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か【化】🔗⭐🔉
か クワ 【化】
■一■ [1] (名)
(1)徳によって教え導くこと。教化。感化。「仁政の―を致れんには如かじ/太平記 13」
(2)自然が万物を育てる力。化育。造化。
(3)生滅転変の理。変化。変遷。「陰陽の―」
■二■ (接尾)
主に漢語の名詞に付いて,そういう物,事,状態に変える,または変わるという意を表す。「映画―」「自由―」「液―」など。
か-いく【化育】🔗⭐🔉
か-いく クワ― [1][0] 【化育】 (名)スル
天地自然が万物を作り育てること。「然らざれば凡ての文明も,凡ての―も虚偽のものなるべし/文学史骨(透谷)」
か-がく【化学】🔗⭐🔉
か-がく クワ― [1] 【化学】
〔chemistry〕
自然科学の一分野。物質を構成している原子や分子に注目し,物質の成分組成・構造,その生成と分解の反応および他物質との間に起こす反応を研究する。研究の対象または目的によって,無機化学・有機化学・生物化学・物理化学・分析化学・地球化学・応用化学などに分けられる。
〔幕末から明治初期にかけては舎密(セイミ)の語が用いられた〕
かがく-エネルギー【化学―】🔗⭐🔉
かがく-エネルギー クワ― [5] 【化学―】
化学結合によって物質内に蓄えられるエネルギー。その一部は化学変化に伴い熱・光・電気などの形で放出または吸収される。
かがく-かせき【化学化石】🔗⭐🔉
かがく-かせき クワ―クワ― [4] 【化学化石】
化石や堆積岩に残存している生物体由来の有機化合物。炭化水素やアミノ酸・炭水化物の類が検出されており,生命の起源・進化を考える手掛かりになる。
→化学進化
かがく-かんかく【化学感覚】🔗⭐🔉
かがく-かんかく クワ― [4] 【化学感覚】
化学的刺激に対する感覚。味覚と嗅覚とがある。化学覚。
→物理感覚
かがく-きかい【化学機械】🔗⭐🔉
かがく-きかい クワ― [5][4] 【化学機械】
化学工業に用いる機械の総称。粉砕機・混合機・濾過(ロカ)機などがある。
かがく-きごう【化学記号】🔗⭐🔉
かがく-きごう クワ―ガウ [4] 【化学記号】
化学物質を示す記号。特に元素記号。
かがく-けつごう【化学結合】🔗⭐🔉
かがく-けつごう クワ―ガフ [4] 【化学結合】
原子やイオンが結び付いて分子や結晶を作る際の原子間の結合。普通,イオン結合・共有結合・配位結合・金属結合に大別されるが,実際の結合はこれらが混じりあったものと考えられる。
かがく-けん【化学圏】🔗⭐🔉
かがく-けん クワ― [3] 【化学圏】
大気圏のうち,上部成層圏と中間圏の称。太陽紫外線による光化学反応が起こるのでいう。
かがく-げんそ【化学元素】🔗⭐🔉
かがく-げんそ クワ― [4] 【化学元素】
ある特定の原子番号をもつ原子によって構成される物質種。元素。
かがく-こうがく【化学工学】🔗⭐🔉
かがく-こうがく クワ― [4] 【化学工学】
化学工業における工程の能率化とその収量の増大を図るため,主に化学工業プラントの設計・製作・運転に関する研究を行う工学の一部門。
かがく-こうぎょう【化学工業】🔗⭐🔉
かがく-こうぎょう クワ―ゲフ [4] 【化学工業】
化学反応によって各種の無機または有機化合物の製品を作り出す工業。ガラス・セメント・肥料・染料・石油・薬品・火薬・合成繊維・合成樹脂などの製造加工に関する各種工業がこれに属する。
かがく-ごうせい【化学合成】🔗⭐🔉
かがく-ごうせい クワ―ガフ― [4] 【化学合成】
(1)化学反応によって目的の化合物をつくること。
(2)細菌類が光合成によらないで,無機物質の酸化反応の結果生じるエネルギーを用いて,二酸化炭素から有機物を合成すること。
