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こ【子・児】🔗⭐🔉
こ 【子・児】
■一■ [0] (名)
(1)人間や動物から,生まれ出るもの。特に,生まれ出て間もないもの。
⇔親
「―を生む」「腹に―を持った鮭」「犬の―」
〔動物の場合「仔」とも書く〕
(2)まだ一人前になっていない人間。年少の男女。「都会の―は体力が劣る」「小さな女の―」
(3)両親の間に生まれた人。また,縁組により,その間に生まれたものと同じように養われている人。
⇔親
「―を思う親の心」「伯父夫婦の―になる」
(4)(親しみの気持ちで)若い女性をいう語。芸子をさす場合もある。「会社の女の―」「あの店はいい―がそろっている」
(5)キリスト教で,キリストのこと。みこ。
(6)もととなるものから分かれ出たもの。また,従属的なもの。「竹の―」「元も―もない」「―会社」
(7)愛する人。また,親しみを感ずる人。「はしきやし逢はぬ―故にいたづらに宇治川の瀬に裳裾濡らしつ/万葉 2429」「熊白檮(クマカシ)が葉を髻華(ウズ)に挿せその―/古事記(中)」
(8)鳥の卵。「あてなるもの…かりの―/枕草子 42」
■二■ (接尾)
上の語との間に促音が入ることもある。
(1)名詞や動詞の連用形に付いて,その仕事をしている人,そのことに当たる人,そのような状態の人,そのためのものなどの意を表す。「売り―」「売れっ―」「馬―」「振り―」「背負(シヨイ)―」
(2)特に女性のする動作や仕事に付けて,それをする人が若い娘であることを表す。「踊り―」「お針―」
(3)名詞に付いて,そのような状態・性質の子供である意を表す。「ひとりっ―」「いじめっ―」「だだっ―」
(4)小さなものに付けて,愛称とする。「ひよ―」「ひよっ―」「砂―」
(5)その場所や時代に生まれ育った人であることを表す。「江戸っ―」「団地っ―」「大正っ―」
(6)女性の名に付けて,それが女子であることを表す。平安時代以降,明治の頃までは身分の高い女性の名に用いた。「花―」「春―」
(7)人に対する親愛の気持ちを表す。古く人名や人を表す語に付けて,男女ともに用いた。「小野妹―」「我妹(ワギモ)―」「背―」
こ=で子にならぬほととぎす🔗⭐🔉
――で子にならぬほととぎす
〔ホトトギスは卵を他の鳥の巣に産みつけてその鳥に育てさせるということから〕
養い子は結局は実の子ではないというたとえ。
こ=は鎹(カスガイ)🔗⭐🔉
――は鎹(カスガイ)
子に対する愛情によって,夫婦の間が緊密になり,夫婦の縁がつなぎとめられるということ。
こ=は三界(サンガイ)の首枷(クビカセ)・(クビツカセ)🔗⭐🔉
――は三界(サンガイ)の首枷(クビカセ)・(クビツカセ)
〔「三界」はすべての世界の意〕
親は子に対する愛情に引かされて,一生自由を束縛されてしまうということ。
こ=を思う鶴(ツル)🔗⭐🔉
――を思う鶴(ツル)
〔鶴は子を思う心が強いといわれることから〕
母親の我が子への強い愛のたとえ。
→焼け野の雉(キギス)夜の鶴
こ=を棄(ス)つる藪(ヤブ)はあれど身を棄つる藪はなし🔗⭐🔉
――を棄(ス)つる藪(ヤブ)はあれど身を棄つる藪はなし
生活に困ると最愛の子供でもすてるけれども,自分の身だけはすてることができない。
こ=を見ること親に如(シ)かず🔗⭐🔉
――を見ること親に如(シ)かず
子の性質や才能は,親が一番よく知っている。子を知る者は親。
こ=を持って知る親の恩🔗⭐🔉
――を持って知る親の恩
自分が親となり子育ての苦労を経験して,初めて親のありがたさが分かるものだ。
こ-いも【子芋】🔗⭐🔉
