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くに-たみ【国民・国人】🔗🔉

くに-たみ [0] 【国民・国人】 〔「くにひと」が後嵯峨天皇の諱(イミナ)「邦仁」に通ずるので言いかえたという〕 こくみん。

こく-みん【国民】🔗🔉

こく-みん [0] 【国民】 (1)国家を構成する成員。また,その国の国籍をもつ人々。国家の統治の主体として国政に参加する地位にある場合は「公民」,君主国などにおいて統治の客体である場合には「臣民」とも呼ばれる。 (2)平安時代,国衙領(コクガリヨウ)の民をいう。 (3)中世,大和国春日社・興福寺領内で末社の神主をつとめていた地侍。

こくみん-いりょうひ【国民医療費】🔗🔉

こくみん-いりょうひ ―イレウ― [6] 【国民医療費】 国民全体が一年間に傷病治療のために医療機関に支払った費用の総額。診療報酬額・薬剤支給額のほか健康保険などで支払われる看護費などを含む。

こくみん-えいよしょう【国民栄誉賞】🔗🔉

こくみん-えいよしょう ―シヤウ [7] 【国民栄誉賞】 広く各界各層の国民に敬愛される人柄をもち,かつ広く国民に親しみのある分野で前人未到の業績をあげ,社会に明るい希望と話題を与えた人に贈られる賞。1977年(昭和52)創設。

こくみん-かいぎ-は【国民会議派】🔗🔉

こくみん-かいぎ-は ―クワイギ― 【国民会議派】 現代インドの保守政党。1885年開催の国民会議に起源をもつ。初期の対英協調から次第に民族意識を強め,第一次大戦以後,ガンジーやネールの指導のもとに独立運動を展開,1947年の独立後インド連邦政府の与党として政権を担当。

こくみん-かいねんきん【国民皆年金】🔗🔉

こくみん-かいねんきん [7] 【国民皆年金】 すべての国民がなんらかの公的年金制度の適用を受けている状態。わが国では,1961年(昭和36)の国民年金制度の実施により実現。皆年金。

こくみん-かいへい【国民皆兵】🔗🔉

こくみん-かいへい [0] 【国民皆兵】 国民すべてが兵役に服し,戦う義務のあること。

こくみん-かいほけん【国民皆保険】🔗🔉

こくみん-かいほけん [7] 【国民皆保険】 すべての国民がなんらかの公的な医療保険制度に加入している状態。日本国民は政府管掌保険・組合管掌保険・各種共済組合・船員保険・国民健康保険のうち,いずれかに加入することになっている。皆保険。

こくみん-がくは【国民楽派】🔗🔉

こくみん-がくは [5] 【国民楽派】 一九世紀にボヘミア・ロシア・北ヨーロッパから起こった音楽運動。西ヨーロッパの技法・様式を踏襲しつつ,自国の民族性を主張・表現しようとするもの。

こくみん-かくめい【国民革命】🔗🔉

こくみん-かくめい [5] 【国民革命】 中国国民党によって実践された革命。一般に1924年の国民党の改組,第一次国共合作から北伐の完成までの時期をいう。第一次国内革命戦争。

こくみん-かくめいぐん【国民革命軍】🔗🔉

こくみん-かくめいぐん 【国民革命軍】 1925年に結成された中国国民党の軍隊。反帝・反封建をめざす北伐戦争の主力となった。

こくみん-がっこう【国民学校】🔗🔉

こくみん-がっこう ―ガクカウ [5] 【国民学校】 1941年(昭和16)から47年までの日本の初等普通教育機関の名称。「国民学校令」に基づき,従来の小学校を改称し,初等科六年,高等科二年を義務教育年限とした。

こくみん-ぎかい【国民議会】🔗🔉

こくみん-ぎかい ―クワイ [5] 【国民議会】 フランスにおける議会の名。 (1)フランス革命における最初の議会。1789年,三部会の身分別審議・票決に反対する第三身分議員を中心に成立。 (2)普仏戦争後,第二帝政が崩壊したのちボルドーで開会した議会。1875年の憲法を制定し第三共和制を確定した。 (3)第二次大戦後の第四共和制・第五共和制下の議会。

こくみん-きゅうかむら【国民休暇村】🔗🔉

こくみん-きゅうかむら ―キウカ― [0] 【国民休暇村】 環境庁の指導のもとに設置・運営される,国民のためのレクリエーション施設。海や山,スキーなどが楽しめる国立・国定公園内の景勝地にあり,宿泊設備をもつ。

