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さ‐ば【×娑婆】🔗🔉

さ‐ば【×娑婆】しゃば(娑婆)」に同じ。「―のほかの岸(=彼岸)に至りてとくあひ見む」〈源・若菜下〉

さら【×娑羅・×沙羅】🔗🔉

さら【×娑羅・×沙羅】 《梵laの音写》「娑羅双樹(さらそうじゆ)」の略。しゃら。

さら‐じゅ【×娑羅樹】🔗🔉

さら‐じゅ【×娑羅樹】 娑羅双樹の別名。

さら‐そうじゅ【×娑羅双樹】‐サウジユ🔗🔉

さら‐そうじゅ【×娑羅双樹】‐サウジユ フタバガキ科の常緑高木。高さ約三〇メートルに及び、葉は光沢のある大きな卵形。花は淡黄色で小さい。材は堅く、建築・器具用。樹脂は瀝青(チヤン)の代用となり、種子から油をとる。インドの原産。さらのき。さらじゅ。しゃらそうじゅ。釈迦がインドのクシナガラ城外のバッダイ河畔で涅槃(ねはん)に入った時、四方にあったという同根の二本ずつの娑羅樹。入滅の際には、一双につき一本ずつ枯れたという。しゃらそうじゅ。ナツツバキの俗称。

さら‐りん【×娑羅林】🔗🔉

さら‐りん【×娑羅林】 娑羅の木の茂った林。特に、釈迦の入滅した娑羅の林。しゃらりん。今様(いまよう)の一種で、法文(ほうもん)の歌と同じく和讚の曲節でうたうもの。しゃらりん。

しゃば【×娑婆】🔗🔉

しゃば【×娑婆】 《梵sahの音写。忍土・堪忍土などと訳す》仏語。釈迦が衆生(しゆじよう)を救い教化する、この世界。煩悩(ぼんのう)や苦しみの多いこの世。現世。娑婆世界。刑務所・兵営などにいる人たちが、外の自由な世界をさしていう語。「―の空気」「―に出る」

娑婆で見た弥三郎🔗🔉

娑婆で見た弥三郎 知っている人なのに、知らないふりをすること。弥三郎は、弥次郎・弥十郎などともいう。「この世の人とも思はれず、―殿の御礼」〈浮・一代男・七〉

しゃば‐いらい【×娑婆以来】🔗🔉

しゃば‐いらい【×娑婆以来】 久しぶりに会ったときに使うあいさつの語。江戸時代、通人仲間で用いた。また、特に遊郭内で知人に出会ったときにも用いた。「―是(これ)は是はとそり返り」〈柳多留・三〉

しゃば‐け【×娑婆気】🔗🔉

しゃば‐け【×娑婆気】 現世に執着する心。世俗的な名誉や利益を求める心。しゃばき。しゃばっけ。「―を起こす」「―が抜けない」

しゃば‐せかい【×娑婆世界】🔗🔉

しゃば‐せかい【×娑婆世界】娑婆」に同じ。「―の思ひ出にとて」〈平家・三〉

しゃばっ‐け【×娑婆っ気】🔗🔉

しゃばっ‐け【×娑婆っ気】しゃばけ(娑婆気)」に同じ。

しゃば‐ふさぎ【×娑婆×塞ぎ】🔗🔉

しゃば‐ふさぎ【×娑婆×塞ぎ】 生きているというだけで、なんの役にも立たないこと。また、その人。しゃばふさげ。「(よめご)にあかるる身となり、一日も―」〈浮・織留・一〉

しゃら【×娑羅・×沙羅】🔗🔉

しゃら【×娑羅・×沙羅】 さら(沙羅)

しゃら‐じゅ【×娑羅樹】🔗🔉

しゃら‐じゅ【×娑羅樹】 さらじゅ(娑羅樹)

しゃら‐そうじゅ【×娑羅双樹】‐サウジユ🔗🔉

しゃら‐そうじゅ【×娑羅双樹】‐サウジユ さらそうじゅ(娑羅双樹)

しゃら‐の‐き【×娑羅の△樹】🔗🔉

しゃら‐の‐き【×娑羅の樹】 さらじゅ(娑羅樹)」に同じ。ナツツバキの別名。

しゃら‐りん【×娑羅林】🔗🔉

しゃら‐りん【×娑羅林】 さらりん(娑羅林)

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[音]サ    シャ [部首]女 [総画数]10 [コード]区点    5316      JIS   5530      S‐JIS 9B4F [難読語] →しゃら【娑羅・沙羅】ラサ【Lhasa】

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