)その動作の激しいことを表す。「どなり―・ける」「にらみ―・ける」「しかり―・ける」
(2)その動作に慣れていることを表す。「やり―・けない仕事」「この子はしかられ―・けている」
〔「付く」に対する他動詞〕
[慣用] 色を―・因縁を―・折り紙を―・方(カタ)を―・眼(ガン)を―・けちを―・知恵を―・注文を―・唾(ツバ)を―・手を―・難を―・熨斗(ノシ)を―・箔(ハク)を―・火を―・眉(マユ)に唾を―・味噌(ミソ)を―・目星を―・目安を―・勿体(モツタイ)を―・埒(ラチ)を―/金に糸目をつけぬ・手が付けられない
づ・ける【付ける】🔗⭐🔉
づ・ける 【付ける】 (接尾)
〔動詞下一段型活用。「つける」の転〕
名詞に付く。
(1)その物事を他につけ加える意を表す。「元気―・ける」「関係―・ける」
(2)その物事・事柄を他に与える意を表す。「位置―・ける」「性格―・ける」
つけ【付け】(和英)🔗⭐🔉
つけ【付け】
a bill.→英和
〜にする chargeto one's account.〜で買う buy on credit.〜がきく have credit.
つけあがる【付け上がる】(和英)🔗⭐🔉
つけあがる【付け上がる】
grow impudent (生意気)[vain (うぬぼれ)];be puffed up.
つけあわせ【付け合わせる】(和英)🔗⭐🔉
つけあわせ【付け合わせる】
addas a relish.→英和
つけいる【付け入る】(和英)🔗⭐🔉
つけいる【付け入る】
⇒付け込む.
つけげんき【付け元気】(和英)🔗⭐🔉
つけげんき【付け元気】
a show of courage;<米>a bluff.→英和
つけこむ【付け込む[付け入る]】(和英)🔗⭐🔉
つけこむ【付け込む[付け入る]】
take advantage of;enter(帳簿に).→英和
つけたし【付け足し】(和英)🔗⭐🔉
つけたし【付け足し】
⇒付けたり.
つけたす【付け足す】(和英)🔗⭐🔉
つけたす【付け足す】
add.→英和
つけね【付け値】(和英)🔗⭐🔉
つけね【付け値】
the price offered;the offer[bid].→英和
つけね【付け根】(和英)🔗⭐🔉
つけね【付け根】
the root[joint,base].→英和
つけひげ【付け髭】(和英)🔗⭐🔉
つけひげ【付け髭】
a false moustache[beard].
つけふだ【付け札】(和英)🔗⭐🔉
つけふだ【付け札】
⇒荷札.
つけぼくろ【付け黒子】(和英)🔗⭐🔉
つけぼくろ【付け黒子】
a beauty spot.
つけまわす【付け回す】(和英)🔗⭐🔉
つけまわす【付け回す】
⇒付け狙(ねら)う.
つけやき【付け焼きの】(和英)🔗⭐🔉
つけやき【付け焼きの】
broiled with soy.〜にする broil with soy.
つけやきば【付け焼刃】(和英)🔗⭐🔉
つけやきば【付け焼刃】
borrowed plumes;a makeshift;→英和
a thin veneer.
つける【付[着]ける】(和英)🔗⭐🔉
つける【付[着]ける】
[取り付ける]put[fix,stick];→英和
attach[fasten];→英和
[添加]add;→英和
[塗る]put;apply;→英和
use;→英和
[記入]put down;enter;→英和
keep;→英和
[値を]offer;→英和
bid;→英和
[付けにする]⇒付け;[尾行]follow;→英和
shadow;→英和
dog;→英和
[火を]light;→英和
set fire;[電灯などを]put on;[車を]drive up;draw[pull]up;[船を]bring;→英和
[着用]put on;wear.→英和
付[着]けてwith;→英和
in(着用).→英和
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