かがく-さよう【化学作用】🔗⭐🔉
かがく-さよう クワ― [4] 【化学作用】
物質が化合したり分解したりする働き。また,化学変化が起こす作用。
かがく-しき【化学式】🔗⭐🔉
かがく-しき クワ― [3] 【化学式】
物質の化学的組成と結合の様子を元素記号・数字などを用いて表す式。分子式・組成式・実験式・示性式・構造式などの総称。
かがく-しゅ【化学種】🔗⭐🔉
かがく-しゅ クワ― [3] 【化学種】
物質がもつ固有の物理・化学的性質によって他の物質と識別される物質種のこと。
かがく-じゅようき【化学受容器】🔗⭐🔉
かがく-じゅようき クワ― [5] 【化学受容器】
味・においなど化学的な刺激を感知する舌の味覚芽や鼻の嗅上皮。
かがく-じょうちゃくほう【化学蒸着法】🔗⭐🔉
かがく-じょうちゃくほう クワ―ハフ [7][0] 【化学蒸着法】
⇒シー-ブイ-ディー( CVD )
かがく-しんか【化学進化】🔗⭐🔉
かがく-しんか クワ―クワ [4] 【化学進化】
(1)原始地球上において生命が発生するまでの,メタンなどの単純な炭素化合物がタンパク質・核酸などの高度な化学反応システムへと発展していく過程。二〇世紀初頭に現れた考え方で,オパーリンらによって確立された。分子進化。
(2)宇宙に生じた元素から順次生成された化学物質がより新しい質や機能を獲得して変化していく過程。
かがく-しんわりょく【化学親和力】🔗⭐🔉
かがく-しんわりょく クワ― [6] 【化学親和力】
物質間の反応性の違いを説明するために考えられた古典的な概念。一三世紀頃から一九世紀まで,物質の質量・濃度,反応熱などが,化学親和力を表す尺度として提唱された。現在では,化学変化による自由エネルギーの減少値によって表される。親和力。
かがく-せん【化学線】🔗⭐🔉
かがく-せん クワ― [0] 【化学線】
紫外線のこと。赤外線を熱線と呼ぶのに対して,紫外線は,感光作用などの化学作用が強いことからいう。
かがく-せんい【化学繊維】🔗⭐🔉
かがく-せんい クワ―
[4] 【化学繊維】
石炭・石油などの原料から化学的に合成,または天然繊維を化学的に加工して作った繊維の総称。合成繊維・半合成繊維・再生繊維・無機繊維など。化繊。
[4] 【化学繊維】
石炭・石油などの原料から化学的に合成,または天然繊維を化学的に加工して作った繊維の総称。合成繊維・半合成繊維・再生繊維・無機繊維など。化繊。
かがく-たんさ【化学探査】🔗⭐🔉
かがく-たんさ クワ― [4] 【化学探査】
河川の水や土壌・岩石などの微量成分を分析して,資源の存在や地質構造を推定すること。地化学探査。
かがく-ちょうみりょう【化学調味料】🔗⭐🔉
かがく-ちょうみりょう クワ―テウミレウ [6] 【化学調味料】
鰹節(カツオブシ)・昆布などに含まれる,うまみのもととなる化学物質を,細菌を利用するなどして人工的に生産した調味料。イノシン酸・グルタミン酸ナトリウムなど。うまみ調味料。
かがく-てき【化学的】🔗⭐🔉
かがく-てき クワ― [0] 【化学的】 (形動)
化学に関連していること。物質の組成・性質・変化に関連していることを表す語。
かがく-てき-きそうせいちょうほう【化学的気相成長法】🔗⭐🔉
かがく-てき-きそうせいちょうほう クワ―キサウセイチヤウハフ [0]-[0] 【化学的気相成長法】
⇒シー-ブイ-ディー( CVD )
かがく-てき-さんそようきゅうりょう【化学的酸素要求量】🔗⭐🔉
かがく-てき-さんそようきゅうりょう クワ―サンソエウキウリヤウ 【化学的酸素要求量】
⇒シー-オー-ディー( COD )
かがく-てき-せいしつ【化学的性質】🔗⭐🔉
かがく-てき-せいしつ クワ― [0] 【化学的性質】
