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すじり-もじり【捩り捩り】🔗🔉

すじり-もじり スヂリモヂリ 【捩り捩り】 (副) 身をくねらせるさま。あちらこちらへ曲がりくねるさま。「酒の酔や―の千鳥足/貝おほひ」

すじり-もじ・る【捩り捩る】🔗🔉

すじり-もじ・る スヂリモヂル 【捩り捩る】 (動ラ四) (1)身をさまざまにくねらせる。「翁のびあがりかがまりて,…,―・り,ゑい声を出して/宇治拾遺 1」 (2)あちこちへ曲がりくねる。「裏路畦路を―・りて藤井寺/浄瑠璃・冥途の飛脚(下)」

すじ・る【捩る】🔗🔉

すじ・る スヂル 【捩る】 (動ラ四) 身を曲げくねらせる。よじる。「肩ぬぎて,目もあてられず―・りたるを/徒然 175」

ねじ【螺子・捻子・捩子】🔗🔉

ねじ ネヂ [1] 【螺子・捻子・捩子】 〔上一段動詞「捩(ネ)じる」の連用形から〕 (1)物をしめつけて固定したりするのに使う機械部品。円柱の側面に螺旋(ラセン)状に一本あるいは数本の溝を刻んだ雄ねじと,それがちょうどはまるように,円筒状の穴の内面に溝を刻んだ雌ねじとがある。また,円錐の側面に溝を刻んだものもある。 (2)時計などのぜんまいを巻く装置。また,そのぜんまい。

ねじ-あ・う【捩じ合う】🔗🔉

ねじ-あ・う ネヂアフ [0][3] 【捩じ合う】 (動ワ五[ハ四]) 取っ組み合いをする。また,言い争う。「―・つた末は,悪かつた位言はせて/其面影(四迷)」

ねじ-あ・ける【捩じ開ける】🔗🔉

ねじ-あ・ける ネヂ― [4][0] 【捩じ開ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ねぢあ・く ねじってあける。こじあける。「ふたを―・ける」

ねじ-あ・げる【捩じ上げる】🔗🔉

ねじ-あ・げる ネヂ― [4][0] 【捩じ上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ねぢあ・ぐ ひねりながら上へあげる。強くねじる。「腕を―・げる」

ねじ-あやめ【捩菖蒲】🔗🔉

ねじ-あやめ ネヂ― [3] 【捩菖蒲】 アヤメ科の多年草。中国・朝鮮原産。日本では観賞用に栽培。葉は太い根茎上に左右二列につき,線形で,よじれる。春,花茎を立てて,香りのある淡青紫色の花を開く。馬藺(バリン)。[季]春。

ねじ-うめ【捩じ梅】🔗🔉

ねじ-うめ ネヂ― [2] 【捩じ梅】 模様・家紋の一。梅の花びらを芯を中心に捩じったように重ねたもの。 →梅

ねじ-お・る【捩じ折る】🔗🔉

ねじ-お・る ネヂヲル [3] 【捩じ折る】 (動ラ五[四]) ねじって折る。「木の枝を―・る」

ねじ-がい【捩貝】🔗🔉

ねじ-がい ネヂガヒ [2] 【捩貝】 海産の巻貝。殻は高い円錐形で,殻高約3センチメートル。殻表は白色で溝に沿って黒褐色の帯があり,表面に板状のうねが縦走する。イソギンチャクの体液を吸う。房総半島以南に分布。

ねじ-がね【捩金】🔗🔉

ねじ-がね ネヂ― 【捩金】 (1)ねじ曲がった鉄。[日葡] (2)長方形を中央で一回ねじった形をした駄菓子。「お市や―を借りて食ふぢやあねえか/滑稽本・浮世床(初)」

ねじ-き【捩木】🔗🔉

ねじ-き ネヂ― [0] 【捩木】 ツツジ科の落葉小高木。山中に自生。幹はよくねじれる。葉は卵形。六,七月,前年の枝から総状花序を出し,壺(ツボ)状の白花が一列に下を向いてつく。果(サクカ)は扁球形。カシオシミ。

ねじ-き・る【捩じ切る】🔗🔉

ねじ-き・る ネヂ― [3][0] 【捩じ切る】 (動ラ五[四]) 強くねじって切る。「針金を―・る」「―・るばかりに其髭(ソノヒゲ)を拈(ヒネ)りて/金色夜叉(紅葉)」 [可能] ねじきれる

