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さば【娑婆】🔗🔉

さば 【娑婆】 「しゃば(娑婆)」に同じ。「―の外の岸にいたりて/源氏(若菜上)」

さら【娑羅・沙羅】🔗🔉

さら [1] 【娑羅・沙羅】 娑羅双樹(ソウジユ)の異名。

さら-じゅ【娑羅樹・沙羅樹】🔗🔉

さら-じゅ [2] 【娑羅樹・沙羅樹】 (1)娑羅双樹(サラソウジユ)の異名。 (2)植物ナツツバキの異名。

さら-そうじゅ【娑羅双樹・沙羅双樹】🔗🔉

さら-そうじゅ ―サウジユ [3] 【娑羅双樹・沙羅双樹】 〔梵 la〕 (1)〔「しゃらそうじゅ」とも〕 インド,クシナガラ城外,娑羅の林の中,釈迦の病床の四方に二本ずつ相対して生えていたという娑羅の木。釈迦が入滅した時,鶴のように白く枯れ変じたという。沙羅。娑羅樹。 →鶴林(カクリン) (2)フタバガキ科の常緑高木。インド原産。高さ30メートルに達する。葉は長円形。花は淡黄色で小さく,大形の円錐花序につく。材は堅く建材などとし,樹脂はワニスの原料,果実は食用。シャラソウジュ。シャラノキ。 (3)ツバキ科のナツツバキの通称。シャラノキ。

さら-りん【娑羅林】🔗🔉

さら-りん [2] 【娑羅林】 ⇒しゃらりん(娑羅林)

しゃば【娑婆】🔗🔉

しゃば [0] 【娑婆】 〔梵 sah「堪忍」「忍土」「忍界」と訳す〕 (1)〔仏〕 他の諸仏が教化する仏国土に対し,釈迦が教化するこの世界。娑婆世界。娑界。 (2)人間の世界。この世。俗世間。 (3)(軍隊・刑務所内や遊郭など)自由が束縛されている世界に対して,その外の束縛のない自由な世界。

しゃば=で見た弥三郎(ヤサブロウ)🔗🔉

――で見た弥三郎(ヤサブロウ) 〔弥三郎を,弥次郎・弥十郎というものもある〕 知っている人に対し,知らぬふりをすること。「―殿の御礼,先づ御祝儀/浮世草子・一代男 7」

しゃば-いらい【娑婆以来】🔗🔉

しゃば-いらい 【娑婆以来】 久しぶりに会った時にいう挨拶言葉。江戸の通人が用いた。「―是はと反りかへり/柳多留 3」

しゃば-け【娑婆気】🔗🔉

しゃば-け [0] 【娑婆気】 〔「しゃばき」とも〕 現世に執着する心。また,俗世間の利益・名誉にとらわれる心。しゃばっけ。「矢張り―もあり欲気もある/吾輩は猫である(漱石)」

しゃば-せかい【娑婆世界】🔗🔉

しゃば-せかい 【娑婆世界】 「娑婆{(1)}」に同じ。「―にて何事かせしと問はるれば/宇治拾遺 8」

しゃば-っ-け【娑婆っ気】🔗🔉

しゃば-っ-け [0] 【娑婆っ気】 「しゃばけ(娑婆気)」に同じ。「―が多い」「いい年をして―な/歌行灯(鏡花)」

しゃば-ふさぎ【娑婆塞ぎ】🔗🔉

しゃば-ふさぎ [3] 【娑婆塞ぎ】 〔「しゃばふさげ」とも〕 生きていても何の役にも立たず,ただ場所をふさいでいるにすぎないこと。また,そのような人。しゃばふさげ。ごくつぶし。

しゃら【娑羅・沙羅】🔗🔉

しゃら [1] 【娑羅・沙羅】 (1)「娑羅双樹」の略。 (2)ナツツバキの異名。 〔「沙羅の花」は [季]夏〕

しゃら-じゅ【娑羅樹】🔗🔉

しゃら-じゅ [2] 【娑羅樹】 「さらじゅ(娑羅樹)」に同じ。

しゃら-そうじゅ【娑羅双樹】🔗🔉

しゃら-そうじゅ ―サウ― [3] 【娑羅双樹】 「さらそうじゅ(娑羅双樹){(1)}」に同じ。「―の花の色,盛者必衰のことはりをあらはす/平家 1」

しゃら-りん【娑羅林】🔗🔉

しゃら-りん [2] 【娑羅林】 〔「さらりん」とも〕 (1)娑羅樹の林。特に釈迦入滅の地である娑羅樹の林をいう。 (2)今様の法文歌(ホウモンノウタ)の謡い方で,しめやかに謡うもの。

しゃば【娑婆】(和英)🔗🔉

しゃば【娑婆】 this world.娑婆気worldly desires.

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