物質の化学変化に関連した性質。
かがく-でんたつぶっしつ【化学伝達物質】🔗⭐🔉
かがく-でんたつぶっしつ クワ― [8] 【化学伝達物質】
⇒神経伝達物質(シンケイデンタツブツシツ)
かがく-てんびん【化学天秤】🔗⭐🔉
かがく-てんびん クワ― [4] 【化学天秤】
化学分析の際の質量の測定に用いる精密な天秤。100グラムほどの物を1ミリグラムの精度で測定できる。
かがく-とうりょう【化学当量】🔗⭐🔉
かがく-とうりょう クワ―タウリヤウ [4] 【化学当量】
(1)酸素原子二分の1モルと化合する他の元素のグラム数。元素の一当量は原子量を原子価で割った値に等しい。
(2)酸として作用する水素原子1モルを含む酸の量およびこれを中和する塩基の量。
(3)水素原子1モルあるいは酸素原子二分の1モルまたは電子1モルを与えたり奪ったりする酸化剤および還元剤の量。
かがく-ねつりきがく【化学熱力学】🔗⭐🔉
かがく-ねつりきがく クワ― [7][6] 【化学熱力学】
液体・溶液などの状態や状態変化,および化学反応・化学平衡などを,熱力学を応用して研究する学問分野の一。
かがく-パルプ【化学―】🔗⭐🔉
かがく-パルプ クワ― [4] 【化学―】
砕木を水酸化ナトリウムや硫酸塩・亜硫酸塩などで化学的に処理して得られるパルプ。不純物が除去されるのでセルロース純度の高いものが得られ,上質紙や化学繊維の製造に用いられる。
→機械パルプ
かがく-はんのう【化学反応】🔗⭐🔉
かがく-はんのう クワ―オウ [4] 【化学反応】
物質が化学変化によって他の物質に変化していくこと,またその変化の過程。
かがく-はんのう-しき【化学反応式】🔗⭐🔉
かがく-はんのう-しき クワ―ハンオウ― [6] 【化学反応式】
化学反応を起こす物質と反応の結果生じる物質の種類およびそれらの間の量的な関係を化学式を用いて表す式。反応式。
かがく-ぶっしつ【化学物質】🔗⭐🔉
かがく-ぶっしつ クワ― [4] 【化学物質】
化学の研究対象となる物質。また,化学的方法によって人工的に合成された物質。
かがく-ぶっしつ-しんさきせいほう【化学物質審査規制法】🔗⭐🔉
かがく-ぶっしつ-しんさきせいほう クワ―シンサキセイハフ 【化学物質審査規制法】
「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」の通称。新しい化学物質を分解性,蓄積性,慢性毒性の観点から特定化学物質などに指定し,規制する。1973年(昭和48)制定。
かがく-ぶつりがく【化学物理学】🔗⭐🔉
かがく-ぶつりがく クワ― [6] 【化学物理学】
物性物理学の一部門。物質の分子構造や種々の物質に共通な性質などを量子論・統計力学などの物理学理論に基づいて研究する分野。
かがく-ぶんせき【化学分析】🔗⭐🔉
かがく-ぶんせき クワ― [4] 【化学分析】
化学的な手法により,物質を構成する原子や原子団・分子・同位体などの検出・確認,組成の決定,存在比や存在量の決定をすること。組成だけ決めるものを定性分析,その量的関係を決めるものを定量分析と呼ぶ。
かがく-へいき【化学兵器】🔗⭐🔉
かがく-へいき クワ― [4] 【化学兵器】
有毒化学剤をミサイル弾頭や砲弾に使用した兵器。
かがく-へいこう【化学平衡】🔗⭐🔉
かがく-へいこう クワ―カウ [4] 【化学平衡】
可逆反応において,正反応と逆反応との反応速度が等しくなり,見かけ上,化学変化が進行しなくなった状態。各成分の濃度または分圧の間には質量作用の法則が成立する。
かがく-へんか【化学変化】🔗⭐🔉
かがく-へんか クワ―クワ [4] 【化学変化】
物質の構成成分の原子間の結合に組み替えが起こり,もとの物質とは違う物質に変化すること。
