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いな・す【▽往なす・▽去なす】🔗⭐🔉
いな・す【▽往なす・▽去なす】

他五
〔主に関西地方で〕帰らせる。去らす。
「子供を家に━」
相撲で、身をかわして相手の体勢をくずす。
「つっぱりを━・して前みつを取る」
攻撃や追及を軽くあしらう。
「反論を━・して本題に入る」
いなせる








い・ぬ【▽往ぬ・▽去ぬ】🔗⭐🔉
い・ぬ【▽往ぬ・▽去ぬ】

自ナ変
〔古〕
行ってしまう。去る。
「いずこにか━・にける」
◇五段活用に転じて西日本の方言に残る。「さっさと━・ね」
時が過ぎ去る。
「はや十年ととせや━・ぬる」
死ぬ。
「━・にし嬰児みどりご」







きょ【去】🔗⭐🔉
きょ【去】
(造)
たちさる。遠く離れていく。
「━就・━年」
「逝━・退━」
とりのぞく。なくす。
「━勢」
「消━・撤━」
漢字の四声の一つ。
「━声きょしょう」





きょ‐げつ【去月】🔗⭐🔉
きょ‐げつ【去月】

名
前の月。先月。




きょ‐しゅう【去就】━シウ🔗⭐🔉
きょ‐しゅう【去就】━シウ

名
去ることと、とどまること。進退。また、どのように身を処するかの態度。
「首相の━が注目される」




きょ‐しょう【去声】キョシャウ🔗⭐🔉
きょ‐しょう【去声】キョシャウ

名
漢字の四声の一つ。発音の最初が高く、あとが急激に下がるもの。きょせい。




きょ‐せい【去勢】🔗⭐🔉
きょ‐せい【去勢】

名・他サ変
動物の生殖腺を取り去って生殖機能を失わせること。
主体性や気持ちの張りを根底から失わせること。
「管理社会によって━された現代人」
◇多く受け身の形で使う。






きょ‐たん【去▼痰(▼
▼痰)】🔗⭐🔉
きょ‐たん【去▼痰(▼
▼痰)】

名
気管・気管支にたまった痰を取り除くこと。
「━薬・━剤」





きょ‐ねん【去年】🔗⭐🔉
きょ‐ねん【去年】

名
今年ことしを基準として、前の年。昨年。




きょ‐らい【去来】🔗⭐🔉
こ【去】🔗⭐🔉
こ【去】
(造)
時間が過ぎ去る。
「━年こぞ」
「過━」


こ‐ぞ【
去年
】🔗⭐🔉
こ‐ぞ【
去年
】

名
〔古〕去年。昨年。
「━の秋」






さり‐きらい【去り嫌い】━キラヒ🔗⭐🔉
さり‐きらい【去り嫌い】━キラヒ

名
連歌・俳諧のきまりの一つ。単調さを避けるために、同季・同語・類似の語などを続けて、または近接して用いないこと。




さり‐じょう【去り状】━ジャウ🔗⭐🔉
さり‐じょう【去り状】━ジャウ

名
離縁状。三行半みくだりはん。




さ・る【去る】🔗⭐🔉
さ・る【去る】

動五

自
ある場所や所属・地位などを離れる。また、そこを離れてよそへ行く。
「その場[職場・首相の座]を━」
「彼女は私の手の届かぬところに━・ってしまった」
「台風が太平洋上に━」
「若くして世を━(=死ぬ)」
本来は、移動する意で、離れる意にも近づく意にもいった。→
《多く「…を━こと」の形で、後に距離や時間を表す数値を伴って》空間的・時間的に隔たる意を表す。
「東京を南に━こと二〇〇キロ」
「事件は今を━(=さかのぼる)五年前に起こった」
◇やや古風な言い方。
ある季節・時期が遠のく。過ぎ去る。
「秋が━・って冬になる」
「幼年期が━と記憶も鮮明になってくる」
今まであったある状態(特に、危機的な状況や精神的苦痛)がなくなる。消える。
「ピンチ[痛み]が━」
「喜びが━・って悲しみが来る」
「一難━・ってまた一難」
心を占めていた想念や記憶がなくなる。
「病気のことが一瞬たりとも念頭を━・らない」
仏教で、修行の妨げとなるような想念から遠ざかる。離れる。避ける。
「煩悩を━・って涅槃ねはんに入る」
◇〜ヲを
対象
(取り去る意)と解して、他動詞とすることもできる。→
〔古〕時・季節などが近づく。めぐってくる。
「夕━・れば小倉の山に鳴く鹿は…
舒明天皇・万葉集
」

他
〔古い言い方で〕離して遠くへやる。遠ざける。
「妻を━(=離縁する)」
「悪友を━」
有害・無益だとして遠ざけたり取り除いたりする。なくなるようにする。取り去る。捨て去る。
「雑念を━・って勉強する」
「華(=虚飾)を━・り実(=質実)に就く」
「日に当てて水けを━」
◇→
《動詞の連用形に付いて複合動詞を作る》すっかり…する。…しつくす。
「葬り━・消し━・忘れ━」
「消え━・逃げ━」
去れる



































【去る者は追わず】🔗⭐🔉
【去る者は追わず】
去り行く者はしいて引きとめようとはしないということ。
「━、来たる者は拒まず」
【去る者は日々ひびに疎うとし】🔗⭐🔉
【去る者は日々ひびに疎うとし】
親しく交わった人でも、遠ざかると次第に交情が薄れるものだということ。また、死んだ人は年月がたつに従って次第に忘れられるものだということ。
◇『文選』に「去る者日に以て疎し、生くる者は日に以て親ちかし」とあるのによる。
さる【去る】🔗⭐🔉
さる【去る】

連体
過ぎ去った。
「━九月八日」




さん‐ぬる【去んぬる】🔗⭐🔉
さん‐ぬる【去んぬる】

連体
過ぎ去った。去る。
「━八月一五日の正午」
◇「去りぬる」の転。




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