ねじ-く・る【捩くる・捻くる】🔗🔉

ねじ-く・る ネヂ― [3] 【捩くる・捻くる】 ■一■ (動ラ五[四]) ねじって回す。ひねくる。「ハンカチを―・る」「身を―・る」 ■二■ (動ラ下二) ⇒ねじくれる

ねじ-く・れる【拗くれる・捩くれる】🔗🔉

ねじ-く・れる ネヂ― [4] 【拗くれる・捩くれる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ねぢく・る (1)物の形がゆがんだり曲がったりする。ねじれる。「風で―・れた枝」 (2)心が素直でない。ひねくれる。ねじける。「性質が―・れている」

ねじ-こ・む【捩じ込む・捻じ込む】🔗🔉

ねじ-こ・む ネヂ― [3][0] 【捩じ込む・捻じ込む】 (動マ五[四]) (1)ねじって中へ入れる。「木ねじを―・む」 (2)無理に入れる。強引に押し込む。「一万円札を無造作にズボンのポケットに―・む」「帽子を懐に―・んだ/俳諧師(虚子)」 (3)苦情を言いに押しかける。押しかけて行って強く抗議する。「ピアノの音がうるさい,と―・まれた」「新聞社に―・んで記事の訂正を求める」 [可能] ねじこめる

ねじ-じょうご【捩ぢ上戸・拗ぢ上戸】🔗🔉

ねじ-じょうご ネヂジヤウゴ 【捩ぢ上戸・拗ぢ上戸】 酒に酔うと,人にからむ癖。また,その癖のある人。「―句読のきれぬくだをまき/柳多留 35」

ねじ-たお・す【捩じ倒す】🔗🔉

ねじ-たお・す ネヂタフス [4][0] 【捩じ倒す】 (動サ五[四]) ねじって倒す。ねじりたおす。

ねじ-つ・ける【捩じ付ける・捻じ付ける】🔗🔉

ねじ-つ・ける ネヂ― [4] 【捩じ付ける・捻じ付ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ねぢつ・く ねじって押しつける。むりやり押しつける。「女から身を―・けるやうにされて/煤煙(草平)」

ねじ-と・る【捩じ取る】🔗🔉

ねじ-と・る ネヂ― [0][3] 【捩じ取る】 (動ラ五[四]) ねじってむりやりとる。もぎとる。「梯子を―・り力任せに敵の群れる只中へ投遣りつ/鉄仮面(涙香)」

ねじ-はちまき【捩じ鉢巻き】🔗🔉

ねじ-はちまき ネヂ― [4] 【捩じ鉢巻き】 (名)スル 「ねじりはちまき」に同じ。「―する男子のそばから/たけくらべ(一葉)」

ねじ-ばな【捩花】🔗🔉

ねじ-ばな ネヂ― [0] 【捩花】 ラン科の多年草。原野や芝生地などに多い。葉は披針形。五,六月ごろ,約15センチメートルの花茎を出し,淡紅色の小花を螺旋(ラセン)状に密生する。モジズリ。モジバナ。ネジレバナ。[季]夏。 捩花 [図]

ねじ-ふ・せる【捩じ伏せる】🔗🔉

ねじ-ふ・せる ネヂ― [4][0] 【捩じ伏せる】 (動サ下一)[文]サ下二 ねぢふ・す (1)腕などをつかんで倒し,押さえつける。「どろぼうを―・せた」 (2)強引なやり方で屈服させる。「反対意見を―・せる」

ねじ-ま・げる【捩じ曲げる】🔗🔉

ねじ-ま・げる ネヂ― [0] 【捩じ曲げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 ねぢま・ぐ ねじって曲げる。むりに曲げる。「針金を―・げる」「事実を―・げる」

ねじ-む・く【捩じ向く】🔗🔉

ねじ-む・く ネヂ― [0][3] 【捩じ向く】 ■一■ (動カ五[四]) からだをねじって,その方向に向く。「後を―・けば宮と面(オモテ)を合せたり/金色夜叉(紅葉)」 ■二■ (動カ下二) ⇒ねじむける

ねじ-む・ける【捩じ向ける】🔗🔉

ねじ-む・ける ネヂ― [0][4] 【捩じ向ける】 (動カ下一)[文]カ下二 ねぢむ・く ねじって,ある方向へ向かせる。「ぐいと顔を―・ける」「腰を掛けたなり椅子を―・け/社会百面相(魯庵)」