こ-いも [0] 【子芋】
(1)里芋の親芋についた小さい芋。芋の子。[季]秋。《三日月の頃より肥ゆる―かな/正岡子規》
(2)里芋の別名。
こ-うし【小牛・子牛・犢】🔗⭐🔉
こ-うし [0] 【小牛・子牛・犢】
〔古くは「こうじ」〕
牛の子。
こ-がいしゃ【子会社】🔗⭐🔉
こ-がいしゃ ―グワイシヤ [2] 【子会社】
親会社に従属し,その支配を受ける会社。商法上は資本参加の形態をとる従属関係についてのみいう。
⇔親会社
こ-がらす【小烏・子烏】🔗⭐🔉
こ-がらす [2] 【小烏・子烏】
(1)小さなカラス。
(2)カラスの子。[季]夏。
(3)平家の重宝と伝える剣の名。小烏丸。現在,御物と飛騨国分寺と二振り伝わる。
こ-ぎみ【小君・子君】🔗⭐🔉
こ-ぎみ 【小君・子君】
(1)貴族の年少者に対する愛称。「またの日,―召したれば/源氏(帚木)」
(2)なじみの遊女。
⇔小夫(コヅマ)
「某が伯父にて候ひしが―にて候ひき/沙石 7」
こ-ぐま【小熊・子熊】🔗⭐🔉
こ-ぐま [0] 【小熊・子熊】
小さな熊。また,こどもの熊。
こ-ざる【小猿・子猿】🔗⭐🔉
こ-ざる [0] 【小猿・子猿】
〔古くは「こさる」〕
(1)小さい猿。また,猿の子。
(2)「小猿鉤(カギ)」の略。
こ-そだて【子育て】🔗⭐🔉
こ-そだて [2] 【子育て】 (名)スル
子を育てること。育児。
こ-ども【子供】🔗⭐🔉
こ-ども [0] 【子供】
〔「ども」は複数を表す接尾語〕
(1)自分の得た息子や娘。古くは複数をいった。「―は三人おります」「瓜食(ハ)めば―思ほゆ/万葉 802」
(2)小児。児童。
⇔大人
「―は大人の半額の料金」
(3)幼稚なこと。「することが―で困る」
(4)江戸時代,舞台に立つほか,色を売った年少の歌舞伎俳優。歌舞伎子。陰間(カゲマ)。子供衆。
(5)遊郭の禿(カブロ)。
(6)抱え主が,抱えの芸者や娼妓(シヨウギ)をいう語。また,岡場所の女郎。子供衆。
(7)自分より若い人たちに親しんで呼びかける語。「いざ―野蒜(ノビル)摘みに蒜摘みに/古事記(中)」
こども=隠された鬼子母神(キシモジン)のよう🔗⭐🔉
――隠された鬼子母神(キシモジン)のよう
大切なものを失って,狼狽(ロウバイ)しているさま。
→鬼子母神
こども=子供している🔗⭐🔉
――子供している
いかにも子供っぽい様子である。
こども=の喧嘩(ケンカ)に親が出る🔗⭐🔉
――の喧嘩(ケンカ)に親が出る
子供どうしの喧嘩に,親が加勢をする。力のあるものが小事に干渉するたとえ。また,おとなげないことのたとえ。
こども=の使い🔗⭐🔉
――の使い
要領を得ない使いをたとえていう語。
こども=の根問(ネド)い🔗⭐🔉
――の根問(ネド)い
子供が根ほり葉ほり質問すること。
こども=は風の子🔗⭐🔉
――は風の子
子供が冬の寒風もいとわずに,元気に戸外で遊ぶことをいうたとえ。
こども-あつかい【子供扱い】🔗⭐🔉
こども-あつかい ―アツカヒ [4] 【子供扱い】 (名)スル
(1)大人を子供のように軽く扱うこと。軽くあしらうこと。「―されて不愉快だ」
(2)子供の世話をし,面倒を見ること。育児。「あまたの―におのづから忘れ草摘みてむ/源氏(浮舟)」
こども-かい【子供会】🔗⭐🔉
こども-かい ―クワイ [3] 【子供会】
地域の児童・生徒の組織。また,その活動。スポーツ・学習・奉仕などの活動を通じて児童・生徒の自主的な成長を図るもの。
こども-ぎ【子供気】🔗⭐🔉
こども-ぎ [3] 【子供気】
子供心。童心。
こども-きょうげん【子供狂言】🔗⭐🔉
こども-きょうげん ―キヤウ― [4] 【子供狂言】