→物理変化
かがく-ほうていしき【化学方程式】🔗⭐🔉
かがく-ほうていしき クワ―ハウテイ― [6] 【化学方程式】
⇒化学反応式(カガクハンノウシキ)
かがく-ポテンシャル【化学―】🔗⭐🔉
かがく-ポテンシャル クワ― [5] 【化学―】
系を構成するある成分1モルまたは一分子当たりのギブズ自由エネルギー。二相の化学ポテンシャルが異なるときには,化学ポテンシャルの大きい相から小さい相へ,粒子の移動が起こる。
→自由エネルギー
かがく-めっき【化学鍍金】🔗⭐🔉
かがく-めっき クワ― [4] 【化学鍍金】
金属イオンと次亜リン酸塩・ホルマリンなどの還元剤とを含む鍍金液中に,金属・プラスチック・ガラスなどを浸し,電気分解によらずに金属を析出させて鍍金する方法。電子回路のプリント基板の製造などに利用する。無電解鍍金。
かがく-やくひん【化学薬品】🔗⭐🔉
かがく-やくひん クワ― [4] 【化学薬品】
化学実験に用いることを目的とする薬品。工業薬品に対して比較的精製されたものをいう。
かがく-よう-たいせきけい【化学用体積計】🔗⭐🔉
かがく-よう-たいせきけい クワ― [0] 【化学用体積計】
薬品の調合・化学分析などで液体を定量し,また測定するガラス製器具。ピペット・ビュレット・メスシリンダーなど。
かがく-りょう【化学量】🔗⭐🔉
かがく-りょう クワ―リヤウ [3] 【化学量】
原子量・分子量・化学式量・化学当量,また質量・物質量,気体の体積など,物質の化学変化を定量的にとらえようとするときに用いる量。
かがく-りょうほう【化学療法】🔗⭐🔉
かがく-りょうほう クワ―レウハフ [4] 【化学療法】
化学的に合成した薬品や抗生物質を用いる治療法。
かがく-りょうほう-ざい【化学療法剤】🔗⭐🔉
かがく-りょうほう-ざい クワ―レウハフ― [6] 【化学療法剤】
人体に対し作用が小さく,病原微生物の活動力や繁殖を抑制・阻止する化学薬品。
かがく-りょう-ろん【化学量論】🔗⭐🔉
かがく-りょう-ろん クワ―リヤウ― [4] 【化学量論】
化学の基礎的・古典的な一部門。質量保存の法則・定比例の法則・倍数比例の法則・気体反応の法則・ファラデーの電気分解の法則などに関連して,物質の化学組成や化学変化を定量的に研究する。
か-ごう【化合】🔗⭐🔉
か-ごう クワガフ [0] 【化合】 (名)スル
二種以上の元素の原子が化学結合により結合すること。また,二種以上の純物質から一種類の純物質を生ずること。「水素と酸素が―して水になる」
かごう-ぶつ【化合物】🔗⭐🔉
かごう-ぶつ クワガフ― [2] 【化合物】
化合によってできた物質。各成分元素の性質とは別の性質を示す。
⇔単体
かごう-ぶつ-はんどうたい【化合物半導体】🔗⭐🔉
かごう-ぶつ-はんどうたい クワガフ―ハンダウタイ [0] 【化合物半導体】
半導体としての特性を示す化合物。ガリウムヒ素・ガリウムリンなど。シリコン・ゲルマニウムなどの元素半導体に対していう。
か・する【化する】🔗⭐🔉
か・する クワ― [2] 【化する】 (動サ変)[文]サ変 くわ・す
(1)形や性質が別のものに変わる。また,変わらせる。変える。「戦災で焦土と―・する」「荒れ地を―・して美田とする」
(2)影響を受けて変わる。同化する。また,導いて変わらせる。感化する。教化する。「徳をもって人を―・する」
け【化】🔗⭐🔉
け [1] 【化】
〔仏〕
(1)仏教に教え導くこと。教化。
(2)仏や菩薩(ボサツ)が教化のために,仮にさまざまの姿をとって現れること。
(3)死ぬこと。遷化。死。
け-えん【化縁】🔗⭐🔉
け-えん [0] 【化縁】
〔「げえん」とも〕
〔仏〕
(1)仏・菩薩が衆生(シユジヨウ)を教化する因縁。