ねじり【捩り】🔗🔉

ねじり ネヂリ [3] 【捩り】 (1)ねじること。 (2)糸(カセイト)をねじってひとくくりとしたもの。

ねじり-ばかり【捩り秤】🔗🔉

ねじり-ばかり ネヂリ― [4] 【捩り秤】 ねじれの角度が加わった偶力のモーメントの大きさに比例することを利用して,微小な力のモーメントの大きさを測定する装置。金属や石英の細い糸で物体をつるし,これに偶力が加わったときのねじれの角度を測る。

ねじり-はちまき【捩り鉢巻き】🔗🔉

ねじり-はちまき ネヂリ― [5] 【捩り鉢巻き】 (名)スル 手ぬぐいをねじって頭に巻き,額の横で挟んでとめた鉢巻。ねじはちまき。「―した若い衆」

ねじり-ふりこ【捩り振(り)子】🔗🔉

ねじり-ふりこ ネヂリ― [4] 【捩り振(り)子】 細い針金の上端を固定して鉛直につるし,下端に錘(オモリ)をつけ鉛直線を軸としてねじって放し,ねじれ振動を行わせる装置。その針金の剛性率を求めるのに使われる。ねじれ振り子。

ねじり-あ・げる【捩じり上げる】🔗🔉

ねじり-あ・げる ネヂリ― [5][0] 【捩じり上げる】 (動ガ下一) 「ねじあげる」に同じ。「相手の腕を―・げる」

ねじ・る【捩る・捻る・拗る】🔗🔉

ねじ・る ネヂル [2] 【捩る・捻る・拗る】 ■一■ (動ラ五[四]) 〔上二段動詞「捩(ネ)づ」の四段化。近世以降の語〕 (1)細長い物の両端を,互いに逆の方向に力を加えて回す。また,一方を押さえて他方に力を加えて回す。ひねり曲げる。「腕を―・る」「体を左右に―・る」 (2)栓などを右または左に回す。ひねる。「ガス栓を―・る」 [可能] ねじれる ■二■ (動ラ下二) ⇒ねじれる

ね・じる【捩じる・捻じる・拗じる】🔗🔉

ね・じる ネヂル [2] 【捩じる・捻じる・拗じる】 (動ザ上一)[文]ダ上二 ね・づ (1)「捩(ネジ)る(五段活用){■一■(1)}」に同じ。現代語では,「ねじ切る」「ねじこむ」「ねじ曲げる」など,主として複合語の中で用いられる。「雁の頸を―・ぢて殺して/今昔 10」 (2)「捩(ネジ)れる」に同じ。「柱ガ―・ヂタ/日葡」

ねじれ【捩れ・捻れ・拗れ】🔗🔉

ねじれ ネヂレ [3] 【捩れ・捻れ・拗れ】 (1)ねじれること。また,ねじれたもの。「綱の―を直す」 (2)〔物〕 一端を固定した柱状の物体に,中心軸を軸とする偶力が加えられたとき,その物体に起こる変形。

ねじれ-ぎり【捩れ錐】🔗🔉

ねじれ-ぎり ネヂレ― [3] 【捩れ錐】 ⇒ツイスト-ドリル

ねじれ-の-いち【捩れの位置】🔗🔉

ねじれ-の-いち ネヂレ―チ 【捩れの位置】 〔数〕 空間の二直線が同一平面上にないこと。

ねじれ-ばかり【捩れ秤】🔗🔉

ねじれ-ばかり ネヂレ― [4] 【捩れ秤】 ⇒捩り秤

ねじれ-ふりこ【捩れ振(り)子】🔗🔉

ねじれ-ふりこ ネヂレ― [4] 【捩れ振(り)子】 ⇒捩り振り子

ねじ・れる【捩れる・捻れる・拗れる】🔗🔉

ねじ・れる ネヂレル [3] 【捩れる・捻れる・拗れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 ねぢ・る (1)ねじった状態になる。「ネクタイが―・れている」 (2)人の心が素直でなくなる。ひねくれる。ねじける。「―・れた根性」 (3)筋の通らない状態になる。「文脈が―・れている」

ね・ず【捩づ・捻づ・拗づ】🔗🔉

ね・ず ネヅ 【捩づ・捻づ・拗づ】 (動ダ上二) ⇒ねじる(動ザ上一)

