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広辞苑の検索結果 (15)

あい‐きょう【愛敬】‥キヤウ🔗🔉

あい‐きょう愛敬‥キヤウ⇒あいぎょう。 ②(「愛嬌」とも書く) ㋐女性や子供などが、にこやかでかわいらしいこと。また、こっけいでほほえましいこと。「―のある娘」 ㋑人に好かれるような愛想や世辞。また、催しごとや物を売るときに添えるもの。座興。おまけ。「―をふりまく」「御―に1曲歌いましょう」 ⇒あいきょう‐あばた【愛敬痘痕】 ⇒あいきょう‐げ【愛敬毛】 ⇒あいきょう‐しょうばい【愛敬商売】 ⇒あいきょう‐づきあい【愛敬付合い】 ⇒あいきょう‐の‐もち【愛敬の餅】 ⇒あいきょう‐べに【愛敬紅】 ⇒あいきょう‐ぼくろ【愛敬黒子】 ⇒あいきょう‐まもり【愛敬守り】 ⇒あいきょう‐もの【愛敬者】 ⇒あいきょう‐わらい【愛敬笑い】

あい‐ぎょう【愛敬】‥ギヤウ🔗🔉

あい‐ぎょう愛敬‥ギヤウ (中世以降、アイキョウとも) ①いつくしみ敬うこと。 ②表情などのかわいらしいこと。宇津保物語楼上上「―こぼるばかりにておはする」 ③なさけがあること。思いやり。落窪物語1「いと―なかりける心持たりける物かな」 ④(「愛行」の意かという)夫婦の和合。源氏物語「げに、―のはじめは、日えりして」 ⇒あいぎょう‐そう【愛敬相】 ⇒あいぎょう‐づ・く【愛敬付く】