(2)衆生のもつ教化されるべき縁。
け-げん【化現】🔗⭐🔉
け-げん [0] 【化現】 (名)スル
神仏などが姿を変えてこの世に現れること。化作(ケサ)。「利生菩薩の―して/海道記」
け-さ【化作】🔗⭐🔉
け-さ 【化作】 (名)スル
「化現(ケゲン)」に同じ。「阿弥陀仏の鸚鵡鳥と―して/今昔 4」
け-しゅ【化主】🔗⭐🔉
け-しゅ [1] 【化主】
〔仏〕
(1)〔衆生(シユジヨウ)を教化する主の意〕
仏。
(2)高徳の僧。
(3)真言宗新義派で,管長または寺の住職の敬称。
(4)仏道を説き,また寺院の費用にあてるため,寺院を出て人々に施物を請う禅僧。街坊(ガイボウ)。
け-しょう【化粧・仮粧】🔗⭐🔉
け-しょう ―シヤウ [2] 【化粧・仮粧】 (名)スル
(1)紅・白粉(オシロイ)などをつけて顔を美しく見せること。けそう。「うっすらと―する」
(2)表面だけをつくろい飾ること。また,その飾り。「差いた刀は―か伊達か/浄瑠璃・碁盤太平記」
(3)建物・器物などの外から見える部分。また,その部分に施す仕上げ・彩色など。
⇔野(ノ)
けしょう-の-いた【化粧の板】🔗⭐🔉
けしょう-の-いた ―シヤウ― [5] 【化粧の板】
胸板や,袖の冠板など,甲冑(カツチユウ)の金具廻(カナグマワ)りに接する箇所の小札(コザネ)に取りつける染め革で包んだ飾り板。
→大鎧(オオヨロイ)
け・す【化す】🔗⭐🔉
け・す 【化す】 (動サ変)
(1)形を変える。変化する。ばける。「―・して僧と成り給ひぬ/今昔 6」
(2)教え導く。教化する。化(カ)する。「寺に有りて諸(モロモロ)の人を―・し/今昔 7」
け-そう【化粧・仮粧】🔗⭐🔉
け-そう ―サウ 【化粧・仮粧】
「けしょう(化粧)」に同じ。「いみじう―し給へれば,常よりも美しう見え給ふ/大鏡(兼家)」
けそう・ず【化粧ず】🔗⭐🔉
けそう・ず ケサウ― 【化粧ず】 (動サ変)
化粧をする。けしょうず。「いとよう―・じてうちながめて/伊勢 23」
け-にょ【化女】🔗⭐🔉
け-にょ 【化女】
仏・菩薩が仮に女人の姿となって現れたもの。権化の女人。けじょ。
け-やく【化益】🔗⭐🔉
け-やく [0] 【化益】
〔仏〕 人々を仏道に導くことと,利益を与えること。
けらく-てん【化楽天】🔗⭐🔉
けらく-てん [2] 【化楽天】
〔仏〕 六欲天のうち,下から五番目の天。ここに生まれたものは,自ら楽しみの境地をつくって楽しみ,八百歳を一日として八千年の長寿を得るという。化天。化自楽天。化自在天。楽変化天。
け-わい【化粧・仮粧】🔗⭐🔉
け-わい ―ハヒ [2][0] 【化粧・仮粧】 (名)スル
けしょう。みづくろい。「かみけづり―する/田植草紙」
〔もと「気配」と同語〕
けわ・う【化粧ふ】🔗⭐🔉
けわ・う ケハフ 【化粧ふ】 (動ハ四)
〔「けはひ(化粧)」の動詞化〕
化粧する。「顔ヲ―・ウ/日葡」
のぶ-の-き【化香の樹】🔗⭐🔉
のぶ-の-き [1] 【化香の樹】
ノグルミの別名。
ばか・す【化かす】🔗⭐🔉
ばか・す [2] 【化かす】 (動サ五[四])
〔古くは「はかす」か〕
術を使ったりして心を迷わせ,正常な判断ができないようにする。「狐に―・される」「関守鳥の空音に―・されて/平家 4」
〔「化ける」に対する他動詞〕
[可能] ばかせる
ばけ【化け】🔗⭐🔉
ばけ [2] 【化け】
(1)化けること。姿を変えること。
(2)釣りで,擬餌鉤(ギジバリ)の一。鉤の軸に乾燥した魚皮・ビニール片・色糸などを巻き付けたもの。
(3)「ばけもの(化物)」の略。「どうでもこりやあ―だな/歌舞伎・御摂勧進帳」
(4)ごまかし。「またすぐ―を言ふわいの/仮名草子・難波鉦」
ばけ-がく【化学】🔗⭐🔉
ばけ-がく [2] 【化学】
