もりた 【森田】 姓氏の一。

もりた-ざ 【森田座】 歌舞伎劇場。江戸三座の一。1660年，森田太郎兵衛が木挽町に開設，1843年猿若町に移転。代々，森田勘弥が座元であった。56年「守田座」と改め，75年（明治8）新富座と改称。

もりた-しけん 【森田思軒】 (1861-1897) 翻訳家・ジャーナリスト。備中生まれ。本名は文蔵。矢野竜渓に師事。「郵便報知」「万朝報」などにユゴーやベルヌなどの翻訳を発表した。

もりた-そうへい ―サウヘイ 【森田草平】 (1881-1949) 小説家・翻訳家。岐阜県生まれ。本名は米松。東京帝大文科大学卒。夏目漱石に師事。「煤煙」で文壇に登場，「初恋」「輪廻」などを書き，晩年は歴史小説に進んだ。代表作に評伝「夏目漱石」，歴史小説「細川ガラシヤ夫人」

もりた-まさたけ 【森田正馬】 (1874-1938) 精神科医。高知県生まれ。東京慈恵会医大教授。森田療法を創始。

もりた-りゅう ―リウ 【森田流】 能の笛方の流儀。森田庄兵衛光吉を流祖とする。江戸時代は主として観世座付きで，公儀と紀州家に仕えた。

もりた-りょうほう ―レウハフ [4] 【森田療法】 森田正馬(マサタケ)が創始した心理療法。臥褥(ガジヨク)・作業を計画的に行い，事物を「あるがまま」に受け入れることを目指す。