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まぬか・れる【免れる】🔗🔉

まぬか・れる [4] 【免れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 まぬか・る 〔後世「まぬがれる」とも〕 嫌なことや危ないことをしないですむ。のがれる。「死を―・れる」「そしりを―・れない」「生ける者死ぬと言ふことに―・れぬ物にしあれば/万葉 460」

まのが・る【免る】🔗🔉

まのが・る 【免る】 (動ラ下二) 〔「まのかる」とも〕 「まぬかれる」に同じ。「悪しき身―・れむとてまもりこづくれるを/宇津保(俊蔭)」

めん【免】🔗🔉

めん [1] 【免】 (1)やめさせること。「矢張―を喰つたぢやあないか/浮雲(四迷)」 (2)ゆるすこと。まぬかれること。「―ヲヤル/日葡」 (3)中世,年貢の免除・減免。江戸時代には,田租を賦課する割合をいう。

めん-えき【免役】🔗🔉

めん-えき [0] 【免役】 (1)服役を免除すること。 (2)兵役を免除すること。

めん-えき【免疫】🔗🔉

めん-えき [0] 【免疫】 (1)〔疫病を免れる意〕 伝染病などに一度かかると,二度目は軽くすんだり,まったくかからなくなったりすること。生体が自己にとって健全な成分以外のものを識別して排除する防衛機構。細菌感染の防御のようにリンパ球が生産する抗体による体液性免疫と,移植片に対する拒絶反応のようにリンパ球自身が対象を攻撃する細胞性免疫とがある。 (2)何度も経験して抵抗を感じなくなること。「中傷記事には―になっている」

めんえき-おうとう-いでんし【免疫応答遺伝子】🔗🔉

めんえき-おうとう-いでんし ―オウタフデンシ [10] 【免疫応答遺伝子】 特定の抗原に対する抗体の生産を支配する遺伝子。

めんえき-がく【免疫学】🔗🔉

めんえき-がく [4] 【免疫学】 免疫の仕組みや理論を研究し,応用を図る医学の一分野。免疫化学・免疫生物学・免疫血液学・免疫遺伝学・臨床免疫学などがある。

めんえき-がくてき-けんてい【免疫学的検定】🔗🔉

めんえき-がくてき-けんてい [9] 【免疫学的検定】 抗原および抗体のいずれか一方または両方を放射性同位体・蛍光などで標識し,抗原抗体反応によって抗原あるいは抗体を同定ないし定量する方法。免疫検定法。免疫定量法。イムノアッセイ。

めんえき-グロブリン【免疫―】🔗🔉

めんえき-グロブリン [7][0] 【免疫―】 イムノグロブリン(immunoglobulin; Ig)。γグロブリンを構成する主要なタンパク質。抗体の本体で,すべての脊椎動物の血清および体液中に含まれる。B 細胞由来の形質細胞から生産され,性状によって五つのクラスに分けられ,それぞれ特異的な機能を示す。

めんえき-けっせい【免疫血清】🔗🔉

めんえき-けっせい [5] 【免疫血清】 特定の抗原に対応してつくられた抗体を含む血清。抗血清。抗毒素血清。

めんえき-せい【免疫性】🔗🔉

めんえき-せい [0] 【免疫性】 免疫を起こさせ得る性質。

めんえき-たい【免疫体】🔗🔉

めんえき-たい [0] 【免疫体】 ⇒抗体(コウタイ)

めんえき-はんのう【免疫反応】🔗🔉

めんえき-はんのう ―オウ [5] 【免疫反応】 生体が外来性あるいは内因性の物質に対して自己か非自己かを識別し,非自己に対して自己体内の統一性と個体の生存維持および種の存続のために起こす一連の生体反応。 →抗原抗体反応

めんえき-ふかつ-ざい【免疫賦活剤】🔗🔉

めんえき-ふかつ-ざい ―フクワツ― [7] 【免疫賦活剤】 生体における非特異的な免疫作用を高める作用をもつ薬剤。抗悪性腫瘍剤の副作用である免疫機能の低下を軽減するために用いられる。 ⇔免疫抑制剤

めんえき-ふぜん【免疫不全】🔗🔉

めんえき-ふぜん [5] 【免疫不全】 免疫担当細胞である B 細胞・ T 細胞あるいはマクロファージ系細胞の異常,補体の欠陥などのため,免疫機能になんらかの欠損がある状態。先天的な欠損のほか,薬物・栄養障害・感染,内因性の免疫抑制物質などによる。免疫欠損。 →エイズ

めんえき-よくせい-ざい【免疫抑制剤】🔗🔉

めんえき-よくせい-ざい [7] 【免疫抑制剤】 リンパ球などに作用し生体の免疫作用を抑制する薬剤。自己免疫疾患の治療や臓器移植時の拒絶反応の抑制に用いられる。 ⇔免疫賦活剤

