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つけ【付け(附け)】🔗🔉

つけ【付け(附け)】 請求書。勘定書き。 その場で払うのではなく、店の帳簿につけておいて後日まとめて支払うこと。 「━で飲む」 接尾《動詞の連用形に付いて》いつも…している、…しなれている、などの意を表す。 「行き━の店」 「かかり━の医者」 (造)《日にちを表す語に付いて、「づけ」の形で》その日付の発行・発令などであること。 「七日━の書簡」 は「〜付」のように、「け」を送らないことが多い。「二日の新聞」

つけ‐あが・る【付け上がる】🔗🔉

つけ‐あが・る【付け上がる】 自五相手が寛大なのをいいことに増長する。 「下手に出れば━」

つけ‐あわせ【付け合わせ】━アハセ🔗🔉

つけ‐あわせ【付け合わせ】━アハセ 主となる料理に添えて出すもの。 つけあわ・せる(他下一)

つけ‐い・る【付け入る】🔗🔉

つけ‐い・る【付け入る】 自五機会をうまくとらえて利用する。 「人の弱みに━」 「━すきを与えない」

つけ‐うま【付け馬】🔗🔉

つけ‐うま【付け馬】 遊興費・飲食費などの不足額を取り立てるために、客の家までついて行く人。つきうま。うま。

つけ‐おち【付け落ち】🔗🔉

つけ‐おち【付け落ち】 帳簿・書類などで、記載すべき事柄が書き落とされていること。記入漏れ。付け落とし。

つけ‐ぎ【付け木】🔗🔉

つけ‐ぎ【付け木】 杉・松・檜ひのきなどの薄い木片の端に硫黄を塗りつけたもの。マッチが普及する以前、火を他に移すのに用いた。

つけ‐くわ・える【付け加える】━クハヘル🔗🔉

つけ‐くわ・える【付け加える】━クハヘル 他下一すでにあるものに、あとから別のものを添える。付加する。特に、付言する。 「搭載機に新機能を━」 「文末に注意事項を━」 「説明を一言━」 つけくは・ふ(下二)

つけ‐げ【付け毛】🔗🔉

つけ‐げ【付け毛】 「ヘアピース」に同じ。→ヘアピース

つけ‐げいき【付け景気】🔗🔉

つけ‐げいき【付け景気】 実際はそうではないのに、景気がよいようによそおうこと。から景気。

つけ‐げんき【付け元気】🔗🔉

つけ‐げんき【付け元気】 実際はそうではないのに、元気がよいようによそおうこと。から元気。

つけ‐こ・む【付け込む】🔗🔉

つけ‐こ・む【付け込む】 自五機会をうまくとらえて利用する。つけいる。 「人の弱みに━」 他五仕訳をしないで事項を次々と帳面に記入する。 「帳簿に売上を━」

つけ‐だい【付け台】🔗🔉

つけ‐だい【付け台】 すし屋で、握ったすしを置いて客に供する台。

つけ‐だし【付け出し】🔗🔉

つけ‐だし【付け出し】 売掛金の請求書。勘定書き。 大相撲で、力量を認められた力士が、番付の順を追わないで最初から幕下最下位に位置づけられること。また、その力士。

つけ‐た・す【付け足す】🔗🔉

つけ‐た・す【付け足す】 他五すでにあるものに、さらにつけ加える。追加する。 「料理を一品━」 付け足し

つけ‐だ・す【付け出す】🔗🔉

つけ‐だ・す【付け出す】 他五 記入し始める。 「日記を━」 売掛金の請求書を書いて差し出す。 「酒肴代の詳細を━」 大相撲で、「付け出し」の力士として番付に名を載せる。 「幕下に━・される」 付け出し

つけ‐たり【付けたり】🔗🔉

つけ‐たり【付けたり】 主なものにつけ加えられただけの、たいして重要ではないもの。副次的なもの。 「巻末の推薦文は━にすぎない」 名目として使うもの。口実。 「視察は━で、実は議員の慰安旅行だ」 ◆「たり」は、完了形の助動詞「たり」から。