あいきょう‐あばた【愛敬痘痕】‥キヤウ‥🔗🔉

あいきょう‐あばた愛敬痘痕‥キヤウ‥ 愛敬を添えるように見える、軽いあばた。 ⇒あい‐きょう【愛敬】

あいきょう‐げ【愛敬毛】‥キヤウ‥🔗🔉

あいきょう‐げ愛敬毛‥キヤウ‥ (顔に愛敬を添えるからいう)女性が鬢びんの毛を頬のあたりに垂らしたもの。 ⇒あい‐きょう【愛敬】

あいきょう‐しょうばい【愛敬商売】‥キヤウシヤウ‥🔗🔉

あいきょう‐しょうばい愛敬商売‥キヤウシヤウ‥ 愛敬がなければ立ちゆかない商売。料理屋の類。 ⇒あい‐きょう【愛敬】

あいぎょう‐そう【愛敬相】‥ギヤウサウ🔗🔉

あいぎょう‐そう愛敬相‥ギヤウサウ 〔仏〕柔和な心と温和な恵みを施す容貌・態度。阿弥陀如来・地蔵菩薩などの相貌にいう。 ⇒あい‐ぎょう【愛敬】

あいきょう‐づきあい【愛敬付合い】‥キヤウ‥アヒ🔗🔉

あいきょう‐づきあい愛敬付合い‥キヤウ‥アヒ 通り一遍のつきあい。なみの交際。 ⇒あい‐きょう【愛敬】

あいぎょう‐づ・く【愛敬付く】‥ギヤウ‥🔗🔉

あいぎょう‐づ・く愛敬付く‥ギヤウ‥ 〔自四〕 表情や態度に魅力が出てくる。 ⇒あい‐ぎょう【愛敬】

あいきょう‐の‐もち【愛敬の餅】‥キヤウ‥🔗🔉

あいきょう‐の‐もち愛敬の餅‥キヤウ‥ 婚礼後3日目の祝いの餅。三日餅みかのもちい⇒あい‐きょう【愛敬】

あいきょう‐べに【愛敬紅】‥キヤウ‥🔗🔉

あいきょう‐べに愛敬紅‥キヤウ‥ 目尻や頬や耳たぶにつけて愛敬を添える紅。 ⇒あい‐きょう【愛敬】

あいきょう‐ぼくろ【愛敬黒子】‥キヤウ‥🔗🔉

あいきょう‐ぼくろ愛敬黒子‥キヤウ‥ 愛敬を添えるように見える、かわいらしいほくろ。 ⇒あい‐きょう【愛敬】

あいきょう‐まもり【愛敬守り】‥キヤウ‥🔗🔉

あいきょう‐まもり愛敬守り‥キヤウ‥ 江戸時代、貴婦人の婚礼の時、新婦が襟にかけたお守り。 ⇒あい‐きょう【愛敬】

あいきょう‐もの【愛敬者】‥キヤウ‥🔗🔉

あいきょう‐もの愛敬者‥キヤウ‥ 愛敬のある振舞いで人からかわいがられる存在。「―の猿」 ⇒あい‐きょう【愛敬】

あいきょう‐わらい【愛敬笑い】‥キヤウワラヒ🔗🔉

あいきょう‐わらい愛敬笑い‥キヤウワラヒ 愛想あいそ笑い。おせじ笑い。 ⇒あい‐きょう【愛敬】

あい‐けい【愛敬】🔗🔉

あい‐けい愛敬】 ①⇒あいぎょう。 ②⇒あいきょう

大辞林の検索結果 (11)

あい-きょう【愛嬌・愛敬】🔗🔉

あい-きょう [3] ―ケウ 【愛嬌】 ・ ―キヤウ 【愛敬】 〔古くは「あいぎょう」。中世後期以降清音化していき,「敬」の意味が薄れるとともに,「嬌」の字も当てられるようになった。→あいぎょう(愛敬)〕 (1)表情や言動が愛らしく,人好きのすること。「―のある娘」 (2)好ましさを感じさせたり,笑いを誘うような言動や表情。愛想。「―を振りまく」「ご―に舞をひとさし」「空振りもほんのご―さ」 (3)商店で客の気を引くために行う,値引き・おまけ・催し物など。

あいきょう-げ【愛敬毛】🔗🔉

あいきょう-げ ―キヤウ― [3] 【愛敬毛】 おくれ毛の称。

あいきょう-の-まもり【愛敬の守り】🔗🔉

あいきょう-の-まもり ―キヤウ― 【愛敬の守り】 江戸時代,婚礼の際に新婦が打掛の上からかけた守り袋。愛染明王の守護札を雌雄の二つに作り,夫婦和合のしるしとする。あいきょうまもり。

あいきょう-の-もちい【愛敬の餅】🔗🔉

あいきょう-の-もちい ―キヤウ―モチヒ 【愛敬の餅】 「三日(ミカ)の餅(モチイ)」に同じ。

あいきょう-び【愛敬日】🔗🔉

あいきょう-び ―キヤウ― [3] 【愛敬日】 ⇒恩恵日(オンケイビ)

あいきょう-べに【愛敬紅】🔗🔉

あいきょう-べに ―キヤウ― [5] 【愛敬紅】 演劇で,役者が耳たぶにつける紅。また,女性が目じりや耳たぶにかすかにさす紅。

あい-ぎょう【愛敬】🔗🔉

あい-ぎょう ―ギヤウ 【愛敬】 〔中世後期以降「あいきょう」とも〕 (1)愛し敬うこと。敬愛。あいけい。「衆人―浅からずして万事心に叶ふべし/万民徳用」 (2)容姿や物言いなどがかわいらしく魅力的なこと。「わが顔にもうつりくるやうに―は匂ひちりて/源氏(野分)」 (3)相手への優しい思いやりがあること。「聞きにくからず,―ありて/徒然 1」 (4)夫婦の結びつき。夫妻の和合。「げに,―のはじめは日えりして聞し召すべき事にこそ/源氏(葵)」 (5)なまめかしさ。媚(コビ)。媚態(ビタイ)。「その縄手には―こぼすな/田植草紙」

あいぎょう-の-そう【愛敬の相】🔗🔉

あいぎょう-の-そう ―ギヤウ―サウ 【愛敬の相】 仏・菩薩の慈愛に満ちた,おだやかな相。阿弥陀如来・地蔵菩薩などの慈相。

あいぎょう-づ・く【愛敬付く】🔗🔉

あいぎょう-づ・く アイギヤウ― 【愛敬付く】 (動カ四) 顔だちやしぐさ,声・性格などに魅力が備わる。「口つきいと―・き,はなやかなるかたちなり/源氏(空蝉)」

あいきょう-らし・い【愛敬らしい】🔗🔉

あいきょう-らし・い アイキヤウ― 【愛敬らしい】 (形) かわいらしい。「かぎやの小じよくめらも―・い/滑稽本・膝栗毛 5」

あい-けい【愛敬】🔗🔉

あい-けい [0] 【愛敬】 (名)スル 心から敬うこと。敬愛。「余は其の詩人を―するなり/欺かざるの記(独歩)」 →あいぎょう(愛敬)

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