もじ-ずり【捩摺】🔗🔉

もじ-ずり モヂ― [2][0] 【捩摺】 (1)ネジバナの別名。捩摺草(モジズリソウ)とも。[季]夏。 (2)「忍ぶ摺(ズ)り」に同じ。

もじり【捩り・り】🔗🔉

もじり モヂリ [3] 【捩り・り】 〔動詞「捩(モジ)る」の連用形から〕 (1)著名な文句などを変えて,滑稽な,または風刺的な言い回しにしたもの。 →パロディー (2)言語遊戯の一。言葉の語句や音調を同音または音の近い他の語に言いかけること。地口・語呂などの類。 (3)雑俳で,笠付けの一。中七文字に掛詞的技巧を加え一句を仕立てる形式。「下手の的あたりにくいぞ置き火燵(ゴタツ)」の類。 (4)男性が和服の上に着る角袖の外套(ガイトウ)。 (5)「錐(モジギリ)」に同じ。《》 (6)袖搦(ガラ)みの別名。《》「手ん手に取り巻く鼻捻(ハナネジ)・突棒(ツクボウ)さすまた・―・琴柱(コトジ)/浄瑠璃・関八州繋馬」

もじり-そで【捩り袖】🔗🔉

もじり-そで モヂリ― [3] 【捩り袖】 筒袖の一種。袂(タモト)の部分を斜めに折り上げた袖。

もじ・る【捩る】🔗🔉

もじ・る モヂル [2] 【捩る】 ■一■ (動ラ五[四]) (1)笑いや風刺のため,他の著名な文句などに似せて表現する。「『古今和歌集』を―・って『故混(ココン)馬鹿集』という」 (2)ねじる。よじる。「すじり―・り,えい声を出して/宇治拾遺 1」 [可能] もじれる ■二■ (動ラ下二) ⇒もじれる

もじ・れる【捩れる】🔗🔉

もじ・れる モヂレル 【捩れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 もぢ・る 〔中世・近世語〕 ねじれる。よじれる。「十二筋の縄たて横に―・れて/三冊子」

よじ-く・れる【捩くれる】🔗🔉

よじ-く・れる ヨヂ― 【捩くれる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 よぢく・る 〔近世江戸語〕 ねじれる。よじれる。また,ひねくれる。「―・れた挨拶をしなさらずと/洒落本・船頭部屋」

よじり-ふどう【捩り不動】🔗🔉

よじり-ふどう ヨヂリ― [4] 【捩り不動】 背後の火炎がよじれている不動像。

よじ・る【捩る】🔗🔉

よじ・る ヨヂル [2] 【捩る】 ■一■ (動ラ五[四]) ひねり曲げる。ねじる。ひねる。「こよりを―・る」「身を―・って笑う」「縄ヲ―・ル/ヘボン」 [可能] よじれる ■二■ (動ラ下二) ⇒よじれる

よじれ【捩れ】🔗🔉

よじれ ヨヂレ [3] 【捩れ】 よじれること。ねじれ。

よじ・れる【捩れる】🔗🔉

よじ・れる ヨヂレル [3] 【捩れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 よぢ・る ねじれ曲がる。ねじれる。「帯が―・れる」「腹の皮が―・れる」

ねじ【捩子】(和英)🔗🔉

ねじ【捩子】 a screw.→英和 〜で締める screw up[down].〜釘 a screw.→英和

ねじあける【捩じ開ける】(和英)🔗🔉

ねじあける【捩じ開ける】 ⇒こじ開ける.

ねじおる【捩じ折る】(和英)🔗🔉

ねじおる【捩じ折る】 break[twist]off.

ねじきる【捩じ切る】(和英)🔗🔉

ねじきる【捩じ切る】 twist off.

ねじこむ【捩じ込む】(和英)🔗🔉

ねじこむ【捩じ込む】 (1)[ねじを]screw in;thrust(押し込む).→英和 (2)[抗議]protest.→英和

ねじふせる【捩じ伏せる】(和英)🔗🔉

ねじふせる【捩じ伏せる】 holddown;subdue.→英和

ねじまげる【捩じ曲げる】(和英)🔗🔉

ねじまげる【捩じ曲げる】 twist.→英和

ねじまわし【捩子回し】(和英)🔗🔉

ねじまわし【捩子回し】 a screwdriver.→英和

ねじる【捩る】(和英)🔗🔉

ねじる【捩る】 twist;→英和 screw (ねじを);→英和 distort (ゆがめる).→英和 栓を捩じって水を出す(止める) turn on (off) the faucet.→英和

もじり【捩り】(和英)🔗🔉

もじり【捩り】 parody.→英和 捩り歌[文]a parody.→英和

もじる【捩る】(和英)🔗🔉

もじる【捩る】 (make a) parody (of).→英和

よじる【捩る】(和英)🔗🔉

よじる【捩る】 ⇒拗(ねじ)る.

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