つけ‐づめ【付け爪】🔗🔉

つけ‐づめ【付け爪】 化粧の一種として爪の上に付ける人工の爪。また、それを付けること。つけつめ。

つけ‐どころ【付け所】🔗🔉

つけ‐どころ【付け所】 《「目の━」の形で》注意を向けるべき点。ねらいどころ。 「目の━がいい」

つけ‐とどけ【付け届け】🔗🔉

つけ‐とどけ【付け届け】 謝礼・依頼・義理などのために、他人に金品を贈ること。また、その金品。

つけ‐ね【付け値】🔗🔉

つけ‐ね【付け値】 買い手が商品に付けた値段。 ⇔言い値

つけ‐ね【付け根】🔗🔉

つけ‐ね【付け根】 物がくっついている、その根元の部分。 「腕の━」

つけ‐ねら・う【付け狙う】━ネラフ🔗🔉

つけ‐ねら・う【付け狙う】━ネラフ 他五たえずあとをつけて、目的をとげる機会をうかがう。 「刺客に━・われる」

つけ‐び【付け火】🔗🔉

つけ‐び【付け火】 〔古風な言い方で〕放火。また、その火から起こった火事。 関連語 大分類‖火‖ひ 中分類‖燃える‖もえる

つけ‐ひげ【付け髭】🔗🔉

つけ‐ひげ【付け髭】 作りもののひげ。また、それをつけること。つくりひげ。

つけ‐びと【付け人】🔗🔉

つけ‐びと【付け人】 ある人に付き添って身の回りの世話をする人。つきびと。 大相撲で、関取に付き添って身の回りの世話をする下位の力士。

つけ‐ひも【付け紐】🔗🔉

つけ‐ひも【付け紐】 子供の着物の胴に縫い付けてあるひも。

つけ‐ぶみ【付け文】🔗🔉

つけ‐ぶみ【付け文】 思う相手にこっそりと恋文を渡すこと。また、その恋文。

つけ‐まつげ【付け睫毛】🔗🔉

つけ‐まつげ【付け睫毛】 目もとをひきたてるためにまつげに重ねてつける人工のまつげ。

つけ‐まわ・す【付け回す】━マハス🔗🔉

つけ‐まわ・す【付け回す】━マハス 他五どこまでもしつこくあとをつける。 「容疑者を━」

つけ‐め【付け目】🔗🔉

つけ‐め【付け目】 つけこむべきところ。利用できる相手の弱点。 めざすところ。めあて。

つけ‐めん【付け麺】🔗🔉

つけ‐めん【付け麺】 ゆでた中華麺をつけ汁につけて食べる料理。

つけ‐やき【付け焼き】🔗🔉

つけ‐やき【付け焼き】 油・味醂みりんなどで調味したたれをつけて焼くこと。また、その焼いた料理。

つけ‐やきば【付け焼き刃】🔗🔉

つけ‐やきば【付け焼き刃】 一時の間に合わせに、にわか仕込みで知識や技術などを身につけること。また、その知識や技術。 「━の勉強」 ◇もと、鈍刀に鋼はがねの焼き刃を付け足したもの。切れそうに見えるが、もろくて実戦の役には立たないことから。