めんえき-りょうほう【免疫療法】🔗🔉

めんえき-りょうほう ―レウハフ [5] 【免疫療法】 生体の免疫反応を利用した治療法の総称。

めん-かん【免官】🔗🔉

めん-かん ―クワン [0] 【免官】 (名)スル (1)官職をやめさせること。 (2)律令制で,官人の犯罪に対する付加刑。位階・勲位を三年間剥奪するもの。四年目の正月以降に二等降格して再叙される。

めん-きゅう【免給】🔗🔉

めん-きゅう ―キフ [0] 【免給】 荘園の領主が免田を支給すること。

めん-きょ【免許】🔗🔉

めん-きょ [1] 【免許】 (名)スル (1)一般には禁止または制限されている行為を,行政官庁が特定の場合に特定の人だけに許すこと。 (2)〔法〕「許可{(2)}」に同じ。 (3)〔法〕「特許{(1)}」に同じ。 (4)師匠が弟子に,芸能や武術などの奥義(オウギ)を伝授すること。また,伝授したことを証して与える許し状。

めんきょ-えいぎょう【免許営業】🔗🔉

めんきょ-えいぎょう ―ゲフ [4] 【免許営業】 ⇒許可(キヨカ)営業

めんきょ-かいでん【免許皆伝】🔗🔉

めんきょ-かいでん [1] 【免許皆伝】 師匠が弟子に,武術や技芸の奥義を残らず教え授けること。「―の腕前」

めんきょ-かんさつ【免許鑑札】🔗🔉

めんきょ-かんさつ [4] 【免許鑑札】 免許の証として交付される鑑札。

めんきょ-ぎょぎょう【免許漁業】🔗🔉

めんきょ-ぎょぎょう ―ゲフ [4] 【免許漁業】 都道府県知事の免許により設定される漁業権に基づいて行われる漁業。

めんきょ-しょう【免許証】🔗🔉

めんきょ-しょう [0] 【免許証】 (1)行政官庁が免許の証明として交付する文書。 (2)特に,運転免許証のこと。

めんきょ-じょう【免許状】🔗🔉

めんきょ-じょう ―ジヤウ [0][3] 【免許状】 免許の証として交付される文書。免状。

めんきょ-ぜい【免許税】🔗🔉

めんきょ-ぜい [3] 【免許税】 行政機関が特定の行為・営業を免許する際に課する税。

めんきょ-だいげん【免許代言】🔗🔉

めんきょ-だいげん [4] 【免許代言】 弁護士の旧称。

めんきょ-ていし【免許停止】🔗🔉

めんきょ-ていし [4][1] 【免許停止】 違反行為などにより免許の効力を一時的に停止されること。免停。

めんきょ-とりけし【免許取(り)消し】🔗🔉

めんきょ-とりけし [1][4] 【免許取(り)消し】 違反行為や欠格により,それまで受けていた免許を取り消されること。

めん-け【免家】🔗🔉

めん-け [1] 【免家】 中世,荘園の荘官などに支給され,荘官に対して公事を負担した在家。

めん-ざい【免罪】🔗🔉

めん-ざい [0] 【免罪】 罪をゆるすこと。

めんざい-ふ【免罪符】🔗🔉

めんざい-ふ [3] 【免罪符】 (1)ローマ-カトリック教会が,罪の償いが免除されるとして発行した証書。一五世紀末には教会の財政をまかなうため大量に発行され,ルターの批判を呼び宗教改革のきっかけとなった。贖宥(シヨクユウ)状。 (2)転じて,責任・非難などをまぬがれるための行為や事柄。

めん-しゅう【免囚】🔗🔉

めん-しゅう ―シウ [0] 【免囚】 放免された囚人。

めん-じょ【免除】🔗🔉

めん-じょ ―ヂヨ [1] 【免除】 (名)スル (1)義務などを果たさなくてもよいと許すこと。「授業料を―する」 (2)民法上,債権者が債務者に対する一方的な意思表示によって債務を消滅させること。

めん-じょう【免状】🔗🔉

めん-じょう ―ジヤウ [0][3] 【免状】 (1)免許の証として交付される証明書。免許状。 (2)卒業証書のこと。お免状。 (3)江戸時代,領主がその年の年貢の割合を定めて村方に下した文書。 (4)赦免の意を記した文書。赦免状。「囚人七人の―なり/謡曲・春栄」

めんしょ-きょかん【免所居官】🔗🔉

めんしょ-きょかん ―キヨクワン [4] 【免所居官】 律に規定する有位有官者に対する付加刑。父母・祖父母の病を看病しない場合などに位階を免ずること。

めん-しょく【免職】🔗🔉

めん-しょく [0] 【免職】 (名)スル 職をやめさせること。現在担任する職を解くこと。特に,公務員の身分を失わせること。「懲戒(チヨウカイ)―」

めん・じる【免じる】🔗🔉

めん・じる [3][0] 【免じる】 (動ザ上一) 〔サ変動詞「免ずる」の上一段化〕 「免ずる」に同じ。「職を―・じる」

めん-しん【免震】🔗🔉

めん-しん [0] 【免震】 地震時の揺れを低減すること。 →耐震

めんしん-こうぞう【免震構造】🔗🔉

めんしん-こうぞう ―ザウ [5] 【免震構造】 基礎部分に,振動を絶縁する,またはその固有周期を長くするローラーや積層ゴムなどの装置を入れて,地震時の揺れを低減するよう設計した建築物の構造。 →耐震構造