こくみん-ぎゆうたい【国民義勇隊】🔗🔉

こくみん-ぎゆうたい 【国民義勇隊】 太平洋戦争末期の1945年(昭和20)3月,防空および空襲被害の復旧などに全国民を動員するために作られた組織。

こくみん-きょうかい【国民協会】🔗🔉

こくみん-きょうかい ―ケフクワイ 【国民協会】 (1)1892年(明治25)官僚出身の代議士を中心として組織された団体。政府擁護の立場をとり,1899年帝国党となる。 (2)1933年(昭和8),日本主義を主唱する赤松克麿らにより結成された文化運動の団体。37年に日本革新党となる。

こくみん-きょうどう-とう【国民協同党】🔗🔉

こくみん-きょうどう-とう ―ケフドウタウ 【国民協同党】 1947年(昭和22),協同民主党と国民党が合同して結成した中間派政党。議会主義,協同主義を掲げ,片山・芦田両内閣に参加。50年,日本民主党野党派と合同して国民民主党を結成,解党。

こくみん-きんゆう-こうこ【国民金融公庫】🔗🔉

こくみん-きんゆう-こうこ [9] 【国民金融公庫】 1949年(昭和24),庶民金庫・恩給金庫を承継して発足した全額政府出資の金融機関。他の金融機関から融資を受けるのが困難な零細企業や国民大衆に事業資金を貸し付けることを目的とする。

こくみん-きんろうどういん-れい【国民勤労動員令】🔗🔉

こくみん-きんろうどういん-れい ―キンラウドウンレイ 【国民勤労動員令】 太平洋戦争末期,労働力根こそぎ動員と空襲時の要員確保のための勅令。1945年(昭和20)3月公布。国民徴用令・労務調整令・女子挺身勤労令など五勅令を廃止・統合し内容を強化した。

こくみん-ぐん【国民軍】🔗🔉

こくみん-ぐん [3] 【国民軍】 (1)広く国民によって編制される一国の軍隊。傭兵(ヨウヘイ)軍に対していう。 (2)フランスで1789年,市民が自衛のため組織した軍隊。主として治安維持にあたった。 (3)旧日本軍において,国民兵によって編制された軍隊。戦時に,地域の治安維持・警備にあたった。

こくみん-けいざい【国民経済】🔗🔉

こくみん-けいざい [5] 【国民経済】 一国を単位とする経済活動。同一の貨幣金融制度・経済政策・社会制度のもとに営まれるもの。個別経済や国際経済に対していう。

こくみん-けいざいけいさん【国民経済計算】🔗🔉

こくみん-けいざいけいさん [9] 【国民経済計算】 一国の経済活動の循環過程や相互関係などを,企業会計と同様な手法で包括的に記録する計算体系。現在では1968年に国連が提示した新 SNA と呼ばれる方式が標準的。社会会計。 →新 SNA

こくみん-けんこうほけん【国民健康保険】🔗🔉

こくみん-けんこうほけん ―ケンカウ― [9] 【国民健康保険】 被用者の健康保険の適用を受けない農民や自営業者などに対して実施される健康保険。1958年(昭和33)制定の国民健康保険法に基づくもので,保険者は市町村および特別区または国民健康保険組合。国保。

こくみん-こうえん【国民公園】🔗🔉

こくみん-こうえんン [5] 【国民公園】 国が設置・管理する公園で,都市公園・自然公園以外のもの。皇居外苑・新宿御苑・京都御苑がある。

こくみん-こうかい【国民公会】🔗🔉

こくみん-こうかい ―クワイ [5] 【国民公会】 フランス革命期,立法議会にかわって開かれた議会。1792年に普通選挙で成立。共和制を宣言し,ルイ一六世を処刑。ジャコバン派が指導権を握りジロンド派を追放したが,総裁政府成立により解散。

こくみん-こっか【国民国家】🔗🔉

こくみん-こっか ―コクカ [5] 【国民国家】 封建制の身分制的枠組みを破り国民的同一性を基礎として成立した近代的中央集権国家。近代国家。民族国家。

こくみん-しゅぎ【国民主義】🔗🔉

こくみん-しゅぎ [5] 【国民主義】 国民的統一のもとに国民の政治への参加による近代国家の形成・発展を目指す立場。ナショナリズム。

こくみん-しゅくしゃ【国民宿舎】🔗🔉

こくみん-しゅくしゃ [6] 【国民宿舎】 厚生年金保険などの積立金から地方自治体が還元融資を得て建てた宿泊施設。

こくみん-しゅけん【国民主権】🔗🔉

こくみん-しゅけん [0][5] 【国民主権】 ⇒主権在民(シユケンザイミン)

こくみん-じゅんせいさん【国民純生産】🔗🔉

こくみん-じゅんせいさん [7] 【国民純生産】 〔net national product〕 国民総生産から資本減耗分を差し引いたもの。一定期間内(通常は一年間)に国民経済が作り出した生産物の純価値を示す。NNP 。

