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いざさわけ-の-かみ【去来紗別神】🔗⭐🔉
いざさわけ-の-かみ 【去来紗別神】
福井県敦賀(ツルガ)市の気比(ケヒ)神宮の祭神。太子時代の応神天皇と名を交換し,そのお礼に魚を献上した。気比大神。御食津大神(ミケツオオカミ)。
いな・す【往なす・去なす】🔗⭐🔉
いな・す [0][2] 【往なす・去なす】 (動サ五[四])
(1)相撲で,相手が突進してくるのを片手で相手の肩口を横に突きながら急にかわして,相手の態勢を崩す。「―・されてよろける」
(2)相手の追及・攻撃などをはぐらかすようにあしらう。「質問を適当に―・す」
(3)去らせる。追い払う。「―・したものが行かいで何とせう/狂言記・文山賊」
(4)離縁する。実家に帰す。「気にいらいで―・した嫁/浄瑠璃・宵庚申(下)」
(5)ばかにする。悪口を言う。「いや―・さにやならぬ/歌舞伎・韓人漢文」
[可能] いなせる
いに-がけ【往に掛け・去に掛け】🔗⭐🔉
いに-がけ 【往に掛け・去に掛け】
行くついで。いきがけ。
い・ぬ【去ぬ・往ぬ】🔗⭐🔉
い・ぬ 【去ぬ・往ぬ】
■一■ (動ナ変)
(1)行く。行ってしまう。去る。「おのが行かまほしき所へ―・ぬ/竹取」
(2)時が過ぎ去る。「あはれ今年の秋も―・ぬめり/千載(雑上)」
(3)死ぬ。「うち嘆き妹が―・ぬれば/万葉 1809」
(4)くさる。悪くなる。「鉄は―・んでいやせぬか/洒落本・箱枕」
■二■ (動ナ四)
〔■一■ の四段化。近世中期以降の語〕
(1)(関西地方で)立ち去る。帰る。「早う―・ね」
(2){■一■}に同じ。「わしや―・ぬ事はいやぢや
/歌舞伎・三十石」


いぬる【往ぬる・去ぬる】🔗⭐🔉
いぬる 【往ぬる・去ぬる】 (連体)
〔動詞「いぬ(往)」の連体形から〕
過ぎ去った。去る。「―十余日のほどより/源氏(若紫)」
きょきょ-げつ【去去月】🔗⭐🔉
きょきょ-げつ [2] 【去去月】
先月の前の月。先先月(センセンゲツ)。
きょきょ-じつ【去去日】🔗⭐🔉
きょきょ-じつ [2] 【去去日】
昨日の前の日。一昨日。おととい。
きょきょ-ねん【去去年】🔗⭐🔉
きょきょ-ねん [2] 【去去年】
去年の前の年。一昨年。おととし。
きょ-げつ【去月】🔗⭐🔉
きょ-げつ [1] 【去月】
〔「きょがつ」とも〕
先月。「―下旬俄かに帰り来れる時/不如帰(蘆花)」
きょ-さい【去歳】🔗⭐🔉
きょ-さい [1][0] 【去歳】
(1)去年。昨年。[日葡]
(2)過ぎ去った年。往年。むかし。
きょ-しゅう【去秋】🔗⭐🔉
きょ-しゅう ―シウ [0] 【去秋】
去年の秋。昨秋。
きょ-しゅう【去就】🔗⭐🔉
きょ-しゅう ―シウ [0] 【去就】
(1)去ることと留(トド)まること。
(2)事に際してとる態度。進退。「首相の―が注目される」「―を決しかねる」
きょ-しゅん【去春】🔗⭐🔉
きょ-しゅん [0] 【去春】
去年の春。昨春。
きょ-しょ【去所】🔗⭐🔉
きょ-しょ [1] 【去所】
〔「去」は行く意〕
行くところ。「来るに来所なく去るに―を知らず/倫敦塔(漱石)」
きょ-しょう【去声】🔗⭐🔉
きょ-しょう ―シヤウ [0] 【去声】
(1)漢字の四声(シセイ)の一。仄声(ソクセイ)に属する。現代中国の北京音では,高い音調から急に下がるように発音する。第四声。きょせい。