⇒子供芝居(コドモシバイ)
こども-ぐみ【子供組】🔗⭐🔉
こども-ぐみ [0] 【子供組】
村落内部の年齢集団の一。七歳ぐらいから若者組加入前の一四,五歳までの子供によって構成される。小正月の道祖神祭り・鳥追い,また亥の子・十日夜(トオカンヤ)などに活躍する。
こども-ごころ【子供心】🔗⭐🔉
こども-ごころ [4] 【子供心】
大人の世界の感情や考え方が理解できない子供の心。幼くて純真な,また単純な心。「父の死は―にも悲しいことと分かった」
こども-しゅう【子供衆】🔗⭐🔉
こども-しゅう [3][0] 【子供衆】
(1)子供たち。また,他人の子供を敬っていう語。「こなたには―が多うござるによつて/狂言・布施無経(虎寛本)」
(2)「子供{(4)}」に同じ。「―は俺ばかりか/浮世草子・禁短気」
(3)「子供{(6)}」に同じ。「こちの―程よう眠たがる衆はない程にの/洒落本・
閣秘言」

こども-だまし【子供騙し】🔗⭐🔉
こども-だまし [4] 【子供騙し】
子供をだますように単純で幼稚な事。相手をばかにしたような方法。「そんな―には乗らない」
こども-ぢゃや【子供茶屋】🔗⭐🔉
こども-ぢゃや 【子供茶屋】
子供{(4)}をあげて遊ぶ茶屋。陰間(カゲマ)茶屋。子供屋。子供宿。
こども-の-けんりじょうやく【子どもの権利条約】🔗⭐🔉
こども-の-けんりじょうやく ―デウヤク 【子どもの権利条約】
⇒児童(ジドウ)の権利条約
こども-べや【子供部屋】🔗⭐🔉
こども-べや [0] 【子供部屋】
(1)子供が使用する部屋。子供のための部屋。
(2)江戸深川の遊里で,娼妓(シヨウギ)や陰間(カゲマ)のたむろする部屋。
こども-や【子供屋】🔗⭐🔉
こども-や 【子供屋】
(1)江戸時代,「子供{(4)}」に男色を売らせた家。子供茶屋。子供宿。
(2)江戸深川の遊里で,女郎の置屋。
こども-やど【子供宿】🔗⭐🔉
こども-やど 【子供宿】
「子供屋{(1)}」に同じ。「島原の揚屋,四条の―/浮世草子・胸算用 3」
こども-じ・みる【子供染みる】🔗⭐🔉
こども-じ・みる [5] 【子供染みる】 (動マ上一)
(大人が)子供のように見える。子供っぽい。「―・みた振る舞い」
こどもっ-ぽ・い【子供っぽい】🔗⭐🔉
こどもっ-ぽ・い [5] 【子供っぽい】 (形)
いかにも子供のようである。また,子供ではないのに思考・言動・表情・服装などが子供のように幼い。「―・い服装」「―・い話し方」「―・く笑う」
[派生] ――さ(名)
こどものじょうけい【子供の情景】🔗⭐🔉
こどものじょうけい ―ジヤウケイ 【子供の情景】
〔原題 (ドイツ) Kinderszenen〕
シューマンのピアノ小品集。1838年作曲。全一三曲。第七曲「トロイメライ」は特に有名。
こども-らし・い【子供らしい】🔗⭐🔉
こども-らし・い [5] 【子供らしい】 (形)[文]シク こどもら・し
子供の言動・性質・思考などがいかにも子供のようである。「―・い発想」「―・く振る舞う」
[派生] ――さ(名)
こ-めか・し【子めかし】🔗⭐🔉
こ-めか・し 【子めかし】 (形シク)
子供っぽい。あどけない。おっとりしている。「―・しうらうたげなりしはさばかりの並みには類あらじ/浜松中納言 2」
こ-め・く【子めく】🔗⭐🔉
こ-め・く 【子めく】 (動カ四)
(1)子供っぽく見える。「衣(キヌ)脱ぎかけたるやうだい,ささやかにいみじう―・いたり/堤中納言(花桜)」
(2)鷹揚(オウヨウ)である。おっとりしている。「本性は,いと静かに心よく―・き給へる人の/源氏(真木柱)」
こ-やす【子安】🔗⭐🔉
こ-やす 【子安】