つ・ける【付ける(附ける)】🔗🔉

つ・ける【付ける(附ける)】 動下一 ぴたりとくっつけて離れない状態にする。付着させる。〔意図的な行為にもそうでないものにもいう〕 「贈答品にのしを━」 「服にボタンを━」 「体をぴたりと━・けて座る」 「仮面を━・けて演じる」 「薬を━」 「香水を━」 「シャツに口紅を━・けてしまう」 「改革に手を━」 着色・付着・着手・装着などの意では「着ける」とも書くが、「付ける」が一般的。 付着した状態であるものを生じさせる。 「クリの木が実を━」 「サツマイモは地下に多数の塊根を━」 折ったり押したり焼いたりしてしるしができるようにする。印す。〔意図的な行為にもそうでないものにもいう〕 「家具に傷を━」 「便箋びんせんに折り目を━」 「蛍光ペンでしるしを━」 「ノブに指紋を━」 主となるものに添え加える。特に、付加的に設置する。 「商品におまけを━」 「基本給に営業手当を━」 「玄関にインターホンを━」 「全館に冷房設備を━」 「据え━・飾り━」 (本体に付加する形で)そのものや状態・性質・能力などを新たに生じさせる。また、増強させた状態で生じさせる。 「巻末に索引を━」 「スカートにひだを━」 「野原に道を━」 「条件を━」 「踊りに振りを━」 「実力を━」 「スタミナ[格好・勢い]を━」 〜ヲに結果をとる。 反論や苦情を添え加えることによって、物事の順調な流れをさまたげるような状況を作り出す。 「演技にけちを━」 「いちゃもん[難癖]を━」 「窓口の対応にクレームを━」 「注文を━」 〔自動詞のように使って〕みずからをその位置に置いて従い続く。 「好位置に━」 ある立場に心を寄せさせて味方させる。与くみさせる。 「味方に━」 そばにいさせて護衛や監視に当たらせたり世話をさせたりする。付き添わせる。 「会長に護衛を━」 「見張り[監視]を━」 「通訳を━」 行動を探ることを目的として、相手のあとを追う。尾行する。 「容疑者を━」 「犯人の車を━」 追ける」「尾行る」「尾ける」などとも当てるが、かな書きが多い。 植物が土に根を下ろす。 「挿し木が根を━」 燃焼現象が起こるようにする。また、灯火をともしたりテレビなどの電源を入れたりする。 「たばこに火を━」 「電気を━」 「テレビ[ラジオ]を━」 灯火をともす意では「点ける」とも。 《「…に目を━」の形で》…に特別の注意や関心を向ける。着目する。着眼する。 「優良株にいち早く目を━」 かな書きが一般的。漢字で書く場合は、「着ける」とも書くが、「付ける」が一般的。 《「…に気を━」の形で》…に注意を払う。配慮する。 「健康に気を━」 「二度と過ちを犯さないように気を━」 名前や値段などをそれと定める。また、株価などが自然にそれと定まる。 「孫に名前を━」 「記事に見出しを━」 「商品に値段を━」 「鉄鋼株が高値を━」 意志を固める。 「決心を━」 割り増しなどの特別料金を課する。 「プレミアムを━」 ある状態に落ち着かせる。解決させる。決着させる。 「決着[勝負・片かた・けじめ・けり]を━」 「才能に見切りを━」 関係づけてつながりを生じさせる。 「両者に因果関係を━・けて説明する」 「向こう岸と連絡を━」 「決裂しないように事前に渡りを━・けておく」 「言いがかりを━」 あいまいな事柄に推察を加えてそれと定める。 「見当[当たり]を━」 「見通しを━」 「犯人は彼だと目星を━」 他と区別して評価をそれと定める。 「優劣[等級・点]を━」 ある物事を成立させる。また、理屈による説明などを成立させる。 「都合を━・けて出席する」 「折り合いを━」 「理屈はいかようにも━ことができる」 ノートなどに書き記す。また、そのようにして日記などの記録文書を作り出す。 「会議の日時を手帳に━」 「日記[帳簿]を━」 《「…に━・け(て)」の形で》…に関連して。…に伴って。…に応じて。 「何かに━・けて文句を言う」 「それに━・けても金のほしさよ」 「思い出すに━・けても無念やるかたない」 「暑いに━・け寒いに━・け不満が絶えない」 「就ける」とも書くが、かな書きが一般的。 《動詞の連用形に付いて複合動詞を作る》 それをすることが習慣になっている。いつも…する。…しなれる。 「行き━・けている店」 「し━・けないことをすると疲れる」 動作・作用が相手に確実に及ぶ意を表す。しっかりと…する。また、激しく及ぶ意を表す。強い勢いで…する。 「お金を貸し━」 「挑戦状を送り━」 「真っ先に駆け━」 「どなり━・にらみ━」 「照り━太陽」 ◆はかな書きが多い。については、「付く」を参照。 つ・く(下二) 付け 〔「付く」の可能形〕付くことができる。 「急進派には━・けない」 ◆「着ける」「就ける」と同語源。 関連語 大分類‖付く‖つく 中分類‖付着‖ふちゃく

づ・ける【(付ける)】🔗🔉

づ・ける【(付ける)】 接尾《名詞に付いて下一段動詞を作る》そのような性質や状態を付与する意を表す。…が生じるようにする。 「元気━・力━・関係━・義務━・位置━」

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