こくみん-しょとく【国民所得】🔗🔉

こくみん-しょとく [5] 【国民所得】 一国において一定期間(通常一年間)に新たに生み出された価値(付加価値)の総額。生産・分配・支出のそれぞれの観点から生産国民所得・分配国民所得・支出国民所得の三つの分類の仕方がある。国民純生産から間接税を引き補助金を加えた額に等しい。

こくみん-しんさ【国民審査】🔗🔉

こくみん-しんさ [5] 【国民審査】 国民が直接に公務員あるいは法律を審査する制度。日本では最高裁判所の裁判官に対して,衆議院選挙の際に行われ,有効投票の過半数が罷免を可とする時,その裁判官は罷免される。

こくみん-せい【国民性】🔗🔉

こくみん-せい [0] 【国民性】 価値観・行動様式・気質などに関して,ある国民に共通して見られる特徴。

こくみん-せいかつセンター【国民生活―】🔗🔉

こくみん-せいかつセンター ―セイクワツ― 【国民生活―】 国民生活センター法(1970年制定)により設立された特殊法人。国民生活に関する情報の提供・調査研究を行うことを目的とし,普及啓発事業・相談事業・商品テスト事業などを行う。

こくみん-せいかつはくしょ【国民生活白書】🔗🔉

こくみん-せいかつはくしょ ―セイクワツ― [9] 【国民生活白書】 経済企画庁が毎年発表する国民生活全般についての年次報告書。消費者物価指数・家計調査・給与統計・雇用統計など,生活の諸側面から国民生活の実態を解明する。

こくみん-せいしんそうどういん-うんどう【国民精神総動員運動】🔗🔉

こくみん-せいしんそうどういん-うんどう ―セイシンソウドウン― [5]-[7] 【国民精神総動員運動】 日中戦争開始後第一次近衛内閣により行われた国民を戦争に協力させるための運動。1937年(昭和12)挙国一致・尽忠報国・堅忍持久を目標に国民精神総動員中央連盟・大政翼賛会などが推進。

こくみん-せいとう【国民政党】🔗🔉

こくみん-せいとう ―タウ [5] 【国民政党】 特定の階層の利益を代表するのでなく,国民全体の利害を代表し,行動することを標榜している政党。

こくみん-せいふ【国民政府】🔗🔉

こくみん-せいふ [5] 【国民政府】 中国国民党の指導下に組織された政府。正式には中華民国国民政府。1925年広州に樹立。北伐の途中,南京政府と武漢政府に分裂したが,蒋介石のもとに統一された。49年,内戦に敗れて台湾に逃れた。

こくみん-せんせん【国民戦線】🔗🔉

こくみん-せんせん [5] 【国民戦線】 フランスのファシスト諸団体が,人民戦線に対抗して,1935年組織した連合組織。

こくみん-そうししゅつ【国民総支出】🔗🔉

こくみん-そうししゅつ [7] 【国民総支出】 〔gross national expenditure〕 支出面から国民総生産をとらえたもの。一定期間(通常一年間)に政府・企業・国民が消費や投資に支出した総額と経常海外余剰の合計。GNE 。

こくみん-そうせいさん【国民総生産】🔗🔉

こくみん-そうせいさん [7] 【国民総生産】 〔gross national product〕 一国において一定期間(通常一年間)に生産された財貨・サービスを市場価格によって評価した総計。ただし,企業間で売買される原材料は除く。一国の経済の大きさを測る尺度となる。GNP 。

こくみん-たいいくたいかい【国民体育大会】🔗🔉

こくみん-たいいくたいかい ―タイクワイ [9] 【国民体育大会】 アマチュアリズムとスポーツ精神を高揚し,国民の健康増進と体力向上を図り,あわせて地方スポーツの振興を目的として,毎年,都道府県対抗で行われる総合競技大会。冬季・夏季・秋季に分けて行われる。1946年(昭和21),第一回大会。国体。

こくみん-ちょうよう-れい【国民徴用令】🔗🔉

こくみん-ちょうよう-れい 【国民徴用令】 1939年(昭和14),国家総動員法に基づいて公布・施行された勅令。戦時における労働力確保のため,強制的に国民を徴用することを目的とした。45年廃止。

こくみん-てき【国民的】🔗🔉

こくみん-てき [0] 【国民的】 (形動) 国民全体にかかわるさま。「―な英雄」「―論議をおこす」

こくみん-とう【国民党】🔗🔉

こくみん-とう ―タウ 【国民党】 (1)「立憲国民党」に同じ。 (2)「中国国民党」に同じ。

こくみん-とうひょう【国民投票】🔗🔉

こくみん-とうひょう ―ヘウ [5] 【国民投票】 議員その他の公務員の選挙以外の国政の重要な事項について,国民一般が行う投票。日本国憲法は,憲法改正についてこれを認めている。 →レファレンダム