(1)子を楽に産むこと。安産。「―のお守/滑稽本・浮世風呂 2」
(2)「子安神」「子安観音」「子安地蔵」などの略。
(3)「子安貝」の略。
こやす-がい【子安貝】🔗⭐🔉
こやす-がい ―ガヒ [3] 【子安貝】
タカラガイ科に属する大形の巻貝の俗称。特に,ハチジョウダカラをさすことが多い。殻は卵形で光沢があって厚く堅い。古くから,安産のお守りとされた。
こやす-がみ【子安神】🔗⭐🔉
こやす-がみ [3] 【子安神】
安産・子授け・子育ての無事を祈願する神。木花開耶姫(コノハナサクヤヒメ)など。また,子安観音・子安地蔵をもさす。子安。こやすのかみ。
こやす-かんのん【子安観音】🔗⭐🔉
こやす-かんのん ―クワンオン [4] 【子安観音】
安産をかなえ,幼児の無事を守るとされる観世音菩薩。子安。
こやす-こう【子安講】🔗⭐🔉
こやす-こう ―カウ [0] 【子安講】
既婚の若い女性が集まって子安神を祀(マツ)り,安産を祈る行事。一九日に行われることが多く十九夜講ともいう。関東地方にみられる。
こやす-じぞう【子安地蔵】🔗⭐🔉
こやす-じぞう ―ヂザウ [4] 【子安地蔵】
安産をかなえるといわれる地蔵尊。子安。
こやす-の-き【子安の木】🔗⭐🔉
こやす-の-き [5] 【子安の木】
トベラ科の常緑低木。兵庫県・岡山県の山地に生える。葉は,楕円形でまばらに互生し,枝頂には輪生状につく。五月頃,枝頂に黄色五弁花が数個つく。ヒメシキミ。
こ-ろ【子ろ】🔗⭐🔉
こ-ろ 【子ろ】
〔上代東国方言。「ろ」は接尾語〕
「子ら」に同じ。「昨夜(キソ)こそば―とさ寝しか/万葉 3522」
こをつれて【子をつれて】🔗⭐🔉
こをつれて 【子をつれて】
小説。葛西善蔵作。1918年(大正7)「早稲田文学」に発表。貧しい小説家が家賃滞納で立ち退きを迫られ,二人の子を連れて街をさまようさまを,瓢逸(ヒヨウイツ)味と詩情をもって描く。
こをとろ-ことろ【子を捕ろ子捕ろ】🔗⭐🔉
こをとろ-ことろ [0]-[0] 【子を捕ろ子捕ろ】
⇒ことろことろ
し【子】🔗⭐🔉
し [1] 【子】
■一■ (名)
(1)こ。こども。
(2)五等爵の第四。子爵。
(3)独自の思想・理論をもって一家をなした人。有徳の人。特に,孔子。「―のたまわく」
(4)漢籍の分類法である四部(経・史・子・集)の一。経書以外の諸子百家の書,農学・芸術・宗教に関する書物など。
■二■ (代)
二人称。自分と同程度の相手をさす。古めかしい言い方。君。「―の考えやいかん」
■三■ (接尾)
(1)動作性の名詞に付いて,そのことをもっぱら行う男子の意を表す。「読書―」「編集―」
(2)古く,貴族の女子の名に添えて用いる。「光明―」「式―内親王」
(3)名前の下に付けて親しみの意を表す。「やや点兵衛―,どうなすつた/滑稽本・浮世風呂 4」
(4)自分の名の下に付けて,卑下する意を表す。「芭蕉―/芭蕉書簡」
(5)助数詞。碁石,特に置き碁のとき置く石を数えるのに用いる。「三―置く」
し-いん【子音】🔗⭐🔉
し-いん [0] 【子音】
〔consonant〕
言語音の分類の一。発音に際して発音器官のどこかで閉鎖,摩擦・せばめなど,呼気の妨げがある音。声帯の振動を伴うか否かにより,有声子音(g, z, d, b など)と無声子音(k, s, t, p など)に分けられる。父音。しおん。
⇔母音
しいん-こうたい【子音交替】🔗⭐🔉
しいん-こうたい ―カウ― [4] 【子音交替】
子音の音韻変化にかかわる諸現象。調音点・調音様式・音源の三点から整理し得る。日本語では,ミラ→ニラ,ヘミ→ヘビ,タレ→ダレなどがそれぞれの例となる。子音推移。