化学(カガク)。同音の「科学」と区別していうための語。
ばけ-く【化け句】🔗⭐🔉
ばけ-く [2] 【化け句】
雑俳の冠付(カムリヅ)けの一手法。暗喩または暗示的な表現を用いた難解な付け方。例えば,浅草海苔で巻き鮨(ズシ)をする意を「金竜山(浅草寺の山号)で菩薩(飯の意)巻」とよむ類。天保(1830-1844)期に大坂で流行。
ばけ-ねこ【化け猫】🔗⭐🔉
ばけ-ねこ [0] 【化け猫】
人などに化ける魔力のある猫。猫の妖怪。
ばけ-の-かわ【化けの皮】🔗⭐🔉
ばけ-の-かわ ―カハ [5] 【化けの皮】
素姓や真実を隠し装っている外見。「―をはぐ」「―がはがれる」
ばけのかわ=を現(アラワ)・す🔗⭐🔉
――を現(アラワ)・す
正体をあらわす。本性をあらわす。
ばけ-もの【化け物】🔗⭐🔉
ばけ-もの [3][4] 【化け物】
(1)異様な姿・形をして,化け現れたもの。妖怪変化。おばけ。「―が出た」
(2)普通の人間とは思われない能力をもっている人。
ばけもの-やしき【化け物屋敷】🔗⭐🔉
ばけもの-やしき [5] 【化け物屋敷】
化け物が出るといわれる家。おばけ屋敷。
ば・ける【化ける】🔗⭐🔉
ば・ける [2] 【化ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ば・く
(1)本来の姿をかえて別のものになる。特に,狐などが姿をかえる。「狐が美女に―・ける」
(2)化粧や変装によって普段とは異なる様子になる。「僧に―・けて落ちのびる」「おもては―・けたるにこそ/宇津保(国譲下)」
(3)全く別のものに変わる。「授業料が下宿代に―・けた」
〔「化かす」に対する自動詞〕
ふ・く【老く・化く】🔗⭐🔉
ふ・く 【老く・化く】 (動カ下二)
⇒ふける(老・化)
ふ・ける【老ける・化ける】🔗⭐🔉
ふ・ける [2] 【老ける・化ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ふ・く
〔「ふける(更)」と同源〕
(1)年をとる。また,年よりじみる。「母もここ二,三年で,急に―・けた」「年のわりに―・けて見える」「年ガ―・ケタ/日葡」
(2)古くなって品質が悪くなる。「苗木でも―・けた土では育たぬものぢや/思出の記(蘆花)」
かがく【化学】(和英)🔗⭐🔉
かがく【化学】
chemistry.→英和
〜(上)の chemical.→英和
〜的に chemically.→英和
‖化学記号(式,方程式) a chemical symbol (formula,equation).化学工業 chemical industry.化学者 a chemist.化学戦 chemical warfare.化学繊維 a synthetic[chemical]fiber.化学調味料 a chemical seasoning (stuff).化学肥料 a chemical fertilizer.化学兵器 a chemical weapon.化学変化(反応) a chemical change (reaction).化学薬品[製品]chemicals.化学療法 chemotherapy.
かごう【化合】(和英)🔗⭐🔉
かごう【化合】
chemical combination.〜する combine.→英和
‖化合物 a (chemical) compound.
かする【化する】(和英)🔗⭐🔉
けしょう【化粧】(和英)🔗⭐🔉
ばかす【化かす】(和英)🔗⭐🔉
ばける【化ける】(和英)🔗⭐🔉
ばける【化ける】
turn oneself;disguise oneself(変装).
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