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あい-きょう【愛嬌・愛敬】🔗🔉

あい-きょう [3] ―ケウ 【愛嬌】 ・ ―キヤウ 【愛敬】 〔古くは「あいぎょう」。中世後期以降清音化していき,「敬」の意味が薄れるとともに,「嬌」の字も当てられるようになった。→あいぎょう(愛敬)〕 (1)表情や言動が愛らしく,人好きのすること。「―のある娘」 (2)好ましさを感じさせたり,笑いを誘うような言動や表情。愛想。「―を振りまく」「ご―に舞をひとさし」「空振りもほんのご―さ」 (3)商店で客の気を引くために行う,値引き・おまけ・催し物など。

あいきょう-げ【愛敬毛】🔗🔉

あいきょう-げ ―キヤウ― [3] 【愛敬毛】 おくれ毛の称。

あいきょう-の-まもり【愛敬の守り】🔗🔉

あいきょう-の-まもり ―キヤウ― 【愛敬の守り】 江戸時代,婚礼の際に新婦が打掛の上からかけた守り袋。愛染明王の守護札を雌雄の二つに作り,夫婦和合のしるしとする。あいきょうまもり。

あいきょう-の-もちい【愛敬の餅】🔗🔉

あいきょう-の-もちい ―キヤウ―モチヒ 【愛敬の餅】 「三日(ミカ)の餅(モチイ)」に同じ。

あいきょう-び【愛敬日】🔗🔉

あいきょう-び ―キヤウ― [3] 【愛敬日】 ⇒恩恵日(オンケイビ)

あいきょう-べに【愛敬紅】🔗🔉

あいきょう-べに ―キヤウ― [5] 【愛敬紅】 演劇で,役者が耳たぶにつける紅。また,女性が目じりや耳たぶにかすかにさす紅。

あい-ぎょう【愛敬】🔗🔉

あい-ぎょう ―ギヤウ 【愛敬】 〔中世後期以降「あいきょう」とも〕 (1)愛し敬うこと。敬愛。あいけい。「衆人―浅からずして万事心に叶ふべし/万民徳用」 (2)容姿や物言いなどがかわいらしく魅力的なこと。「わが顔にもうつりくるやうに―は匂ひちりて/源氏(野分)」 (3)相手への優しい思いやりがあること。「聞きにくからず,―ありて/徒然 1」 (4)夫婦の結びつき。夫妻の和合。「げに,―のはじめは日えりして聞し召すべき事にこそ/源氏(葵)」 (5)なまめかしさ。媚(コビ)。媚態(ビタイ)。「その縄手には―こぼすな/田植草紙」

あいぎょう-の-そう【愛敬の相】🔗🔉

あいぎょう-の-そう ―ギヤウ―サウ 【愛敬の相】 仏・菩薩の慈愛に満ちた,おだやかな相。阿弥陀如来・地蔵菩薩などの慈相。

あいぎょう-づ・く【愛敬付く】🔗🔉

あいぎょう-づ・く アイギヤウ― 【愛敬付く】 (動カ四) 顔だちやしぐさ,声・性格などに魅力が備わる。「口つきいと―・き,はなやかなるかたちなり/源氏(空蝉)」

あいきょう-らし・い【愛敬らしい】🔗🔉

あいきょう-らし・い アイキヤウ― 【愛敬らしい】 (形) かわいらしい。「かぎやの小じよくめらも―・い/滑稽本・膝栗毛 5」

あい-けい【愛敬】🔗🔉

あい-けい [0] 【愛敬】 (名)スル 心から敬うこと。敬愛。「余は其の詩人を―するなり/欺かざるの記(独歩)」 →あいぎょう(愛敬)

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