→母音(ボイン)交替
し-いん【子院・支院・枝院】🔗⭐🔉
し-いん ―
ン [1][0] 【子院・支院・枝院】
(1)「塔頭(タツチユウ)」に同じ。
(2)本寺に属する寺院。末寺。

しか【子夏】🔗⭐🔉
しか 【子夏】
孔門十哲の一人。姓は卜(ボク),名は商,子夏は字(アザナ)。礼の形式を重んじ,礼の精神を重んずる子游(シユウ)の学派と対立。文学に長じた。生没年未詳。
し-き【子規】🔗⭐🔉
し-き [1][2] 【子規】
ホトトギスの異名。
しき【子規】🔗⭐🔉
しき 【子規】
⇒正岡(マサオカ)子規
しき-き【子規忌】🔗⭐🔉
しき-き [2] 【子規忌】
正岡子規の忌日。九月一九日。糸瓜忌(ヘチマキ)。獺祭忌(ダツサイキ)。
し-きゅう【子宮】🔗⭐🔉
し-きゅう [0] 【子宮】
単孔類以外の哺乳動物の雌性生殖器の一部。内膜は性周期や妊娠により変化を繰り返す。また,受精卵は子宮の壁に着床し発育する。人間では小骨盤腔の中央にあり,鶏卵大の茄子(ナス)形。
しきゅう-がい-にんしん【子宮外妊娠】🔗⭐🔉
しきゅう-がい-にんしん ―グワイ― [6] 【子宮外妊娠】
受精卵が子宮腔以外の場所(卵管・卵巣・腹腔)に着床して発育する妊娠。卵管妊娠がほとんどで,妊娠初期に流産や卵管破裂を起こし,激しい下腹痛とともに多量の出血を来す。
しきゅう-がん【子宮癌】🔗⭐🔉
しきゅう-がん [2] 【子宮癌】
子宮に発生する癌腫。子宮頸癌と子宮体癌とに分けられる。
しきゅう-きんしゅ【子宮筋腫】🔗⭐🔉
しきゅう-きんしゅ [4] 【子宮筋腫】
子宮にできる腫瘍(シユヨウ)の一種。多くは平滑筋から生じ,良性。
しきゅう-けいかん【子宮頸管】🔗⭐🔉
しきゅう-けいかん ―クワン [4] 【子宮頸管】
子宮の一部で,その下方三分の一ほどの円柱状の部分。膣に開口する。この部分に機能的弛緩(シカン)があると,妊娠中期に流産することが多い。頸管。
しきゅう-けいがん【子宮頸癌】🔗⭐🔉
しきゅう-けいがん [4] 【子宮頸癌】
子宮癌のうち,子宮頸部に発生するもの。子宮癌の大多数を占める。
しきゅう-こうくつ【子宮後屈】🔗⭐🔉
しきゅう-こうくつ [4] 【子宮後屈】
正常な状態では前傾・前屈である子宮が後方に屈曲している状態。
しきゅう-たいがん【子宮体癌】🔗⭐🔉
しきゅう-たいがん [4] 【子宮体癌】
子宮癌のうち,子宮体部の内膜に発生するもの。
しきゅう-だつ【子宮脱】🔗⭐🔉
しきゅう-だつ [2] 【子宮脱】
子宮の一部または全部が,膣口外に脱出するもの。
しきゅう-ないまく-えん【子宮内膜炎】🔗⭐🔉
しきゅう-ないまく-えん [7] 【子宮内膜炎】
子宮壁最内層の粘膜(子宮内膜)の炎症。大部分は分娩・流産後の細菌感染が原因。
しきゅう-ないまく-しょう【子宮内膜症】🔗⭐🔉
しきゅう-ないまく-しょう ―シヤウ [0] 【子宮内膜症】
子宮内膜組織が本来の部位以外で発育増殖するもの。卵巣をはじめ子宮周辺の臓器に多くみられる。
しきゅう-ない-リング【子宮内―】🔗⭐🔉
しきゅう-ない-リング [6] 【子宮内―】
〔intrauterine contraceptive device〕
避妊のため,子宮腔内に入れておく円板状・輪状などの形をした特殊な器具。卵の着床を妨げる。子宮内避妊器具。避妊リング。IUD 。
ね【子】🔗⭐🔉
ね-いみ【子忌み】🔗⭐🔉
ね-いみ 【子忌み】
「子(ネ)の日の遊び」に同じ。
ね-の-ひ【子の日】🔗⭐🔉
ね-の-ひ [2] 【子の日】
〔「ねのび」とも〕
(1)暦の上で「子」にあたる日。特に,正月の最初の「子」にあたる日。