(2)日本漢字音や国語アクセントの声調の一。上昇調に発音するもの。
きょ-せい【去声】🔗⭐🔉
きょ-せい [0] 【去声】
⇒きょしょう(去声)
きょ-せい【去勢】🔗⭐🔉
きょ-せい [0] 【去勢】 (名)スル
(1)動物の雄や人間の男子から精巣を取り除くか,その機能をなくすこと。広義には,雌雄を問わず生殖腺を除去すること。その結果,生殖不能や二次性徴の退化が起こる。食肉用の牛・豚や鶏に対して行うと,脂肪の多い柔らかい肉が得られる。使役用の家畜に行うと性質が温順になる。「―された牛」
(2)人から反抗心や気力を奪うこと。「―された思想」「―者」
きょ-たん【去痰・
痰】🔗⭐🔉
きょ-たん [0] 【去痰・
痰】
喉頭(コウトウ)または気管にたまっている痰を取り除くこと。

きょたん-やく【去痰薬】🔗⭐🔉
きょたん-やく [2] 【去痰薬】
痰の排出を促進し,呼吸をしやすくして二次的に咳(セキ)を鎮める薬。吐根・セネガ・キキョウなど。
きょ-とう【去冬】🔗⭐🔉
きょ-とう [0] 【去冬】
去年の冬。昨冬。
きょ-ねん【去年】🔗⭐🔉
きょ-ねん [1] 【去年】
今の年の前の年。昨年。「―の正月」
きょ-らい【去来】🔗⭐🔉
きょ-らい [0] 【去来】 (名)スル
去ることと来ること。行ったり来たりすること。また,思い浮かんだり消えたりすること。「この間の出来事が脳裏に―する」
きょらい【去来】🔗⭐🔉
きょらい 【去来】
⇒向井(ムカイ)去来
きょらい-しょう【去来抄】🔗⭐🔉
きょらい-しょう ―セウ 【去来抄】
俳論書。四巻。向井去来著。1702年から1704年の間に成立。1775年刊。芭蕉と門人たちの句評・俳諧本質論・俳諧作法などを「先師評」「同門評」「故実」「修行」の四分に分けて記す。ただし,そのうち「故実」編のみ出版されなかった。土芳の「三冊子」と並び,芭蕉俳論を知る重要な資料。
きょ-りゅう【去留】🔗⭐🔉
きょ-りゅう ―リウ [0] 【去留】
去ることと留まること。「いまだ―を決すること能はざるなり/日乗(荷風)」
こ-ぞ【去年】🔗⭐🔉
こ-ぞ [1] 【去年】
(1)昨年。きょねん。特に,年の始めに前年を振り返って使われることが多い。[季]新年。「―見てし秋の月夜は照らせども/万葉 211」
(2)昨夜。一説に,今夜。きぞ。「我が泣く妻を―こそは安く肌触れ/古事記(下)」
こぞ=今年(コトシ)🔗⭐🔉
――今年(コトシ)
年初にあたり,行く年来る年を感慨を込めていう語。[季]新年。《―貫く棒の如きもの/虚子》
さら-ず【去らず・避らず】🔗⭐🔉
さら-ず 【去らず・避らず】 (連語)
〔動詞「さる(去・避)」の未然形に打ち消しの助動詞「ず」の付いたもの〕
(1)避けることができないで。仕方なく。「―まかりぬべければ/竹取」
(2)去らせないで。放さないで。「あながちにお前―もてなさせ給ひし程に/源氏(桐壺)」
さり-がた・し【避り難し・去り難し】🔗⭐🔉
さり-がた・し 【避り難し・去り難し】 (形ク)
(1)捨て去りにくい。別れにくい。離れられない。「―・き妻(メ)・をとこ持ちたるものは/方丈記」
(2)避けることがむずかしい。のがれにくい。「人間の儀式,いづれの事か―・からぬ/徒然 112」
(3)断りにくい。辞退しにくい。「―・き餞(ハナムケ)などしたるは,さすがに打ち捨て難くて/奥の細道」
さり-きらい【去り嫌い】🔗⭐🔉
さり-きらい ―キラヒ [0] 【去り嫌い】