めんしん-ゆか【免震床】🔗🔉

めんしん-ゆか [3] 【免震床】 建物の構造体との間に積層ゴムなどを入れて振動の低減を図った床。

めん・ずる【免ずる】🔗🔉

めん・ずる [3][0] 【免ずる】 (動サ変)[文]サ変 めん・ず (1)免除する。許す。「授業料を―・ずる」「重科は遠流に―・ず/平家 3」 (2)職務をやめさせる。免職にする。「任期満了により学部長の職を―・ずる」 (3)(「…に免じ」の形で)それを考慮して,特に許す。「これまでの功労に―・じて罪を軽くする」「どうか私に―・じて許して下さい」

めん-ぜい【免税】🔗🔉

めん-ぜい [0] 【免税】 (名)スル 課税しないこと。税を免ずること。タックス-フリー。デューティー-フリー。「―品」

めんぜい-てん【免税店】🔗🔉

めんぜい-てん [3] 【免税店】 外貨獲得や外国人旅行者の便宜を図るため,空港待合室や市中に設けられた免税の商店。

めんぜい-てん【免税点】🔗🔉

めんぜい-てん [3] 【免税点】 一定金額以下は課税の対象とならない場合の,その一定金額。

めん-せき【免責】🔗🔉

めん-せき [0] 【免責】 (名)スル (1)責任を問われるのを免れること。 (2)債務者が債務の全部または一部を免れること。

めんせき-しょうけん【免責証券】🔗🔉

めんせき-しょうけん [5] 【免責証券】 債務者が証券の所持人に弁済をすれば,その所持人が正当な権利者でない場合でも,債務者は悪意または重大な過失によらないかぎり債務を免れる証券。鉄道手荷物引換券・銀行預金証書など。資格証券。

めんせき-じょうこう【免責条項】🔗🔉

めんせき-じょうこう ―デウカウ [5] 【免責条項】 法律や協定の適用に際して,例外的に責任を負わなくてよい場合を示した条項。エスケープ-クローズ。

めんせき-とっけん【免責特権】🔗🔉

めんせき-とっけん ―トク― [5] 【免責特権】 (1)国会議員が院内で行なった演説・討論・表決について院外で責任を問われない権利。 (2) ⇒刑事(ケイジ)免責(2)

めん-そ【免租】🔗🔉

めん-そ [1] 【免租】 租税を免除すること。

めんそ-ち【免租地】🔗🔉

めんそ-ち [3] 【免租地】 地租の徴収を免除された土地。有租地に対する。

めん-そ【免訴】🔗🔉

めん-そ [1] 【免訴】 (名)スル 刑事訴訟において,裁判所が有罪・無罪を判断することなく訴訟を打ち切る判決。確定判決を経ている時,刑が廃止された時,大赦があった時,時効が完成した時に行われる。 →公訴棄却

めん-ちゅつ【免黜】🔗🔉

めん-ちゅつ [0] 【免黜】 (名)スル 官職をやめさせること。また,地位を下げること。罷免。

めん-てい【免停】🔗🔉

めん-てい [0] 【免停】 「免許停止」の略。

めん-でん【免田】🔗🔉

めん-でん [0] 【免田】 荘園領主に対する年貢・公事を免除された田地。多くの場合,預所・公文・下司などの荘官や荘内の神社の給分にあてられた。

まぬかれる【免れる】(和英)🔗🔉

まぬかれる【免れる】 (1) escape;→英和 be saved;get rid. (2)[回避する]avoid;→英和 evade.→英和 (3)[免除]be exempt(ed)[free].

めんえき【免疫(性)】(和英)🔗🔉

めんえき【免疫(性)】 immunity.〜になる become[be]immune.〜にする immunize.→英和 ‖免疫学 immunology.

めんきょ【免許】(和英)🔗🔉

めんきょ【免許】 a<米>license[<英>licence];→英和 permission.→英和 〜のある(ない) (un)licensed.→英和 ‖免許証[状]a<米>license[<英>licence].

めんざい【免罪】(和英)🔗🔉

めんざい【免罪】 acquittal.→英和 免罪符《カト》an indulgence.→英和

めんじょ【免除】(和英)🔗🔉

めんじょ【免除】 (an) exemption.〜する exempt.→英和

めんじょう【免状】(和英)🔗🔉

めんじょう【免状】 a diploma (卒業などの);→英和 a<米>license[<英>licence](免許状).→英和

めんしょく【免職】(和英)🔗🔉

めんしょく【免職】 dismissal (from office).→英和 〜する dismiss[remove].→英和

めんじる【免じる】(和英)🔗🔉

めんじる【免じる】 ⇒免職,免除.

めんせき【免責条項】(和英)🔗🔉

めんせき【免責条項】 an escape clause.

めんそ【免訴】(和英)🔗🔉

めんそ【免訴】 acquittal.→英和 〜になる be acquitted.

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