(2)「子の日の遊び」の略。「御―がてらも参り給へかし/宇津保(嵯峨院)」
(3)「子の日の松」の略。
ねのひ-の-あそび【子の日の遊び】🔗⭐🔉
ねのひ-の-あそび 【子の日の遊び】
昔,正月の初子(ハツネ)の日に野に出て小松を引き,若菜を摘んで千代を祝った行事。小松引き。子忌み。
ねのひ-の-えん【子の日の宴】🔗⭐🔉
ねのひ-の-えん 【子の日の宴】
昔,宮中で,正月の初子の日に公卿(クギヨウ)などを招いて催した宴。
ねのひ-の-まつ【子の日の松】🔗⭐🔉
ねのひ-の-まつ 【子の日の松】
子の日の遊びに引く松。「―を引きてこそ,君が齢を祈りけれ/宴曲集」
ね-の-ほし【子の星】🔗⭐🔉
ね-の-ほし [2] 【子の星】
北極星の異名。
ほととぎす【杜鵑・時鳥・子規・不如帰・杜宇・蜀魂・田鵑】🔗⭐🔉
ほととぎす 【杜鵑・時鳥・子規・不如帰・杜宇・蜀魂・田鵑】
■一■ [3] (名)
(1)ホトトギス目ホトトギス科の鳥。全長約30センチメートル。尾羽が長い。背面は灰褐色。腹面は白色で黒い横斑がある。ウグイスなどの巣にチョコレート色の卵を産み,抱卵と子育てを仮親に託す。鳴き声は鋭く,「テッペンカケタカ」などと聞こえる。夏鳥として渡来し,山林で繁殖して東南アジアに渡る。古来,文学や伝説に多く登場し,卯月(ウヅキ)鳥・早苗(サナエ)鳥・あやめ鳥・橘鳥・時つ鳥・いもせ鳥・たま迎え鳥・しでの田長(タオサ)などの異名がある。[季]夏。《―平安城を筋違に/蕪村》
(2)(「時鳥草」「杜鵑草」「油点草」の文字を当てる)ユリ科の多年草。丘陵や低山の湿った場所に生える。高さ約60センチメートル。葉は互生し,狭長楕円形で基部は茎を抱く。秋,葉腋に白色で紫斑がある花を一〜三個ずつつける。花被片は六個。和名は花の斑を{(1)}の胸の斑に見立てたもの。ほととぎすそう。[季]秋。
■二■ (枕詞)
{■一■(1)}が飛ぶ意から類音の地名「飛幡(トバタ)」にかかる。「―飛幡の浦にしく波のしくしく君を/万葉 3165」
杜鵑■一■(1)
[図]
杜鵑■一■(2)
[図]


み【実・子】🔗⭐🔉
み [0] 【実・子】
〔「み(身)」と同源〕
(1)植物の果実。「―がなる」
(2)植物の種子。「草の―」
(3)汁の中に入れる野菜や肉など。「みそ汁の―」
(4)中身。内容。「―のある話」
おくりむかえ【子供の送り迎えをする】(和英)🔗⭐🔉
おくりむかえ【子供の送り迎えをする】
take a child to and from.
こ【子[児]】(和英)🔗⭐🔉
こうし【子牛】(和英)🔗⭐🔉
こがいしゃ【子会社】(和英)🔗⭐🔉
こがいしゃ【子会社】
a subsidiary[an affiliated]firm[company].
こかぶ【子株】(和英)🔗⭐🔉
こかぶ【子株】
《株》new stocks[shares].
こども【子供】(和英)🔗⭐🔉
こやすがい【子安貝】(和英)🔗⭐🔉
こやすがい【子安貝】
a cowrie.→英和
しいん【子音】(和英)🔗⭐🔉
しいん【子音】
aconsonant.→英和
しおん【子音】(和英)🔗⭐🔉
しおん【子音】
⇒子音(しいん).
しきゅう【子宮】(和英)🔗⭐🔉
ししそんそん【子々孫々に伝える】(和英)🔗⭐🔉
ししそんそん【子々孫々に伝える】
hand down to posterity.〜に至るまで even to one's remotest descendants.
ね【子(年)】(和英)🔗⭐🔉
ね【子(年)】
(the year of) the Rat.
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