(1)連歌・俳諧で,一巻の中に類似の言葉や事物を近接して用いること(差し合い)のないように定めた規定のこと。例えば,「草」と「木」を三句以上隔てるなど。
→差し合い
(2)すききらい。えり好み。「―がある食物をお気をつけられい/滑稽本・浮世風呂(前)」
さり-じょう【去り状・避り状】🔗⭐🔉
さり-じょう ―ジヤウ [0][2] 【去り状・避り状】
(1)夫が離縁する旨を記して妻に渡す文。室町時代以降,女は去り状がないと再婚できなかった。離縁状。三行半(ミクダリハン)。さりぶみ。
(2)中世,土地などの権利を放棄し,他人にゆだねる旨を明記した文書。さりぶみ。
さり-ぶみ【去り文・避り文】🔗⭐🔉
さり-ぶみ 【去り文・避り文】
⇒去(サ)り状(ジヨウ)
さ・る【去る・避る】🔗⭐🔉
さ・る [1] 【去る・避る】 (動ラ五[四])
□一□(自動詞)
(1)今までいた場所・地位を離れる。「故郷を―・るのは忍びない」「三〇年勤めた会社を―・る」「社長の職を―・る」「台風が―・ったあとの青空」
(2)ある時期が過ぎる。過ぎ去る。「夏が―・って秋になる」「私の青春はもう―・ってしまった」
(3)ある状態・事態がなくなる。「危険は―・った」「一難―・ってまた一難」「痛みが―・らない」
(4)へだたる。(ア)空間的に,ある場所から遠くへだたっている。距離がある。「都を―・ること二百里」「理想を―・ることはなはだしい」(イ)時間的に,ある時点から過去へさかのぼる。「今を―・ること三百年」
→去る(連体)
(5)(サ変動詞の連用形に付いて)すっかり…する。「無視し―・る」
(6)(季節や時を表す語について)ある季節・時期になる。「秋―・らば黄葉(モミチ)の時に春―・らば花の盛りに/万葉 3993」
→夕さる
(7)進行する。変化する。「たとひ時移り事―・り/古今(仮名序)」
□二□(他動詞)
(1)遠ざける。しりぞける。なくなす。「俗念を―・る」「迷いを―・る」
(2)妻を離縁する。「妻を―・る」「―・られるのは女の恥だのって/化銀杏(鏡花)」
(3)避ける。よける。「道も―・りあへず花ぞ散りける/古今(春)」
(4)辞退する。ことわる。「いとことに―・り聞え給へるを/源氏(紅葉賀)」
(5)連歌や連句で,句をへだてる。
→去らず
[慣用] 世を―
去る者は追わず🔗⭐🔉
去る者は追わず
〔春秋公羊伝(隠公二年)「来者勿
拒,去者勿
追」〕
去ってゆく者は無理に引き止めない。


去る者は日日に疎(ウト)し🔗⭐🔉
去る者は日日に疎(ウト)し
〔文選(古詩十九首)〕
死んだ者のことは月日がたつに従って次第に忘れ,また親しかった者も遠ざかれば,次第に交情が薄れる。
さん-ぬる【去んぬる】🔗⭐🔉
さん-ぬる 【去んぬる】 (連体)
〔「去りぬる」の転〕
過ぎ去った。去る。「又―十三日神輿射奉りし武士六人/平家 1」「―五月十日に帰国」
〔現代語では文章語的な言い方〕
きょしゅう【去就】(和英)🔗⭐🔉
きょしゅう【去就】
one's attitude.〜に迷う be at a loss how to act.
きょせい【去勢】(和英)🔗⭐🔉
きょねん【去年】(和英)🔗⭐🔉
きょねん【去年】
last year.〜の今日 this day last year.
きょらい【去来する】(和英)🔗⭐🔉
きょらい【去来する】
come and go;recur.→英和
さる【去る】(和英)🔗⭐🔉
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