こくみん-ねんきん【国民年金】🔗🔉

こくみん-ねんきん [5] 【国民年金】 国民の老齢・障害・死亡に関して必要な給付を行う年金制度。1959年(昭和34)制定の国民年金法により設けられ,被用者年金の被保険者以外の者を対象としたが,86年からの基礎年金を柱とする新制度により,満二〇歳以上六〇歳未満の者を被保険者とする。給付には,老齢基礎年金・障害基礎年金・遺族基礎年金と付加年金・寡婦年金・死亡一時金がある。

こくみん-ねんきん-ききん【国民年金基金】🔗🔉

こくみん-ねんきん-ききん [9] 【国民年金基金】 自営業者など国民年金加入者に対する基礎年金の上乗せ年金制度。被用者の加入している厚生年金などとの格差是正のため,1992年(平成3)創設。

こくみん-の-しゅくじつ【国民の祝日】🔗🔉

こくみん-の-しゅくじつ 【国民の祝日】 日本国民の祝祭日。旧来の祝祭日に代わって1948年(昭和23)7月制定され,この後増加して一三の祝日がある。元日・成人の日(一月一五日)・建国記念の日(二月一一日)・春分の日・みどりの日(四月二九日)・憲法記念日(五月三日)・こどもの日(五月五日)・敬老の日(九月一五日)・秋分の日・体育の日(一〇月一〇日)・文化の日(一一月三日)・勤労感謝の日(一一月二三日)・天皇誕生日(一二月二三日)。海の日(七月二〇日)は,1996年(平成8)より施行。 →国民の祝日[表]

こくみん-はつあん【国民発案】🔗🔉

こくみん-はつあん [5] 【国民発案】 ⇒イニシアチブ

こくみん-ふく【国民服】🔗🔉

こくみん-ふく [3] 【国民服】 1940年(昭和15)国民の着用すべきものとして制定された服。軍服に似た形の男子服のほか,女性(女学生)用のものもあった。

こくみん-ふくし-しひょう【国民福祉指標】🔗🔉

こくみん-ふくし-しひょう ―シヘウ [8] 【国民福祉指標】 〔net national welfare〕 国民の福祉水準を測る指標。国民総生産( GNP )から軍備など福祉に役立たない部分を控除し,福祉に不可欠な余暇・家事労働などを加算したもの。国民純福祉。NNW 。

こくみん-ふたんりつ【国民負担率】🔗🔉

こくみん-ふたんりつ [6] 【国民負担率】 租税負担額と社会保障負担額の合計の,国民所得に対する割合。

こくみん-ぶんがく【国民文学】🔗🔉

こくみん-ぶんがく [5] 【国民文学】 一国の国民性・民族性がよく表された,その国特有の文学。また,その国で最も広く愛読されている,その国を代表する文学。

こくみん-へい【国民兵】🔗🔉

こくみん-へい [3] 【国民兵】 国民兵役に編入された者。

こくみん-へいえき【国民兵役】🔗🔉

こくみん-へいえき [5] 【国民兵役】 旧兵役の一種。常備兵役を終えた者および補充兵役を終えた者が服する第一国民兵役と,常備兵役・後備兵役・補充兵役および第一国民兵役にはいらない年齢一七歳から四五歳までの者が服する第二国民兵役とに分かれていた。

こくみん-ほけんたいそう【国民保健体操】🔗🔉

こくみん-ほけんたいそう ―タイサウ [8] 【国民保健体操】 ラジオ体操の正式名。

こくみん-しんぶん【国民新聞】🔗🔉

こくみん-しんぶん 【国民新聞】 1890年(明治23)徳富蘇峰が創刊した日刊新聞。平民主義を掲げて出発したが,のち国権主義に転じた。1942年(昭和17)「都新聞」と合併,「東京新聞」となった。

こくみんのとも【国民之友】🔗🔉

こくみんのとも 【国民之友】 評論雑誌。徳富蘇峰の民友社が1887年(明治20)創刊,98年廃刊。平民主義を掲げて急速な成長をとげたが,蘇峰が国権主義に転身するに及び衰退した。

かいへい【国民皆兵制度】(和英)🔗🔉

かいへい【国民皆兵制度】 the universal conscription system.

こくみん【国民】(和英)🔗🔉

こくみん【国民】 a nation;→英和 a people;→英和 <米>a citizen (一人);→英和 <英>a subject (一人).→英和 〜の national.→英和 ‖国民栄誉賞 the National Medal of Honor.国民休暇村 a People's Holiday Village.国民金融公庫 the People's Finance Corporation.国民健康保険 the national health insurance.国民祝日 a national holiday.国民純生産 the net national product.国民性 the national character[traits].(年間)国民総所得 the national income.国民総生産 the gross national product.国民体育大会 ⇒国体.国民投票a plebiscite;a (national) referendum.国民年金 a national pension.

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