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か-ち【価値】🔗⭐🔉
か-ち [1] 【価値】
(1)物がもっている,何らかの目的実現に役立つ性質や程度。値打ち。有用性。「―ある品物」「―を損なう」「言及する―もない」
〔幕末までは「価直(カチヨク)」が用いられた〕
(2)〔哲〕 善きもの・望ましいものとして認め,その実現を期待するもの。内在的なもの・手段的なものなどにわかれるが,特に,真・善・美など,普遍妥当性をもった理想的・絶対的価値をいう。
(3)〔経〕 商品の価格の背後にあって,それを規定しているもの。その本質・源泉のとらえ方によって客観価値説(労働価値説)と主観価値説(効用価値説)とが対立する。
かち-かん【価値観】🔗⭐🔉
かち-かん ―クワン [3][2] 【価値観】
いかなる物事に価値を認めるかという個人個人の評価的判断。「―の相違」
かち-じゆう【価値自由】🔗⭐🔉
かち-じゆう ―ジイウ [4] 【価値自由】
〔(ドイツ) Wertfreiheit〕
マックス=ウェーバーの学問論の立場。経験科学は価値判断に立ち入ってはならないとする。実証主義をめぐる今日の論争において,しばしば批判される。没価値性。
かち-てつがく【価値哲学】🔗⭐🔉
かち-てつがく [4][3] 【価値哲学】
⇒価値論(1)
かち-はんだん【価値判断】🔗⭐🔉
かち-はんだん [3] 【価値判断】
ある事柄について,主観の評価による是認あるいは否認を言明する判断。「この鳥は青い」は事実判断だが,「この鳥は美しい」は価値判断。
かち-ぶんせき【価値分析】🔗⭐🔉
かち-ぶんせき [3] 【価値分析】
〔value analysis; value engineering〕
製品や部品の本質的機能を得るための最小原価を求める手法。この本質的機能には使用上の機能だけではなく,顧客の要求する外観・魅力なども含まれる。価値工学( VE )。VA 。
かち-ほうそく【価値法則】🔗⭐🔉
かち-ほうそく ―ハフソク [3] 【価値法則】
商品生産の基本的経済法則。商品の価値はその生産のために必要な労働の量によって決まり,この価値にしたがって商品が交換されるというもの。
かち-りんりがく【価値倫理学】🔗⭐🔉
かち-りんりがく [5] 【価値倫理学】
価値論の観点から構想された倫理学。新カント派の文化価値の倫理学,現象学派の実質的価値倫理学など。
かち-ろん【価値論】🔗⭐🔉
かち-ろん [2] 【価値論】
(1)〔axiology〕
倫理的・美的・宗教的価値についての研究。価値判断に立ち入って普通妥当的価値などを定立する規範的立場と,価値に関する概念や命題を分析するメタ規範的立場とがある。価値哲学。
(2)商品の価値の本質,価値の形態,価値形成過程など,価値をめぐるマルクス経済学上の理論。
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