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はか-な【果無・果敢無・儚】🔗🔉

はか-な 【果無・果敢無・儚】 形容詞「はかなし」の語幹。「夢をはかなみまどろめばいや―にもなりまさるかな/古今(恋三)」

はかな-ごと【果無事】🔗🔉

はかな-ごと 【果無事】 「はかなしごと」に同じ。「かかる身をもちて,なぞこの―は/宇津保(菊の宴)」

はかな-もの【果無者】🔗🔉

はかな-もの 【果無者】 つまらないもの。「悪霊は執念(シユウネ)きやうなれど,業障にまとはれたる―なり/源氏(夕霧)」

はかな・い【果無い・果敢無い・儚い】🔗🔉

はかな・い [3] 【果無い・果敢無い・儚い】 (形)[文]ク はかな・し (1)消えてなくなりやすい。もろくて長続きしない。「人生は―・い」「―・い命」「―・い恋」 (2)不確かであてにならない。実現の可能性が乏しい。「―・い希望をいだく」 (3)何のかいもない。無益だ。「行く水に数書くよりも―・きは思はぬ人を思ふなりけり/古今(恋一)」 (4)大したものでない。取り立てるほどのものでない。「をかしき事も世の―・き事も,うらなく言ひ慰まんこそ/徒然 12」 (5)思慮・分別が十分でない。愚かだ。「日本の人は―・し。虎にくはれなん/宇治拾遺 12」 (6)みすぼらしい。卑しい。「長谷に詣でて,いと―・き家にとまりたりしに/枕草子 228」 〔原義は「はか(捗)無し」の意〕 [派生] ――が・る(動ラ五[四])――げ(形動)――さ(名)

はかな・し【果無し・果敢無し】🔗🔉

はかな・し 【果無し・果敢無し】 (形ク) ⇒はかない

はかなし-ごと【果無し事】🔗🔉

はかなし-ごと 【果無し事】 特に取り立てていうほどでもないこと。とりとめのないこと。はかなごと。「今宵は少しうちとけて―なども言ふ/源氏(竹河)」

はかな・ぶ【果無ぶ】🔗🔉

はかな・ぶ 【果無ぶ】 (動バ上二) 頼りなく見える。「―・びたるこそ女はらうたけれ/源氏(夕顔)」

はかな・む【果無む・儚む】🔗🔉

はかな・む [3] 【果無む・儚む】 (動マ五[四]) はかないと思う。「世を―・む」

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